「叛-安倍」リベラル勢力の総結集!(1-11)

《Ken Sway Kenと管理者の【憲法改悪・戦争体制阻止】》

*この間、FB上で、Ken Sway Kenへの妨害と誹謗が行われています。
こうした卑劣な行為には本ブログ管理者-民守としても強く抗議します。

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《憲法70年:改正論議のあり方》

 終戦から72年の15日、戦争犠牲者を追悼し、平和を祈念する式典が各地で営まれた。
 戦後まもなく施行された日本国憲法は「平和憲法」として国民と共に70年の歳月を重ねてきた。安倍(戦争)首相が今年5月、「戦争の放棄」と「戦力の不保持」等を謳った9条を中心とする憲法改悪を提案してから3ヶ月余り。憲法を巡る議論はどうあるべきか。
 以下の論文の中には、管理者としては異論(例<国の形どうするかの視点─大石眞(京都大学名誉教授)>)もあるが、憲法論議を少しでも前向きに活性化する観点から、全ての論文内容を原則全面掲載する。
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<権力の拡大:目的にするな ─高見勝利(上智大学名誉教授)>

 安倍(戦争)首相は5月3日に憲法改正を提起した。理由は、憲法施行から70年が経過し、現実にそぐわない規定や新たな問題に対処できない事態が生じているという思い込みだろう。加えて「71年前の占領下、連合国軍総司令部に押しつけられた憲法は嫌だ」という感情に基づくものだと思う。衆参両院で改憲勢力が3分の2を占めている間しか憲法改悪案を発議できる見込みは立たない。衆院総選挙前の「今しかチャンスはない」ということだろうが、憲法改正発議権の乱用(憲法違反)としか考えられない。憲法改訂について憲法96条は「発議権を国会に、承認権を国民に」と分け与えている。「国権の最高機関」とされる国会の立法権は三権中で最も強い権力だ。だが国会の立法が違憲かどうかを最終的に判断するのは違憲立法審査権を有する最高裁判所だ。最高裁の判断に納得できなければ、国会と国民が一緒になって、憲法改正権を行使し、違憲判断の根拠とされた憲法の規定を改める。
 その際に、どこをどう改めるのか、国民の判断を枠づけるのが国会の発議だ。
 憲法の役割として一番重要なのは国家権力を制限し、国民の自由を守ることだ。
 フランスの思想家、モンテスキューは著書「法の精神」で「権力者は自ら保持する権力を目いっぱい使いたがる」と指摘している。権力者が権力を目いっぱい使ってしまうと国民の自由が失われてしまうので、権力が暴走しないように憲法で歯止めをかけなければいけないというのだ。このように作られた憲法は最高規範として高度の法的安定性が求められる。
 国会で憲法改訂の議論を行なう際には、発議権の「目いっぱいの行使」を防ぐために踏まえられるべき基本ルールがあるはずだ。ルールを五つにまとめてみた。
一 憲法は権力を制限する規範なので、権力の創設や権力の拡大を改正の目的にしない。

二 権力の創設や拡大につながる改正には綿密な理由づけが必要である。
三 権力の創設や拡大がどうしても必要とされ、憲法の規定と抵触する場合、改正しか目的を達成する手段がないかどうかを確認する。
四 改正は憲法規定の合理的解釈や立法措置等で目的が達成できない場合に限る。
五 改正が国民主権、平和主義、基本的人権やの尊重など基本原理を損なわないかを確かめる。
 例えば安倍(戦争)首相は9条について1項と2項を残し、自衛隊の存在を明記したいという考えだ。災害出動や国土防衛の自衛隊すら憲法学者が違憲と見做しているから明記するという理屈だ。しかし、それならば、自衛隊は9条2項が禁じる「陸海空軍その他の戦力」にあたらないとの政府解釈が確立しており、法的にも安定しているので、改正は不要のはずだ。
 国会の憲法改訂発議権は議員の一時の思いや感情、焦り等によって行使されてはならない。議員は政党単位で動いているが、憲法改訂については政党の枠を超え、こうしたルールに基づいて、自らの良心のみに従って議論し、原案を審査することが大事だ。

