「叛-共謀罪」とリベラル勢力の統一へ(90)
《Ken Sway Kenと管理者:民守の【叛-共謀罪】キャンペーン》
<暴かれた共謀罪の正体!「公権力による犯罪」と「賄賂」等の「組織的経済犯罪」が処罰対象から除外されている!?/京大大学院・高山佳奈子教授>
世論の大きな反対もないまま、着々と審議が進む「共謀罪法案」(テロ等準備罪法案)。
2017年4月25日には衆議院法務委員会で参考人質疑が行われた。参考人として意見陳述した京都大学大学院法学研究科教授の高山佳奈子氏は、「このような内容が不可解な法案にそのまま賛成するわけにはいかない」と述べ、法案に反対の立場から意見陳述した。
全ての参考人聴取起こしは、【【国会ハイライト】暴かれた共謀罪の正体!
「公権力による犯罪」と「賄賂」などの「組織的経済犯罪」が処罰対象から除外されている!?京大大学院・高山佳奈子教授が衆院意見陳述で暴露!:
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/375654】に移行してお読みください。
(基本文献-AERA/管理者:部分編集)
《【森友学園疑獄事件】森友問題の音声データ公開 財務省担当者「特例」発言》
森友学園を巡る国有地払い下げ問題で、籠池泰典前理事長夫妻と面会した財務省担当者が「特例」と繰り返し発言していた事が分かった。ノンフィクション作家の菅野完氏が公開した音声記録で明らかになった。籠池氏は2016年3月11日、賃貸契約を結んだ国有地で地中から新たなゴミが出たと近畿財務局に報告。同15日に財務省の田村嘉啓国有財産審理室長と面会した。田村氏は定期借地契約に関し安倍昭恵首相夫人付の政府職員が15年に財務省に照会した際の担当者。面会で田村氏は、「貸し付けが特例だった」等と配慮を滲ませ、ゴミについて「重大な問題と認識」「明日、近畿財務局の方からお伺いをして、土壌処理をどう進めるか話し合いましょう」等と発言していた。この面会について25日の衆院財務金融委員会で問われた佐川宣寿理財局長は、「(田村氏は)現場で適切に対応するということで答えた」と釈明したが、ツギハギ答弁はもはや限界だ。(日刊ゲンダイ)
【参考音声等動画:
https://www.facebook.com/gomizeromirai/videos/1627815273925270/】
【http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3038771.html】
(基本文献-Yahooブログ:管理者:部分編集)
【参考音声等動画:
https://www.facebook.com/gomizeromirai/videos/1627815273925270/】
【http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3038771.html】
《【反・脱原発】反原発活動の中止を要請:福井県「美観上好ましくない」》
福井県が県庁前で反原発のアピール活動をしている市民団体に対し、活動を自粛するよう文章で要請したことが4月21日、分かった。市民団体の4人はこの日、活動の自由が制限されるおそれがあるとして、公開質問状を県に提出した。県側は3月31日、活動後のメンバーに文書を手渡した。文章には要請の理由として、「活動の音量が大きくて不快」「横断幕やノボリは美観上好ましくない」「通行の妨げ」といった苦情が県に寄せられているためとの内容が書かれていた。しかし実際に県に寄せられた苦情は、たったの10件だった。
県庁前では、原発に反対する市民団体が2012年7月から約4年8カ月にわたり、県公安委員会の許可を得た上でデモを続けてきた。市民団体「サヨナラ原発福井ネットワーク」の若泉政人さんは、県からの文書について「県がこのような要請をするなど信じられない思い。市民による活動が萎縮してしまいかねない」などと述べた。
