「叛-安倍」リベラル勢力の総結集!(30)

【緊急!自民党国対情報!「共謀罪」13日-参議院法務委員会強行採決!14日-参議院総会可決日程確認!直ちに国会・主要都市「集会・デモ」の波状攻撃を!】

《Ken Sway Kenと管理者:民守の【共謀罪】キャンペーン》
<私は「共謀罪」の容疑者/脇正太郎(ジャーナリスト)>

 私は容疑者になるだろう。「共謀罪」を柱とする組織犯罪処罰法改正案が成立したら、その恐怖と隣り合わせになる。金田勝年法相が国会で示した摘発事例に合致するためだ。
 バードウォッチングが趣味で、双眼鏡で野鳥を探す。地図や手帳を携え、歩きながら写真を撮りもする。「犯行現場の下見」と警察に判断されるに違いない。いや、相互監視が義務と心得る「善良な市民」から通報されるかもしれない。交際範囲は狭くないし、『週刊金曜日』に安倍内閣の批判を書き連ねているのだから、捜査当局の受けが良い訳がない。
 おまえのような小物は関係ないよ─。そう嗤う向きもあるだろう。だが一般人が捜査対象になるのは確かだし、容疑を探る捜査に歯止めはない。犯罪と認定される要件も緩い。
 決して杞憂ではない。たしかに、改正案には適用対象の条項に「テロリズム集団その他」が付け加えられた。政府が強調する「テロ対策」に力点を置いたかのような装いだ。
 しかし捜査当局がテロと本気で向き合おうとしているのか疑わしい。イスラム過激派によるテロを未然に防ぐのが目的であるとするなら、彼らが用いる言語に精通していなければ計画を察知できない。残念だが、日本の捜査当局にその能力はない。
 普通の市民こそが共謀罪の捜査対象だ。この改悪案の適用対象には限定がない。

 政府は「一般人は対象としない」と説明していたが、法案に明記されてはいない。
 「組織的犯罪集団」にしても、事前にそれ以外の集団と区分されているわけではないし、構成員の属性も限定されていない。一般の集団がある時点で捜査当局の恣意で組織的犯罪集団とみなされる。日本野鳥の会だって、取り締まり対象にされかねない。
 犯行に先立つ下見などの準備行為ばかりでなく、仲間同士の合意も罪に問われる。
 捜査当局にとって心の内を探り出すのが必須の課題だ。このため、メールやツイッターなどの通信記録の収集、電話の盗聴、衛星測位システム(GPS)による追跡など最新のデジタル技術を駆使した監視の網が張り巡らされる。実質的な危険性は共謀罪の構成要件になっていないのだから、日常の行為すべてが問われる。そして警察が心の内を探れないとなれば、事実に基づかない捏造が横行する事態になる。では共謀罪から身を守るためには、どうすればいいのか─。権力者の顔色を窺い、決して逆らわない。萎縮ではなく、むしろ望まれる行動を忖度する。そんな処世術を身につけなくてはならない。これが安倍首相の狙いか。
 治安維持法も心の内を罪に問い、共産主義者、無政府主義者の取り締まりから始まり、自由主義者、宗教者など戦争政策に背く者すべてを弾圧して、逆らう者と従う者との間に大きな溝をつくった。暗黒の時代が透けて見える。(週刊金曜日)


《【腐蝕の安倍政権】「安倍という不思議な政権」首相を呼び捨て猛批判:外交も「中国の嫌がることばかり」「9条は触るべきでない」/河野洋平元衆院議長:講演詳報》

 かつて自民党総裁を務めた河野洋平元衆院議長が31日、都内で講演し、安倍(独裁)首相(党総裁)が9条への自衛隊の存在明記等の憲法改悪に意欲を示したことに関し、「安倍という不思議な政権」と呼び捨てにし、「理解のしようもない」と首相を猛批判した。
「自民党は改憲党ではない」とも強調し、若手の頃に憲法問題を政策綱領から外そうと画策して受け入れられずに離党したとの経緯も赤裸々に語った。
 日中関係についても「対中包囲網」の構築を図る安倍政権を「中国の嫌がることばかりやっている」と批判した。河野氏の発言の詳報は次の通り。
       ◇
【日中関係】
 「4月に北京に行った。今年は日中国交正常化45周年。年が明けると、中国の機嫌が悪くなった。どうしてか。台湾問題だ。正月早々から(日本の対台湾窓口機関である)日本と台湾の『交流協会』を、『日本台湾交流協会』と名称変更した。
 これに中国側が神経質に触った。今さら日本台湾交流会とつけたのかと。いたく気に入らないと。それが不機嫌の元だった。すると今度はどういうわけか、総務副大臣が台湾の公式行事に参加すると。国交正常化から四十数年の間、やってはいけない事の一つだ。日本と台湾は経済的な交流はある。民間の交流もどんどんやってください。しかし政治的に動くと、それは台湾の独立運動を日本政府が支持することになりかねないので、政治的交流は遠慮してもらいたいという気持ちがある。中国側には」

