リベラル国民の拡大・結集で憲法改悪阻止!(57)

《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》

《降りやまぬ砲声:工兵部隊馬場喜八大佐 ガダルカナル島撤退直前の短歌
─ 絶え間なく砲撃の音いとはげし眠っては起き眠っては起き ─》

 第二次世界大戦で日米両軍が激突、日本軍が敗北に向かう転換点となったガダルカナル島の戦いに派遣された工兵部隊の馬場喜八大佐は、短歌で兵士達の心情や悲惨な状況を訴えていた。一方、公文書である報告書では、冷静に現地の情勢を報告している。

<ガ島撤退直前の短歌>

 馬場大佐は、現地で兵士を通す道を熱帯雨林に切り開く等の任務についていた。
 西原八三郎少将と馬場大佐が所属していた第4工兵隊は1942年3月の司令部編成以来、旧満州(現中国東北部)やラバウル(現パプアニューギニア)を転戦。その間に2人は親交を深め、信頼の厚い馬場大佐が「一騎当千」の先発員に選ばれたものとみられる。
 馬場大佐は43年1月5日付の報告書を「十二月十三日現地到着以来一同志気旺盛」と起筆したものの、道路補修や陣地補強のための地形偵察はまだ実施されていないと伝達。
 更に食糧配給が定量の6分の1である1日1合の精米と少量の塩または粉醤油であると記載した。兵士達は片道約6キロの道を越えて集めた海水を使ったり、野草を採取したりして落ち着かない日々を送り、マラリア等で寝込んでいることも詳述されている。
 「米軍が記録したガダルカナルの戦い」等の著作がある太平洋戦争研究会代表の平塚柾緒さんは「戦場から引き揚げてきた兵士達の回想録はあるが、それは全体の僅か。大半の記録が埋もれてしまっている。敗戦時に軍の多くの公文書も破棄された。今回見つかった報告書は、2月上旬の日本軍撤退直前の現地部隊の様子を知る事ができる貴重な資料だ」と話す。馬場大佐の短歌の後ろには、西原少将のものと思われる別の筆跡で「かねてより聞けるガ島の辛苦をば部下(友)の便りに眼にも見るごと」といった歌も書き加えられている。報告書等を保管している久保慎一さんは「短歌や俳句が盛んな松山出身の西原少将には、歌の素養があったのでは」と推測。「本音を吐露した馬場大佐の歌に心を打たれたので大事に手元に残していたのだろう。ご親族の方が、おられば渡ししたい」と話している。
◇ガダルカナル島で詠まれた馬場大佐の主な短歌、俳句(表記は原文のまま)
・山に寝ね食は足らねど将兵(ツワモノ)は只一筋に銃執って起つ
・爆撃の音を聞きつゝ天空を不安に見上ぐいぢらしき顔
・砲爆が終るそばから夕立に今日も暮れ行く森の正月

・三千里離れ小島に起居(おきふす)すもひたすら祈る君が身の幸
・「パパイヤ」と椰子の新芽を糧として細々送る新戦場
・削りつゝ日々に細まる鰹節我身を削る思ひこそすれ
・一発にのしついて返る五十発