<国の形どうするかの視点─大石眞(京都大学名誉教授)>

 衆参両院の憲法調査会や審査会はこれまで自由討議や、会派の見解表明の場にすぎなかった。通常の法案審議ならば審議対象が明確で、期限を切って結果を出さなければならない。
 憲法論議はそうではなく、言いっ放しのぬるま湯的な議論を繰り返してきた。
 全党合意を目指すのも論理的に矛盾している。憲法改訂が大きな課題である以上、賛否が分かれるのは当然だからだ。議論の対象に優先順位を付け、最後は賛否で決めない限り、発議への議論は進まない。立憲主義や三大原則(国民主権、基本的人権の尊重、平和主義)のような大きな概念を持ち出して議論されがちな点にも問題がある。そうした概念の中身自体に論争があるからだ。例えば憲法9条の場合、変えることが平和主義を壊すのか、壊さないのか、という議論の行方は平和主義をどう定義するか次第で変わってしまう。
 もう少し、日常の具体的な政策課題の解決策として憲法改訂を考える姿勢が重要だ。
 その一例が「予算の空白」。国の予算が成立せず、その期間が長引くと年金や生活保護費、補助金の支給等がストップする。米クリントン政権下で1995~96年、政府機関が閉鎖され大混乱に陥った。日本でも何度も空白が起きている。せいぜい1週間程度なので実害がないが、半月も続けば大騒ぎになるだろう。こうした不備を政治家が意識し、空白を防ぐ規定を作らなければならないのだが、憲法に欠点があったら少しずつ直していくという姿勢が何故か出てこない。従来の改訂案をみると、2012年の自民党改悪草案は網羅的で、形としては全面改訂のようだが、「何をやりたいのか」がよく見えてこない。
 その点、安倍(戦争)首相の発言は「まず優先順位はこうだ」と宣言した意味はある。
 その意気込みは分かるが、全体の憲法構想、つまり、この国の形をどうするかという視点が出ていないのが問題だ。憲法改訂では個別の条文を変える時でも、視野の広い政策論や制度の構想を意識して議論することが不可欠だからだ。例えば、参院の合区問題を解消するため、参院を「地方の府」とする議論があるが、そのためには「両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する」とある43条を変える必要がある。

 衆院と同じ人口比の原理で選挙を行なうのでは両院制の意味がなくなるので、参院は間接選挙もあり得る。そして、地方自治をどう拡充していくか。こうした議論にはイデオロギー性もなく、今も実り豊かなものがある。そのような制度構想の議論と、優先順位に基づいて絞り込んだ改訂案の提出を両論で進めなければいけない。
 憲法改訂は、本当は地味な作業。9条の書き方や自衛隊の扱いに議論が集中しがちだが、(憲法条文と現実の政策を巡り)細かいところに様々な問題がある。「細かいところが大切だ」と議論が広がってくれるとありがたい。選挙は物事を決める人を選ぶだけで、ある意味、他人事。国民投票になれば、国民が初めて自らの意志で物事を決めることになる。
 その意味は重い。国民主権を実感すると思う。(管理者:ならば国民投票率が如何に「低投票率でも有効」を問題指摘しないのは、何故だ!?)

