「叛-安倍」リベラル勢力の総結集!(32)
【緊急!自民党国対情報!「共謀罪」13日-参議院法務委員会強行採決!14日-参議院総会可決日程確認!直ちに国会・主要都市「集会・デモ」の波状攻撃を!】
《Ken Sway Kenと管理者:民守の【共謀罪】キャンペーン》
<改めて問う「共謀罪」成立させていいのか>
「共謀罪」法案を通すと、憲法の理念が益々、崩される。
〔「次は通信傍受拡大」揺らぐ憲法理念〕
先ずは兵庫県警の元刑事、飛松五男さん。2005年に定年退職するまで通算36年を捜査部門の第一線で過ごしたベテランは、法案が成立すれば、こんな展開になると予想する。
「政府は次に、盗聴法(通信傍受法)の改正に着手するでしょう。電話やメールの盗聴をより広範囲に、合法的にするためです」憲法は基本的人権の一つとして「通信の秘密」を保障している。一方、重大犯罪を取り締まるため、裁判所の令状を取れば、捜査機関は例外的に盗聴を許される。00年施行の通信傍受法は対象犯罪として、薬物、銃器、集団密航、組織的殺人の4犯罪としていたが、昨年の改悪で詐欺や窃盗など9犯罪が追加された。
今国会で審議されている組織犯罪処罰法改悪案は、「共謀罪」は、対象とするのは277犯罪。「どこの県警も適用第1号を目指します」と飛松さん。
そのための手段が盗聴であり、その合法化だ。日本弁護士連合会の共謀罪法案対策本部副本部長を務める海渡雄一弁護士も同意見だ。「『共謀罪』法案が成立しても、現在認められる犯罪以外の通信傍受はできないので、当然、通信傍受法の改正が提起されるでしょう」現在、テレビのコメンテーターとして活躍する飛松さん。「新しい法律ができたら、息が詰まるような監視社会の始まりです。警察は一旦、法律が通ったら、それに向かって邁進する。冤罪がどんどん出ますよ」と断言する。「共謀罪」法案の問題点はどこにあるのか。先ずは「組織的犯罪集団」の定義についての疑問だ。法案は「テロリズム集団その他の組織的犯罪集団」と規定。集団の活動として、2人以上で犯罪を計画し、内1人以上が計画に基づく「実行準備行為」を行った場合に、計画した全員を処罰可能としている。政府は東京五輪・パラリンピックに向けたテロ対策を強調するが、日本で起きた大規模テロというと、オウム真理教(現アレフ)による地下鉄サリン事件(1995年)を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。安倍(独裁)首相も今年2月の国会答弁で、オウムを例に挙げて説明している。これに対し、オウムを長年取材してきたジャーナリストの江川紹子さんは呆れ顔だ。
「オウムのテロは共謀罪があれば防げたと言う人もいるが、それは有り得ません。地下鉄サリン事件が起きるまでオウムの関与が疑われる既遂事件が何件もあったのに警察が防げなかったのは、警察幹部の判断能力の無さと、全国の警察の情報共有や連携がなかったことが原因です」。江川さんは一例として、警察幹部が当初は「失踪」との見立てに拘った89年の坂本堤弁護士一家殺害事件を挙げた。江川さんは自ら書いた記事で、自宅アパートにオウム信者から毒ガスを撒かれ、命を狙われたこともある。そんな江川さんが懸念するのが「共謀罪」で一般の人に捜査が及ぶ恐れだ。金田勝年法相は繰り返し否定したが、江川さんは「オウムでさえ、犯罪をやっていたことを知らなかった信者の方が多い。つまり誰が組織的犯罪集団のメンバーか、全員総当たりで聞かないと分からない。信者の家族や勧誘を受けた人は当然一般人ですが、そういう人も調べないと実態は分からないはずです」更に、この法案の大きな問題点は、日本の刑法体系を根本から揺るがしかねないことだ。
刑法は、心の中で犯罪を考えただけでは処罰されず、既遂や未遂など実際に犯罪行為をして初めて処罰されるのを原則としている。憲法が最も根本的な人権として「思想・良心の自由」を保障しているからだ。一方、殺人や現住建造物等放火など重大犯罪を未然に防ぐ必要がある。刑法には例外的に未遂より前の予備段階の行為を処罰する「予備罪」がある。
更に現行法でも「予備」より前段階の「共謀」を処罰できる内乱陰謀罪等がある。