《【反戦・不戦】政府:巡航ミサイル迎撃を検討!陸上イージス利用と言っているが、敵国がどこに着弾させるか分からない以上、軌道計算は不可能》

<毎日:「政府巡航ミサイル迎撃を検討-陸上イージス利用」>

 政府は陸上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の導入に当たり、朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」)からの弾道ミサイルに加え、他国から日本を狙う巡航ミサイルを迎撃対象とする検討に入った。弾道ミサイルと巡航ミサイルのどちらにも対応可能な次期迎撃ミサイル「SM6」の導入を念頭に置く。イージス・アショアの視察のため米ハワイ州カウアイ島を訪れた小野寺五典防衛相は10日(日本時間11日)、「弾道ミサイル防衛ということで考えているが、いずれ日本に来る巡航ミサイルを含め、総合的に役立つ基礎的なインフラに発展させていきたい」と記者団に語り、巡航ミサイル対応が視野にある事を明らかにした。海上自衛隊のイージス艦に搭載されている現在の迎撃ミサイル「SM3」は、弾道ミサイルにのみ対応。弾道ミサイルは、燃焼を終えた後、弾頭部分が大気圏外で放物線を描いて落下する。SM3は、この大気圏外にある弾頭を撃ち落とす仕組みだ。
 一方、巡航ミサイルは、レーダーが捕捉しにくい低空を飛び、発射した後に飛行経路を変更することが可能で、状況によっては、探知は難しい。米海軍のSM6は既に運用可能な段階に達したとされる。政府は、新たな「防衛計画の大綱」を年内に策定する予定で、ミサイル防衛の対象拡大の必要性等について議論する方向だ。

<評価>

・中国、北朝鮮のミサイルを防衛する事は理論上無理である。私達が防衛しなければならないケースは、仮想敵国が日本の政治・経済・社会の中心地に撃ってきた時であるが、最終着弾地点が不明な時には軌道計算は出来ない。軌道計算が出来ないミサイルを撃墜出来ない。
・中国は日本攻撃可能のミサイル1200以上保有。北ノドン300発、敵が何発撃ってくると思っているのか。これらの量に対応できる迎撃ミサイルは配備できない。
・意味のないショーウインドー的迎撃ミサイルを配備しても実質防衛には寄与しない。
・PAC3の射程は15-20キロ、陸上配備のイージス射程は500キロ、500キロ上空のミサイルを打ち落とす事を考えて見よう。PAC3の速度はマッハ5秒速1800メートルである。
 他方弾道ミサイルが500キロ上空の時には秒速2000キロから3000キロである。
 基本的に迎撃ミサイルは弾道ミサイルより速度が遅い。だが速度が同じであると想定しよう。A地点にいる弾道ミサイルを打ち落とす決断をしたとしよう。迎撃ミサイルが500キロ上空に到達する際には弾道ミサイルは当然、別の地点に移動している。
 弾道ミサイルの方が、速度が速いから少なくとも500キロ以上離れた所Bにいる。
 このBを高さ、緯度経度で予測できることはありえない。A地点にいるのを見て500キロ先のどこかに、めがけて撃って撃墜する、そんな事はありえない。(孫崎享のつぶやき)


《【日韓外交-破綻】安倍薄っぺら外交と日韓合意-破綻》

 安倍(外交音痴)首相が「最終的かつ不可逆的」と胸を張った合意内容が事実上、破棄された。韓国の文在寅政権は9日、2015年12月28日の従軍慰安婦問題を巡る日韓合意に関する新方針を発表した。合意に基づき日本政府が拠出した10億円を日本に返すべきだとの一部元慰安婦らの主張を踏まえ、韓国政府の予算で同額を拠出。
 日本の拠出金は凍結し、扱いを今後、日本政府と協議すると表明した。
 10億円で韓国政府が設立した「和解・癒やし財団」の活動も当面、凍結される。
 昨年5月の大統領選で文氏は「日韓合意は誤りだ」として再交渉を公約。
 10日の年頭会見で再交渉の公約は撤回したものの、新方針は合意の破棄を回避しながら、その内容を無効化したも同然だ。新方針に日本政府は猛反発。菅官房長官は「最終的、不可逆的(管理者:この用語使用は誤用)な合意だ。一ミリたりとも動かすことは考えていない」と青筋を立て、外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は韓国の駐日次席公使を外務省に呼んで抗議。韓国でも大使館ルートを通じて同様に抗議した。
 官邸幹部は平昌五輪への安倍(外交音痴)首相出席は「あり得ない」との見方すら示しているというが、歴史家は、この結末を見抜いていた。歴史作家の保阪正康氏は、日韓合意について「言葉は悪いが野合です」と断じていた。その理由は、従軍慰安婦問題について日韓両政府が歴史的検証を行った上で、合意した訳ではなかったからだ。
 日韓合意を巡って文政権は昨年12月、外相直属の検証作業部会の報告書を発表。
 合意の最大の問題点を「被害者中心のアプローチ」の不足だったと指摘、文大統領も「重大な欠陥があった」と批判していた。元慰安婦の意見を集約せず、慰安婦問題の歴史的な真相究明もなされないまま、日韓合意に至ったワケは単純だ。
 当時、完全に冷え込んでいた日韓関係を懸念したオバマ米大統領の要請に、安倍(外交音痴)政権が渋々、従ったに過ぎなかったためである。