市民団体側は「警察から許可を得ているのにおかしい」と抗議。公開質問状では、活動を控えるよう求める県からの依頼は、県の担当部署の業務に含まれるのか等を聞いている。(基本文献-ハフィントンポスト編集部/管理者:部分編集)
《【沖縄-反基地】辺野古埋め立て護岸工事始まる:政府、5年で完了めざす》
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画で、政府は25日午前、移設先である名護市辺野古の沿岸部を埋め立てる護岸工事を始めた。今後、辺野古に大量の石材や土砂が投じられる予定で、海の原状回復は難しくなる。日米が普天間返還に合意してから21年で、大きな節目を迎えた。沖縄防衛局は、先ずは辺野古の埋め立て予定地の外側を囲む護岸を造り、新たに建設する飛行場の一部とする。工事が順調に進めば、年度内にも堤防の内側に土砂を投入し、本格的な埋め立てを始め、5年間で埋め立て完了を目指す。
普天間移設計画を巡っては、安倍政権と沖縄県の翁長雄志知事が激しく対立。
翁長知事は2015年10月に前知事による埋め立て承認を取り消したが、昨年12月の最高裁判決で敗訴。防衛局は辺野古での工事を再開させ、海に土砂が広がるのを防ぐ汚濁防止膜設置を今月14日までに終え、石材の搬入など準備作業を進めていた。
しかし沖縄県が認めた「岩礁工事」の期限は、もう過ぎており、実際に「岩礁工事」にまで及んだことが確認されれば、翁長知事は対抗策として、工事差し止め訴訟を起こすと言う。しかし管理者が法的に調べたところ、もし「違法-岩礁工事」が確認されれば、沖縄県知事の権限(各都道府県:機動隊及び自衛隊の出動要請権限は、当該知事にある)で「沖縄県警:機動隊による工事関係者-実力排除」も可能かと考えられる。(「法理論上は可能」と弁護士確認済み)いずれにしても移設工事に反対する市民や環境団体等は反発を強めており、翁長知事は今後、対抗策として、前述「工事差し止め訴訟」や「埋め立て承認の撤回」を検討。県民の民意を改めて示す「県民投票」の可能性も具現しており、トコトン県民反対世論を惹起して、全面対決を県民に呼びかけている。(参考文献-朝日新聞デジタル/文責:民守 正義)
《「安倍政権ドッコイショ」の世論は、こうして創られる!元電通職員の証言》
1本目の記事には安倍政権を絶賛する書き込みが出ていますが、“実はこれ、僕が元居た広告代理店の同僚が、会社の命令で保守系の某掲示板に書き込んだもの”とのこと。
話は変わるのですが、妻が「別れる力-大人の流儀3」というタイトルの本を読んでいたので、ええっ!と思い、どんな内容が書かれてあるのか、探りを入れてみると、私が想像していたのとは違い、胸を撫で下ろしました。その際、思わぬ収穫があり、興味深いので少し紹介してみたいと思います。著者は、女優の夏目雅子と再婚した作家の伊集院静氏です。
Wikipediaにあるように、広告代理店の電通に勤務していた経歴があります。
そして「別れる力」のp103には、政権の支持率を調査している日本の調査会社は、伊集院静氏が当時勤務していた1970年代に広告代理店から生まれたと書かれています。
そしてこう書かれています。「自分達のデータに合わないものは平然と改竄した。
データの改竄は市場調査が始まった時からの伝統である。(中略)…やがて広告代理店の大きな仕事の一つに選挙キャンペーンという仕事が生まれた。そこで政治家、政党の支持率なるものが生まれた。」やはり私達が普段、目にしている支持率は、全く当てにならないということだと思います。p105には伊集院静氏も「自民党の支持率が上がったという。バカも休み休みにしろ日本人。(中略)…その支持率おかしい、と一人くらい大臣が言え。」とあります。
業界をよく知っている伊集院氏の発言には重みがあると思います。支持率を捏造し、1つ目の記事に書かれてあるようなヤラセで辻褄を合わせているのが実態だと思えてきます。
<誰も信じなくなった!「福島復興」「景気回復」>
安倍晋三ほど、嘘を吐き、それがバレると居直ることを繰り返してきた首相はいません。