既遂が最も重く、未遂、予備・陰謀、共謀(計画・準備)罪と段々、罪が軽くなるのが原則だ。こんな国会のやりとりがある。5月19日の衆院法務委員会で弁護士でもある民進党の階猛議員がこう指摘した。「組織で大量殺人を計画し、毒入りカレーを作れば、具体的な危険があるから(刑法の殺人予備罪が適用され)2年以下の懲役だ。だが、(毒のない)カレーだけをつくればまだ実行準備行為なので(共謀罪が適用され)5年以下の懲役。なぜ毒入りカレーを作った方が、罪が軽いのか」
この質問は「凶器や毒物を用意した」など具体的な危険性を要件とする予備罪よりも、準備行為だけの共謀罪の方が刑が重くなる矛盾を指摘したものだ。
青山学院大名誉教授の新倉修さん(国際刑事法)は「凄くアンバランスな刑法体系になってしまう。捜査機関が、刑が重い共謀罪で処罰しようとしかねない」と解説する。
「準備行為」はどう判断するのか。「内心の自由に踏み込まないと分からない」との指摘もある。判断基準について問われた金田法相の答弁は「花見であればビールや弁当を持っているのに対し、(犯行場所の)下見であれば地図や双眼鏡、メモ帳等を持っているという外形的事情がありうる」。質問した議員からは「双眼鏡を持ってバードウオッチングすることもある」と突っ込まれ、法相の答弁はすっかり有名になった。
前出の海渡さんは話す。「この答弁ではっきりしたのは、犯罪をやろうとしているかは外形的には分からずに、取り調べをしないと分からないということです。つまり内心の自由に踏みこまないと、それが準備行為かどうかは分からないのです」
監視され、内心の自由に踏みこまれる社会。江川さんは「私たちが気付かないところで監視が進み、気付いたときには全身に毒が回り手遅れということになりかねない」と指摘する。「全身」とはこの国の民主主義社会を指すという。多くの人は自分が事件の被害者になるかもしれないとは考えても、罪を着せられる恐れがあるとは思わない。
民主国家で、知らない間に自分が「犯罪者」になってしまうかもしれない社会を想像できるだろうか。(基本文献-毎日新聞管理者:部分編集)
<共謀罪:「表現の自由を侵害する」国際ペン会長が声明>
世界100カ国以上の作家団体で構成する国際ペン(本部=ロンドン、ジェニファー・クレメント会長)は5日、「共謀罪」を新設する組織犯罪処罰法改悪案について「表現の自由とプライバシーの権利を侵害する」とした会長声明を発表した。国際ペンが日本に声明を出したのは2013年11月、特定秘密保護法の成立に反対したのに続き、戦後2度目となる。声明は参院で審議中の法案について「日本国民の基本的な自由を侵害することになる。国会が否決するよう強く求める」と要請した。日本ペンクラブ(東京都中央区)で記者会見した作家の浅田次郎会長は「共謀罪について、表現の自由を守る国際ペンの精神の根幹に関わる問題として捉えている。参院は声明を重く受け止めるべきだ」と話した。
《【沖縄-辺野古反基地】沖縄-辺野古反基地闘争に参加して(報告)》
管理者は、昨年10月に沖縄―高江にヘリパット基地建設阻止闘争に現地入りしたが、今回は6月6日(火)~8日(木)まで沖縄-辺野古へ短期間(実質1.5日)ながら現地支援に入った。沖縄-辺野古入りしようとした最大の理由は、長期不当勾留から内外の闘いで保釈された山城博治沖縄平和運動センター議長が「私への弾圧は沖縄県民への弾圧、戦争反対の声をあげる多くの民衆への弾圧だった。拘置されている間、毎日のように共犯関係を明らかにしろと迫られた。共謀罪の先取りのような弾圧だった。決して屈せずに前進していきたい」と力強く訴えたのを聞き、実に単細胞かもしれないが、「共謀罪を闘う以上は『沖縄の闘い』を振り返らないと!」と心を揺さぶられたのが動機である。実際にレンタカーで現地に着いた7日(水)午前9時30頃、下車し車椅子に乗り移ったものの、車道から歩道に上がるのに、段差が高くて上がらない。管理者の支援者も難儀しているとき、男性達が声を掛け合い、人を呼んで頂き、あっという間に数人が集まり、歩道に持ち上げてくれた。障害者である私は、あまり本ブログでも「障害者としての思い」を書いた事は無いし、実際、支援の心算が返って迷惑になったのではと申し訳なく、何人かに謝罪した。でも「仲間」の男性達は、気にかける事もなく「ご苦労さん」と言って、皆が座り込んでいる所に案内してくれた。
<座り込みを始めて>
そこで私も自然体で座り込み。時々、発せられる「闘いのアピール」や「闘いの歌」に私も手拍子や拍手を送った。ところが、やはり大阪の人間にしてみれば、沖縄の初夏は、メッチャ暑い。一瞬、気も失ったようで、熱中症にもなったようだ。