■米国の命令に嫌々、従っただけの異例の合意

 15年11月の日中韓サミットの機会に、安倍(外交音痴)首相と朴槿恵大統領(当時)が各々、就任後、初めて臨んだ日韓首脳会談から、慰安婦問題の協議は加速化。
 たった1カ月ちょっとの急ピッチで協議を重ね、年末のドサクサに合意を発表したのだ。
 しかも合意内容について公式な文書を交わす事もなく、日韓の両外相が共同記者会見を開いて発表しただけ。日韓合意は安倍(外交音痴)政権が、米国の御機嫌を伺うための「その場凌ぎ」で、保阪氏が指摘した通り「野合」に過ぎなかったのだ。
 綻びは当然の結果なのである。元外交官の天木直人氏はこう指摘する。「公式文書も残さずに『最終的不可逆的合意』と言い張る安倍(外交音痴)政権の神経を疑います。韓国政府に合意の長期的な順守を求めるのなら、口頭の合意だけでなく、関係者の署名を残し、条約の形式を取って国会で審議し、日韓両国の行政府に限らず、立法府も巻き込んだ合意を形成すべきでした。しかも韓国政府が求めた安倍(外交音痴)首相による元慰安婦への謝罪の手紙等の追加措置も、安倍(外交音痴)政権は『最終的不可逆的合意』を理由に突っぱねてきた。果たして安倍(外交音痴)首相は元慰安婦に本気で謝罪する気持ちがあったのか。米国の命令に従っただけの合意なら『仏作って魂入れず』で、韓国世論の反発が高まるのも自然の流れです」文大統領は年頭会見で「日本が心から謝罪する等して、被害者達が許す事ができた時が本当の解決だ」と強調したが、従軍慰安婦について「どこの国にもあった」「あれは職業だった」と過去に方便し放っていたのが「安倍」その人だ。
 ハナから歴史と真摯に向き合おうとしない姿勢を見透かされ、安倍は文政権に「最終的不可逆的合意」をひっくり返されたのだ。まさに自業自得だ。