 「政権の中にある人間が台湾に行くことは慎んできた。それがどういうわけか、今年になって副大臣の肩書を持つ人が公式行事に参加することになった。四十数年間守られてきた、理解し、尊重するという約束事について、壊れてしまったということを中国側は言っている。それで不機嫌になった」「(来日中の中国外交担当トップの)楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)さんは谷内(正太郎国家安全保障局長)さんとハイレベル協議し、新聞なんか見ると、7月に首脳会談だと。でも7月にG20(20カ国・地域首脳会議)があって、そこで会おうという話を一生懸命しているだけだ。それを首脳会談というのかと思う。国際会議のついでに、というかの折りに、首脳が別室でちょっと話すと言っても、せいぜい30分か1時間話をするだけで。そうではなくて、首脳会談はどちらかの首脳がどちらかの国を訪ねて、きちんとそのために話し合うという首脳会談をセットしなければ、首脳会談ができたとはいわない。これで3回目といっても、そんなものは3回目にならない」「やはりきちっと相手の国に行き、そのために会談する。本当にきちっとした首脳会談の下準備をしないと。G20でできる、その次は日中韓首脳会議のとき。それを幾ら、やっても本格的な信頼関係にならないと思う。もっと腰を据えてやらないとダメだ。しかも外相会談では、日本外相から北朝鮮問題があるから、日中が連携してしっかりやろうと提案して、中国からしてみれば、やれやれと。前のサミットでは日本が音頭を取って南シナ海問題で散々、中国を非難しておいて、今度は一緒になってやろうね、と言われても。そんなに喜んで『そうしよう、そうしよう』という感じにはなってないと思う。この辺をどう考えてやるのか。もう少し、しっかりやらないとダメというのが私の経験談だ」「先週開かれたG7(先進国首脳会議)で世界の安定、平和について議論があっただろうか。テロについて議論はしたんだろうが、しかし、これも結局、安心できるような解決策が見つかったわけではない。G7が考える世界の将来像みたいなのが示されたか。それもない。ただただ、あそこにあったのは、G7の中で溝ができた、違う考えが露呈されたに過ぎない」「日本外交は、どうもやっていることは中国包囲網づくりだ。何かというと中国包囲網を視野に入れて、どこに行きました、とか。じゃあそれは本当にできているのか。なかなかそう簡単ではない。そんなことより、もっと別の方法があるんじゃないか。例えば中国のAIIB(アジアインフラ投資銀行)に対する姿勢はどうか。あるいは一帯一路に対する姿勢は。いずれも躊躇、逡巡しているだけだ。何かというとアメリカも入らないと言うだけ。そんなことで良いんだろうかと思う。どうも日本外交は中国の嫌がることばかりやっている。中国がやってほしいこと、AIIBにも参加してほしいと思っていたかもしれない。今や分からないが。少なくともスタート時点では日本も参加してほしいと思っていたかもしれない。一帯一路にしても、これにより中央アジアへのアクセスができることは悪いことではないじゃないか。躊躇している。へっぴり腰だ。二階(俊博自民党幹事長)さんが行ったのは良かったが、それだって日本が考えて研究して参加したんじゃない」