そこへ今回の短期間滞在とも関係するのだが、私は膀胱神経や手足神経(強度の痺れ等)も侵されており、突然に排尿の気が出るかと思うと、実際、便器に座ると排尿の気が無くなってしまう事が、しょっちゅう。トイレは歩いて30分以上で、車で輸送もしてくれるのだが、こんな不規則な排尿では車利用も間尺に合わず、正直、リハビリパンツで、そのまま排尿していた。(汚い話でごめんなさい)
<昼食時間での出来事>
その内、昼食時間になり、日陰テントで昼食。その昼食時間ではパイプエレクトーンのような楽器を弾く方もおられ、皆で唄い、昔懐かしい「歌声喫茶」のようで、実に皆、明るい。「真に闘う者達は、明るく闘う」を目の当たりに見て、「これが辺野古の闘いのエッセンスだ」と感じた。また、ある同年輩らしい女性が、辺野古の海の絵葉書を持ってきて見せてくれて、色々と珍種・希少種等を教えて頂き、本当に純粋に「辺野古の美しい海を守りたいのだ」という気持ちがヒシヒシと感じてきた。更に80代位の御婆さんも気さくに話して頂き、「沖縄戦」の幼少期の体験記や当時の大人の人から聞いた話を教えて頂き、本当に具体的な実例を紹介しながら「沖縄住民に対して悪い事をする日本軍もいれば、良い事をしてくれた日本軍もいる。米軍も同様に沖縄住民に対して悪い事をする者もいれば、その反対の者もいる。結局、戦争では、個々人の人間性・生身を露骨に現す」と聞いたとき、何かしら戦争について深刻に考え込んでしまった。
<機動隊との対峙>
昼のひとときが終わる頃、リーダー格の方が「間もなく砂利トラが搬入され、機動隊も導入されるようだ。全員、ゲート付近で座り込み隊列を整えよう!」との声がかかった。
ふと丘の上を見ると民間警備員が、反対派住民の人数を数えて、どこかに連絡しているようだった。私も車椅子ながら一緒に並んで座り込んだ。私は学生運動時代に二回、不当拘束受けた事もあるので、動揺はなかったが、私の介護者が捕まると困るので、機動隊のごぼう抜きが始まった頃に、排除・連行される方々と一緒に自分で付いて行くよう指示し、私は無理矢理、排除されるところを、車椅子を利用してトウセンボを3回ぐらいした。
でも全体としては、ある程度の抵抗を示しながらも、「担架運び」のように両手・両足を抱えられての「非暴力・無抵抗での排除」に応じていたようである。
強いて言えば高齢の御婆さんが「工事区域フェンス」の上に上っていたが、これには、さすがの機動隊も「おばあちゃん、降りておいでよー」と、ちょっとユーモラスだった。
その内、砂利トラ搬入路が機動隊のガードで確保されたが、私は、なんとなくケタクソが悪くて、そのままの道路の、はみ出た位置で動かずにいると、私を動かさず、ボトルネックのように私の位置辺りが狭きながらも,ギリギリ通れる幅で、搬入路を確保していた。
後で「仲間」に聞くと最近、車椅子障害者を強引に検束して、名護署に抗議する声が大きく結局、釈放。それから機動隊も障害者には気を遣っているとのことだった。
その内、夕方になり、反対住民も散々に帰り始め、我々もホテルに帰った。
<魂の連帯>
翌朝も現地に行ったが、もう帰阪のフライトもあり、殆ど挨拶に時間を費やした。
特に白髪・初老のリーダー格の方には、「自分は障害者としての『強く生きる』という魂がある。沖縄もヤマトンチュウからの差別と冷遇に負けない魂があると思う。『安倍政権‐打倒』の前に『魂と魂の連帯をしませんか!』」と述べると「なるほど、本当にそうだね!もう一度、両手で握手をしましょう!」と言って、共に固い握手を行った。
おりしも沖縄タイムスを読むと「翁長知事、工事差し止め提訴、表明」が掲載されていた。沖縄タイムスには「工事差し止め提訴」の有効性と国を相手とする「困難性」と両論が併記され、明確に「メディアの中立性」を保っていた。私自身は、敢えて「工事差し止め提訴」の論評は避けるが、裁判所も「世論動向」に弱いのも事実。
この戦術で闘う以上は、ヤマトンチュウも声を合わせて「違法工事阻止」の世論形成を図る事が重要だ。(文責:民守 正義)
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(民守 正義)
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