<現実を理想に近づけよう─松元ヒロ(芸人)>

「へんな噂を耳にしたのですけど、本当ですか。私がリストラされるかもしれない、という話。私、憲法くんがいなくなってもいい、という事なのでしょうか」
 この台詞を舞台で語るようになって20年になる。丁度、憲法施行50周年だった。
 政治ネタの一つとして私自身が憲法になりきって独り語りする「憲法くん」というコントを始めた。それまで憲法に深い関心があった訳ではなかったが、5~6日で必死になって前文を覚えた。朗読すると凄くいい気分、綺麗な気持ちになった。
 憲法の魅力は前文に詰まっていると思う。何より詩的だ。声に出して読みやすいように韻を踏んでいる。元は英文だったのを訳したのかもしれないが、だからこそ論理的な美しさがあって、お腹にストンと落ちるものがある。米国が押しつけたものだという人もいるが、そこには英国の権利の章典から始まって米国の独立宣言やフランスの人権宣言等に学び「まさに人類の英知と理想を集めたものが日本国憲法なのですよ」と言うと、会場はわーっと盛り上がる。舞台の前後に学者の先生達の講演がある事も多いので、自ずと耳学問で詳しくなった。そもそも日本国憲法は国が国民を縛るためのものではなく、国民が縛られないように国や権力を監視するためのものだった─事を知った。
 三つの柱では「国民主権」のために「基本的人権の尊重」が認められており、だからこそ「平和主義」が実現できるのだ。「平和のために戦争をしなければならない」なんて理屈は、どう考えたって、おかしい。私は、憲法は落語の古典のような存在だと思っている。
 亡くなった立川談志師匠が私の舞台を気に入ってくれた。「他人が言えない事を言うのが、本当の芸人なのだ」と言ってくれた。師匠は右寄りの人物と見られがちだが、戦争には徹底して反対だった。古典落語をする時も、その前後には常に新しい時代の空気を取り込んでいた。私もその時々の世相を織り交ぜたコントを続けているが、土台にある憲法は、どんな状況でも色あせることなく、やればやるほどに深みが出てくる。

 まさに憲法は日本で暮らす人達が平和に生きてゆくための古典なのだ。
 それなのに安倍(戦争)首相は今、憲法を変えようとしている。9条に自衛隊の存在を明記する形で改憲を狙っている。北朝鮮がミサイルを発射しているから、その脅威に備えるために、「今の憲法は現実に合っていないので変えないといけない」のだという。
 性悪説に立つ人は何でも脅威論に結びつけようとする。騙されてはいけません。
「理想と現実が違っていたら、普通は現実を理想に近づけるように、努力するものではありませんか」「私は、この70年間、たった一度も、戦争という名前のついた行いで、人を殺した事も、人に殺された事もありません」。憲法くんは訴える。どうです?憲法くんって、いいヤツでしょう。それでも変えますか?(参考文献-毎日新聞/管理者:部分編集)


《【森友・加計疑獄事件】佐川国税庁長官の罷免求め申入書:市民団体が財務相に。罷免と辞任を求める署名1万706筆を提出。》

 多くの国民は、今の安倍政権の異常さに気づいている。そして政策よりも、人事等で、一層明確になる。安倍政権は森友学園、加計学園で行ってはならない一線を越えた。
 森友学園問題では
1. 10億円相当の公的土地を実質ゼロで森友学園に渡した、
2. こうした異常な取引はよほど強い政治的圧力がなければ実現しない、
3. 安倍氏、及び同夫人は森友学園の理事長籠池氏と個人的問題を持って居た。
4. 安倍首相は、自分が取引に関与したのであれば首相を止めるとまで述べていた。
 この中で財務省と籠池氏との間にどの様なやり取りがあったかが極めて重要である。
 佐川は徹底して、情報の開示を拒んだ。その論功で国税庁長官に栄転した。
 誰もがおかしいと思う。日本国民の誰もが税を払っている。多くの国民は嘘もつかず、税を払っている。当然負担を感じている。そこに事実を隠蔽する人間が国税庁長官になるのだから反発は大きい。安倍への不満が、形を変えて爆発している。
 佐川罷免要求は更なる支持を集めるかもしれない。
1:学校法人「森友学園」への国有地売却問題を追及している市民団体「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」が21日、麻生太郎財務相に対し、佐川宣寿国税庁長官の罷免を求める申入書を出した。約1万人分の署名も添えた。
 団体は、佐川が7月に長官に就任する前の財務省理財局長時代、国会答弁で売却を巡る事実確認や記録提出を拒んだと批判している。団体の醍醐聡東大名誉教授らは「国民に納税を促す国税庁長官に任命するのは許されない人事」等とする申入書を麻生財務相宛に提出した他、国税庁も訪れ、佐川長官宛てに辞職を勧告する文書を出した。