<常に目先だけの行き当たりばったり外交>

 韓国の新方針に安倍(外交音痴)政権は自分達の非を顧みず、怒り心頭になって激しい言葉をぶつけている。河野外相は「合意は国と国との約束。政権が代わっても、責任を持って実施しなければならない」と吠えていたが、お門違いも甚だしい。
 むろん、いかなる形の合意であれ、国家間の約束は順守するのがスジだ。但し国民世論の強い関心事項であれば、政権交代が起こった時には新たな対応を打ち出すのは当然とも言える。「例えば米国がトランプ政権に代わった途端、TPP参加合意を覆し、離脱しました。当時、安倍政権は『前政権と異なる対応』を理由に猛抗議しましたか。今回の韓国への激しい怒りとは違って、黙って見過ごしただけでした。安倍外交は相手の国力を見て、強い者には従い、弱い者は挫くというダブルスタンダード。こんな二枚舌外交は国際社会の信頼を失うだけです」(政治学者・五十嵐仁氏)オバマ大統領の要請に嫌々付き合った日韓合意が典型的だが、いつだって安倍外交は行き当たりばったり。
 目先の事しか考えない「その場凌ぎ」の連続である。安倍はロシアのプーチン大統領とは、ファーストネームの「ウラジーミル」と呼ぶほどの親交を自慢したが、プーチンはファーストネーム等で呼ばず、安倍一人の「親交パフォーマンス」だった。
 「我々の世代で終止符を打たなければならない」と勇ましく北方領土権問題の解決を呼びかけたが、結果は承知の通り。16年12月のプーチン来日時には地元・山口県の温泉旅館等で散々もてなしたのに、3000億円の経済協力を差し上げただけ。
 領土権問題は「北方領有権を日本に『贈与』したとして、そこに米軍基地は、おかないのか?」と強弁され、押し黙ったままで、何の進展もなかったのが真相だ。
 米国のトランプ大統領とも安倍は「ドナルド」「シンゾー」と呼び合う仲らしいが、日米外交は常にトランプの顔色を窺っているだけ。トランプに言われるがまま、場当たり的に無用で高額の武器を米国から買い捲っているが、もはや国家経済破綻寸前!
 米軍機の相次ぐ事故やトラブルに抗議すらできない薄っぺらな関係だ。
 それでも「米国と日本は100%ともにある」らしい(笑)。

■八方ふさがりで孤立の道へ、まっしぐら

 地球儀俯瞰外交と称した「中国包囲網」の構築も、行き当たりばったりの連続で完全に破綻。就任5年目にして、習近平体制との関係の再構築を余儀なくされる有様だ。
 「外交の安倍」を自認しながら、ハッキリ言って実績はゼロ。いつも口先だけで何一つ外交成果を上げていない。そして最も危ういのが北朝鮮への外交姿勢だ。
 9日には南北閣僚級会談を開催し、北朝鮮が平昌五輪への参加を正式表明。
 あのトランプでさえ「適切な時期に米国も参加するだろう。そうした対話から何かが生まれるのであれば、全人類にとって素晴らしいことだ」と「欺瞞的」といえども一応、リップサービスをしているが、安倍(外交音痴)政権は相変わらず圧力一辺倒。
 10日も「北朝鮮の政策を変えさせるために、あらゆる手段を講じて、圧力をかけていく」(菅官房長官)と、圧力強化路線の堅持を強調した。日本の対北圧力路線は米国にハシゴを外されたら八方ふさがり。日韓合意に固執するのも問題で、世界規模でセクハラが政治問題化する中、日本が慰安婦問題で「不当文句」を言えば言うほど、既に海外メディアから『安倍政権はセクハラだ』と非難囂々だ。前出の五十嵐仁氏は「安倍政権がこの期に及んで圧力強化を打ち出すのは、北朝鮮の脅威を9条改憲に利用したいだけ。目先の事しか考えない『その場凌ぎ』のオソマツ外交を物語っています」とバッサリだ。
 国民も口先首相の正体に気づかなければ「国際社会からの日本の孤立化」という国難が待つのみである。(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:総合編集)
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《「旅券没収と渡航制限付き旅券」撤回訴訟:本ブログ読者:フリーカメラマン杉本祐一さん支援のお願い》

<「旅券没収と渡航制限付き旅券発給の経過と争点/旅券強制没収の経過/裁判の経過と情勢報告等」については、昨年9/10の本ブログ【「叛-安倍」リベラル勢力の総結集!(1-27)】「ご案内コーナー」を、ご一読ください。なお現在は、最高裁に上告・審理中です>
〔杉本祐一裁判支援カンパを、よろしくお願いいたします。〕
① フリーカメラマン杉本祐一の裁判を支える会 代表 杉本祐一
 フリーカメラマン スギモト ユウイチ 店番231 普通 口座番号1691517/第四銀行白山支店
② 他銀行からゆうちょ銀行への振り込みの場合
 ゆうちょ銀行 口座名義フリーカメラマン杉本祐一と友の会 店名一二八 店番128
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(民守 正義)