リベラル国民の拡大・結集で憲法改悪阻止!(45)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《安倍政権の大軍拡「南西諸島防衛」は中国封じ込め:カネ目当ての戦争政策》
安倍政権の下、軍事費は天井知らずの右肩上がりを続け、2018年度予算で6年連続増、過去最高額の5兆2千億円が見込まれる。朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」)の核・ミサイル開発「対策」と並んで巨額の費用を投じるのは離島防衛を口実とした自衛隊配備の「南西シフト」だ。だがこれは、住民の生命・財産を守るためのものではない。狙いは中国封じ込めにある。東アジアの地図を上下逆にして、中国視点で見れば分かりやすい。
<海上輸送路巡り軍事的緊張>
中国にとって台湾から琉球弧、日本列島、千島列島に至る線は海洋進出の障壁だ。
点在する島々の間で海上封鎖や臨検が行なわれると中国艦船は太平洋との間を自由に往来できない。海上輸送路確保のためとして、中国はこれまで南シナ海の南沙諸島等の島々を自国領であると主張し、中国人民軍は「第一列島線」として南シナ海を囲む防衛戦を設定。
近年、岩礁を埋め立て、軍事基地建設を進めてきた。尖閣諸島領有の主張も、周辺の資源と共に海路確保の目的もある。中国もまた、日本が「シーレーン」とする南シナ海からインド洋を経て中東・アフリカへと向かうからだ。一方、安倍は現実に自衛隊南西シフトで奄美大島から沖縄島・先島諸島に至るレーダー網や地対艦ミサイル等を配備する。
しかも日本海では日常茶飯事のように日米・米韓軍事演習が展開される。
中国にとって軍事的脅威だ。世界第2位の経済大国・中国は、輸出額世界1位(2016年・国連貿易開発会議)で、貿易を支える海上物流も世界1位で2億394TEU(2014年現在。1TEUは20フィートコンテナ1個分)。2位の米国4649万TEUの4倍にも上る。
世界主要港コンテナ取扱量上位10港の内7港が中国だ。また急成長を支える原油消費量は世界2位の1197万バレルだが、国内生産ではその3分の1しかカバーできず、輸入先は多い順に中東(52%)、アフリカ(22%)、ロシア(13%)、南米(11%)となっている。対アフリカ輸出額は中国が90億ドルで世界1位。2位フランス30億ドルの3倍にも上る。南シナ海経由の輸送航路確保が軍事的海洋進出の背景だ。
<インド洋でも合同演習>
中東、アフリカ、欧州を目指し、南シナ海を抜けるとインド洋が広がる。中国は香港からスーダンに至る海路で、ビルマ、バングラデシュ、スリランカ、パキスタン等と友好関係を結び多額の投資で港湾を整備(真珠の首飾り戦略)、スリランカと軍事訓練を行い、潜水艦を巡回させるようになった。「首飾り」は中国と欧州までを結ぶ陸のシルクロードと海のシルクロードを構築する「一帯一路構想」の海上ルートに当たる。中国の「首飾り」で包囲されたインドは、これに対抗して周辺国に投資。日米と共に「首飾り」の外を取り巻く「ダイヤのネックレス構想」で中国封じ込めに動いた。安倍も日本、ハワイ、オーストラリア、インドを結び中国を封じ込める「民主的安保ダイヤモンド構想」をぶち上げ、軍事的包囲網に力を入れた。
オーストラリアへ潜水艦を売ろうとしたのも、日印原子力協定を結んだのも中国封じ込めと密接に関わる。軍事的にも自衛隊はインド洋で英国、インド、米国と合同軍事演習を行い、中国封じ込めを画策している。
<グローバル資本の権益争い>
米国と日本が強い影響力を持つ世界銀行やアジア開発銀行に対抗し、豊富な資金を背景に中国はアジア開発投資銀行設立を呼びかけ、加入国はアジア、アフリカ、南米、欧州、カナダ、オーストラリア、ロシア等の70か国に及ぶ。だが日米は加入せず置き去りだ。
11月のAPEC(アジア太平洋経済協力)では、日米より中国の演説が目立った。
アフリカ大陸での影響力も中国に大きく水をあけられている。安倍は中国の海洋進出に対し、尤もらしく「法の支配」を持ち出す。だが本音は、日米を中心とした軍事同盟を軸に中国の影響力拡大を抑える事にある。「自衛隊南西シフト」もその一環であり、住民の意思を無視し、予那国島、石垣島、宮古島に異常なほど性急に自衛隊配備を強行してミサイル基地建設を進めようとしている。武力を背景に覇権を求める姿勢に本質的に違いはない。
軍事を背景にしたグローバル資本間の権益争いだ。安倍軍拡はカネ儲けのために、民衆を戦争の危機に晒している。(週刊MDS)
《【安倍権力レイプ】詩織さんレイプ事件で逃げ答弁:警察庁に“第2の佐川長官”》
国民は【安倍権力レイプ】を忘れない。安倍と昵懇の元TBSワシントン支局長の山口敬之(51)が、ジャーナリストの伊藤詩織さんを2015年4月にレイプしたとされる疑惑!