 「一方では南沙諸島、南シナ海問題で、例えばサミットで日本が音頭を取って中国を非難する。あるいは国際会議で日本は必ず取り上げて非難する。もちろん問題は中国に非がある。国際法に鑑みても判断が出ているから。そう思うが、具体的な国際政治の中では当事者間で話し合い、当事者間で解決の方法を見つけようという合意があるなら、いや、日本だって当事者だと、そうかもしれないが。少なくともフィリピン等とは、ちょっと違う。そこまで出て行ってやる。正義感から言わざるを得ないのはそうかもしれないが、一方で北朝鮮問題では中国の力を借りたいんだと」「私は外交問題で何か、これをやろうと思ったら、そこにもっと重点を置いて集中して力を集めることが大事だ。多少、こちらを後回ししてでも、この問題解決のために当たるという事がどうしてできないんだろう。そんな事で問題が解決できるとは思えない。日本外交は一体どうなっているんだろうと。『日本外交頑張れ』と言いたい。国民はテレビを見れば、北朝鮮のミサイルを見る。一方で巨大な航空母艦が進んでいく。つまり軍事的な問題は、威嚇だから見せる。でも外交は見えない。だからどうしても国民は軍事的な動きに気を取られる」
 「だけど結局、睨み合って、睨み合って、最後のギリギリのところまで睨み合って解決するのは外交だ。最後は。そうでなきゃ困る。ドカンとやって解決する。そんなのでは相当、大きな被害を受けることになる。政治がそんなことであってはいけない。となれば、ギリギリのところまでいって、最後は外交が片付けるんです。外交なんだ。実は大事なことは」「そして最後に外交が片付けるために、最後の出番のために、外交は見えないところで頑張って、最後の一瞬のためにみんなが作業をしているんじゃなきゃ困る。しかし外交は見えないが、やってもらわなきゃ困る。本当にやっているかだ。問題は。テレビには映らないから私も多少、外交の端くれにいた人間として、いろいろ聞いてみる、臭いをかいでみる、目を凝らしてみるが、外交は最後の一瞬のために今、準備している、信頼を積み上げるための作業をしているか、日本が言うんだからしようがないなと言わせるだけの貸しをつくり、貸しというか信頼を積み上げ、日本が言うんだから信頼しようと言って貰える信頼づくりをやっているか。日本の国がやっているか。やってないと困る」「しかし、どうもそう見えない。サミットでのいろいろな日本の発言を見ると、どうも日本外交はお手伝いしているにすぎないんじゃないか。そうだとすれば残念だ。アジアの力というものをもっと大事にする。そしてアジアの力が世界とって重要な存在だと自覚する必要がある」

【憲法改悪】
 「憲法問題は私もいろんな思いがあって、先ず9条についての前に。私は昭和42年に初めて議員になった。2期目か3期目かに自民党が立党20周年を迎えるに当たり、党の政策綱領を見直すということになった。当時は三木武夫内閣、松野頼三政調会長、中曽根康弘幹事長だった。松野氏に呼ばれ、叩き台を作る小委員会の委員長をやれと言われてびっくりした。まだ当選2回か3回目の議員に政策綱領を見直す小委員長なんて、なんかの間違いじゃないかと思った。でも、できるだけ委員の人選をしろと。オレが見てやると。とにかく急いでやれと。私はできないと言ったが、そんなこと言っている場合じゃないと。私は『じゃあやります』と返事し、腹の中は、やるからには憲法問題、幾つかやりたいことを書き込んでやろうと思った」「先ず憲法について、自民党という政党は、安倍さんは一貫して改憲を主張し、目指している政党だという。新聞にもやや勘違いがあるんじゃないかと思うが、自民党は改憲の党だと書いているところがあるが、これは間違いだと私は思う。というのは、自由民主党という政党は、自由党と民主党が合併してできた党だ。自由党は吉田(茂)さんがリーダーで、いわば護憲政党だ。
民主党は鳩山(一郎)さんがリーダーで、改憲を主張する人が多く集まっていた。改憲を主張する人が多い民主党と、護憲を主張する人が多い、しかも長い間政権をとってきた吉田さん達の勢力が一緒になり、改憲党になる筈がないじゃないか。護憲党と改憲党が一緒になって。改憲党になるとは到底思えない。それは大体、足して2で割りますよ。だからやったって2分の1の改憲か、2分の1の護憲かと私は思う。それが合併してできた自民党は一貫して改憲を主張する政党だなんて明らかにスタートは間違っている。認識が」「おそらく保守合同を熱心にやって三木武吉さんは憲法については、殆どコメントがない。保守が一方になって、きちっとした日本を作っていかないといけないと言っているんで、改憲のために保守合同をやったとは私は思えない。自民党ができたときに5つの文書があって、立党の精神とか文書があり、その内の3つの文書の中には改憲なんて1カ所もない。後の2つの文書の最後に、憲法問題について記されている。これは自主憲法の制定ですか。自主的改正でしたか。ということが書いてあるのは、文書の一番最後に書いてあるだけだ」「私は、小委員長を務めたとき、憲法問題を書く必要はないと。憲法問題は『切っちゃおう、取っちゃおう』と当初思っていたくらいだ。そんな事はできなかったが。もう一つは自民党の政策綱領に非核三原則をきちんと書いてやろうとも思った。そんな野心的な事もちらっと考えたものだから、小委員長を受けた。それは私の大間違いで、政治人生がそこで狂っちゃった。ちらっと書いたばかりに、自民党から猛烈な非難を受けた。『お前は自民党にいるべき人物じゃない』とまで言われた。私は、この党には私の座る席はないと自民党を離党したが、まあ引き金はロッキード事件だが、その下地はそういう憲法問題があったくらい、憲法には関わってきた」