 佐川は7月5日付で同庁長官に就任。報道各社は恒例となっている就任会見を求めているが、同庁は今月8日に開かないことを決めた。
2:「佐川長官「罷免運動」拡大で10月辞任も」
 安倍(汚職)首相を「森友疑惑」から守り、国税庁長官に栄転した佐川宣寿(59)の辞任を求める運動がどんどん拡大している。「森友学園」への国有地売却問題を追及している市民団体が21日、財務省と国税庁に国税庁長官の罷免と辞任を求める署名1万706筆を提出した。提出したのは東京大学の醍醐聰名誉教授を中心とする市民団体。佐川長官が財務省理財局長時代、国会答弁で売却を巡る事実確認や記録提出を拒んだと批判している。

■現場からも不満噴出「仕事に障害」
 罷免要求運動に安倍政権が慌てているのは間違いない。現役の税務署職員まで署名しているからだ。メッセージには「私達の仕事に佐川さんが障害になっている」と記載されていた。税務署の現場では佐川長官への不満が強まっている。しかも9月以降、現場の不満が更に拡大するのは確実だ。「徴税業務がスムーズにいかないのです。佐川長官は、国会で『確認する事を控えさせて頂く』とか『短期間で自動的に消去されて復元できないようなシステムになってございます』と答弁し、森友疑惑の真相解明に協力せず、ウソの答弁までしている。国税庁長官になってからも、記者会見すらせず、納税者に向き合おうとしない。佐川長官がトップにいる限り、どうしても納税者の協力、理解が得られない。
 税務署は7月に人事異動があるため、異動後、本格的に税務調査が始まるのは9月からです。このままでは9月以降、税務署員が納税者から不満をぶつけられるのは確実。
 一日も早く辞めてもらわないと現場は大混乱になります」(税務署関係者)
 醍醐名誉教授が言う。「国税庁の職員に佐川氏が記者会見を開かない理由を聞くと『諸般の事情』と言った。納税者が税務調査でそんなことを言って許されるはずがない。
 出世するにしても、他のポストならまだしも国税庁長官でしょ。税金は誰しも敏感です。
 日常の生活実感に根ざした大きな怒りが広がっています。署名を締め切った後も、続々と届いていて、ここ2日で645通が来ました」税務調査が本格的になる秋以降、納税者だけでなく税務署員からも「佐川ヤメロ」コールが爆発したら、早ければ10月にも辞任に追い込まれるのではないか。(基本文献-孫崎享のつぶやき/管理者:部分編集)
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《9.19国会前【安倍辞めろ!】国会包囲大集会》

◎主催者:Masamichi Tanaka◎2017年9月19日17:00 - 21:00◎国会正門前
【国会前に20万人集まってください。】
*2年前のあの日を思い起こして国会正門前に集まってください。
世直しに参加してください。一度だけ本気で闘ってください。
宜しくお願い致します。 田中正道


【読者:鎮西さんからのお願い】『イエローリボン・プロジェクト』

『イエローリボン・プロジェクト』のノボリを持って、一軒一軒個別訪問しましょう。そして、黄色いリボンの会の会員を増やしましょう ❗
黄色いリボンの会は、選挙の時に、市民派候補に1票を入れる会です。
誰を市民派候補とするかは、みんなで決めていきます。

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ただいま、サポート会員募集中 ❗
サポート会員:年会費一口千円出来れば五口からのぼり一枚につき千円:送料別途。
サポート会員には、青い缶バッジの頒布もしております。
◎振込先のご案内
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名義人:子供たちに明るい未来をデザインする会:記号10990 番号12850131
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ゆうちょ銀行:名義人 子供たちに明るい未来をデザインする会
店名:098(読み:ゼロキュウハチ):店番:098普通預金:口座番号:1285013
(振込み手数料は自己負担)
ご不明な点は070ー5086ー8817 鎮西(ちんぜい)まで。
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*著作[「公正採用」と「能力発見!」採用選考のコツ]
*著作「採用面接」労働条件確認
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(民守 正義)