12月6日、国会議員の有志が超党派で「『準強姦事件逮捕状執行停止問題』を検証する会」の第3回会合を開いたが、これに先立ち5日、衆参両法務委員会で、この事件が取り上げられた。最大の焦点は「警察権力のトップが捜査に不当介入したのかどうか」で、中村格警察庁総括審議官(当時・警視庁刑事部長)は、山口に対する逮捕状の執行停止を「決裁した」と認めている。5日は、希望の党の柚木道義衆院議員や民進党の有田芳生参院議員が各々、質問に立ち、警察対応を追及。ところが答弁に立った警察庁の大賀真一官房審議官は「個別案件については答えられない」「(決裁文書について)把握していない」-等と“ナイナイ答弁”を繰り返した揚げ句、答えても「一般論として」と枕言葉を付けて逃げまくったのだ。まるで森友問題で官邸の“守護神”と言われた、佐川宣寿国税庁長官の答弁とそっくりだ。いったい何者なのか。「京大法学部を卒業して警察庁に入庁したキャリア官僚です。本庁や県警、府警で捜査2課長、捜査1課長、刑事部長等を務めた事があり、刑事部門の経験が長い。今年9月から現職です」(警察庁関係者)
大賀は北海道警の警務部長だった2012年、道警で不祥事が相次いだ事を受け、全国紙のインタビューで「税金で仕事をしている警察職員として極めて情けない」と答えている。
それが今やどうだ。自分の姿は情けないと思わないのか。委員会で質問した有田芳生参院議員がこう言う。「詩織さんの事案に関する国会答弁で、関係省庁は一貫して『個別案件について答えは差し控える』としてきました。当時の刑事部長が逮捕状を執行停止したり、捜査員が示談を求めていない詩織さんを弁護士のところへ連れて行って示談を要求したり、オカシな事だらけです」 佐川長官も大賀も「税金で仕事をしている官僚」としての自覚が全くない。(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:部分編集)
《【腐蝕の安倍政権】安倍に読ませたい“無欲絶対主義”の『南洲翁遺訓』》
アメリカのトランプ大統領に、中国の習近平国家主席に、ロシアのプーチン大統領になりたい!そんな気持ちなのだろう。いつの間にか、安倍(傲慢)首相は「俺は誰より偉いんだぞ!」症候群になってしまったように感じる。「謙虚に」なんて言いながら、後ろに向かって舌を出している。その上、名声が欲しい。「王様」になりたい。
そんな「安倍首相に読ませたい」本として、来年のNHK大河ドラマ「西郷どん」に登場する(だろう)『南洲翁遺訓』を“先読み”した。《命ちもいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、仕抹に困るもの也。此の仕抹に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり》安倍さん!お分かりか?リーダーが「無欲な人間」じゃなければ、改革はできない。国は滅びる。国民は迷惑する。
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『南洲翁遺訓』は旧出羽庄内藩の関係者が西郷隆盛から聞いた話である。
明治維新の立役者「薩長土肥」が作成した“宣伝文”ではない。「維新の天敵」だった旧庄内藩の面々が記録した「教え」だから、素晴らしいのだ。慶応3年、王政復古の大号令の後、西郷は芝三田の薩摩藩邸に浪人を集め、江戸の治安を攪乱した。革命である。
その頃の庄内藩は、江戸の警備組織「新徴組」を預かっていたから、当然、薩摩藩の浪人達と庄内藩士は対立する。この年の12月25日、庄内藩を中心とする旧幕府側が薩摩藩邸を焼き打ちするという事件にまで発展した。翌年、新政府軍は上野戦争で彰義隊を破ったが、東北諸藩は奥羽越列藩同盟を結び抗戦。この東北戦争で、官軍は鶴ヶ城を攻撃して会津藩は降伏した。でも庄内藩だけが官軍を撃退した。彼らは勇猛だった。
しかし西郷に抵抗した「最後の天敵」は、奥羽越列藩同盟の崩壊で、ついに9月26日、降伏せざるを得ない運命だった。当然、庄内藩士には厳しい処分が下されると思われたが、意外にも寛大な処置。西郷の英断だった。西郷の名声は庄内に広まり、旧庄内藩の関係者は次々に鹿児島を訪れ、親交を深めた。『南洲翁遺訓』は、この旧庄内藩の人々が西郷に「教え」を請い、まとめた「教訓」である。その教訓の柱は「無欲が国を動かす!」だった。
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もう一つの西郷流の柱は「負けた者に恨みを残さない!」である。
これは聖徳太子の教えにも繋がる。日本書紀に記載された「十七条の憲法」の第一条は《以和爲貴、無忤爲宗。人皆有黨。亦少達者。以是、或不順君父。乍違于隣里。然上和下睦、諧於論事、則事理自通。何事不成》要するに「和」が絶対だ!と言っている。
「天皇への忠誠」は第三条になっているから、それより大事なのは「話し合い主義」、これこそファーストだった。何故、聖徳太子は「和」を大事にしたのか?
古代、日本は神様の子孫が治める国だった。天皇は絶対だが、台風、地震、疫病等、どうにもならない「不幸」が起こる。古代の人々は、これを「怨霊の仕業」と考えた。
天皇の絶対力に対抗する霊的パワーは「敗者の怨念」から生まれる、と考えたのだ。
つまり「政治的負け組」が恨みを残すと、自然災害が起こる。これを防止するには「和」がなければならない。聖徳太子も西郷も「話し合い第一主義」だったのだ。
安倍さん、貴方は、時々「話し合い」を拒否する。北朝鮮問題でもトランプ大統領と一緒になって「圧力」ばかりである。「祟り」がなければよいのだが。
(著作:牧 太郎/1944年生まれ。毎日新聞に入社後、社会部、政治部を経て『サンデー毎日』編集長に。宇野宗佑首相の女性醜聞やオウム真理教問題を取り上げる。現在、毎日新聞客員編集委員。ブログに「二代目・日本魁新聞社」がある。/管理者:部分編集)
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