 「その時にも憲法問題はとても書かないどころか一番、最初に書けと言われて、粘っていたが結局、書けということになり、自主憲法制定を目指して云々と最後は書かされるが、それでもなんとかならんかなと思い、私が総裁になったときに、自民党が野に下っているときに一時期なるが、総裁の時にやった仕事の一つは、政策綱領を変えて、国民と共に議論をしようというふうに変えて、『改正』という言葉を使わない、消したのが仕事の一つだった。後藤田正晴さんのリードでやった」「そんな歴史があり、最近の9条問題について、安倍さんの突如として、ああいうことを仰る言い方には私は全く驚いている。理解のしようもないというのが私の気持ちだ。いろいろと議論やご批判もあるだろうが、私の個人的な主張を言えば、9条は触るべきでない。このままでも国民の皆さんは納得しているのだから、このままでよいと私は思う。人によっては、自衛隊を、軍隊と言うべき自衛隊の存在がある以上、書くべきだと仰る方もあるが、私は、それは間違っている。つまり憲法はいつでも現実に合わせて変えていくんじゃなくて、現実を憲法に合わせる努力を先ずしてみるというのが、政治として先じゃないのか

 「いや、もちろん世界情勢の変化とか、いろいろあるから『そんなこと言ってたら日本を潰すよ』と仰るかもしれない。しかし何でも憲法が事実自体が、こうなんだから憲法をこう変えましょうと。実情がこうだから憲法をこう変えましょう。憲法が現実を追いかけて歩いているなんてのは、憲法には一欠片の理想がないのかと私は言いたくなる。やはり憲法というのは一つの理想が込められてなきゃならんと思っているもんですから、私は、この憲法問題については全く合意できない」「しかも、安倍政権の下、憲法問題をやるなんてことは、あり得ないことだと思っている。これは、おそらく最近の日本の政治の中で、最も方向のこれまでと違う方向を指している政治の中で憲法を変えるのは、こんな方向で日本が歴代内閣がやってきた方向じゃない。それを安倍という不思議な政権ができて、その人が指さす方向に憲法を変えていくなんて、私は到底、納得できないし、仮に国民投票に付されれば、全く認められるものではないと思っている。そんなことをやるくらいなら、それに費やす政治的エネルギーは他にもっと使わなきゃならんことはたくさんあるだろうと思う。これについては合意できない」「自民党の中で小委員長をやって憲法問題をやや軽視したような文書を書いたと大変怒られたが、その時に自民党のベテラン議員の中には、オレが、あの憲法をマッカーサーから預かってきたんだと。オレがやったんだ、怒られたり、憲法をつくるまでにどれくらい関わり合っていたかとか、嫌というほど聞かされている。それはよく分かるが、最終的に日本の議会で議論し、修正すべきところを修正して作ったものじゃないから、それを、ただただ借り物だと言って憲法を非難するのではなく、憲法を70年近く持って平和な国を作りあげてきたという国民の理解、合意をやはり考える必要があると思う。憲法を日本人が本当に日本人として熟しきっているというか、完全に咀嚼して使っていると私は見ていて、いろいろ意見は分かるが、依然として私は現行憲法は良いものだ、大事にすべきものだという私の気持ちに変わりはない」

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【ご案内】新着!

映画『共謀罪、その後』第1話
https://www.youtube.com/watch?v=wp1rz9dOovE


《まともな働き方実現!~安倍式働き方改革のウソ・マコト》

◎ディスカッション形式
◎主催: 大阪労働者弁護団
◎日時:2017年6月16日 18:30 - 20:30
◎場所:エル・おおさか(大阪府立労働センター:大阪市中央区北浜東3-14)


《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》

職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。

②採用コンサルタント。
*著作[「公正採用」と「能力発見!」採用選考のコツ]
【本ブログ:http://blog.zaq.ne.jp/yutan0619/article/27/】
*著作「採用面接」労働条件確認
【本ブログ: http://blog.zaq.ne.jp/sp/yutan0619/article/29/】
◎なお寄せていただく相談意見等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp
●費用:交通費等、実費+α(若干-協議)

(民守 正義)