最近では森友問題が典型的な例ですが、「原発、復興」や「アベノミクス」は、直接多くの国民の命や生活に関わってくる問題なので、更に罪は深いと思います。(中略)
しかし支持率は高く、安倍政権を絶賛する書き込みも目にします。実はこれ、僕が元居た広告代理店の同僚が、会社の命令で保守系の某掲示板に書き込んだものです。
本人曰く、心では泣きながら金のために書いたそうです。前に巨大掲示板の顧客名簿が流出したときには、こうした広告代理店や新聞社、政治家や官僚の名前もかなり含まれていたのです。言うことも、することも、支持率も捏造、全てが見せかけだけで誰も信じなくなった、これが安倍政権なのです。(基本文献-シャンティ・フーラ/管理者:部分編集)
《【腐蝕の安倍政権】安倍政権が関東大震災「朝鮮人虐殺」の史実を削除!》
南京大虐殺、従軍慰安婦…日本の負の歴史を次々となかったことにしている安倍政権の歴史修正主義は以前から目に余るものがあるが、今度は関東大震災時の朝鮮人虐殺も闇に葬り去ろうとしている。内閣府がホームページから、関東大震災時の朝鮮人虐殺に関する報告書を削除していたことがわかった。問題の報告書は、江戸時代以降の災害の教訓を継承するために、政府の中央防災会議の専門調査会がまとめたもの。「災害教訓の継承に関する専門調査会」では2003年から2010年にかけて、過去の災害に関し、被害や政府対応、国民生活への影響等を整理し教訓をまとめ報告書を作成したのだが、当然ながら、そこには関東大震災についての報告があり、朝鮮人虐殺についても扱っていた。だが内閣府は、この朝鮮人虐殺の件について「なぜこんな内容が載っているんだ」と苦情や批判の声が多く、掲載から7年も経つので載せない決定をしたと説明しているという。
何故こんな内容が載っているのか、って、過去の災害の教訓を活かし同じ悲劇を繰り返さないために決まっているだろう。「7年も経っている」等とワケのわからない事を言っているが、同報告書がまとめられた後も、2011年の東日本大震災、昨年の熊本大地震をはじめ、日本では数々の災害が頻発しており、今後も大きな地震の発生は懸念されている。東日本大震災では東北地方で古くから伝わる「津波てんでんこ」という言葉が注目を集めたように、災害にまつわる教訓は7年で古びるようなものではない。
何より“朝鮮人虐殺”は1923年9月、マグニチュード7.9の大地震発生直後の数日間で「朝鮮人が暴動を起こした」「井戸に毒をいれた」「放火している」等のデマが広がり、日本人らによる大規模な朝鮮人へのジェノサイドが行われたという厳然たる史実である。
しかも“朝鮮人虐殺”は決して過去の話等と片づけられるものではない。
災害時のパニック状態でデマが発生しやすいことは現代でも変わらず、更に現在の日本は在日韓国人・朝鮮人に対する差別、ヘイトスピーチが蔓延っており、災害をきっかけに朝鮮人虐殺のようなヘイトクライムが起きてもおかしくない土壌がある。
実際、昨年の熊本大地震でも〈熊本の井戸に朝鮮人が毒を入れて回っているそうです!〉という、極めて悪質なデマツイートが出回るという事態が起きた。言うまでもなく、これは明らかに関東大震災発生時に朝鮮人虐殺を引き起こしたデマの再現を狙ったものだった。「朝鮮人が井戸に毒を入れている」等というヘイトスピーチが口をつくのは、歴史を直視していない証拠であり、あまりにも浅薄で恥知らず。クズ同然の行いだ。だがネット右翼やネトウヨ系まとめサイトは、このヘイトデマに便乗して「関東大震災時の朝鮮人虐殺こそ、悪質なデマです」等とがなり立てている。おそらく内閣府に批判や苦情を入れたのも、こうした言説に感化されたネトウヨたちだろう。
本来ならこうしたデマを正すためにも、今回削除された朝鮮人虐殺に関する報告書は非常に意味のあるものだったはずだ。しかし安倍政権はデマをただすどころか、お仲間のヘイトデマに基づいた「苦情」「批判」を口実に、明らかな史実をなかったことにしようとしているのだ。ここ数年でネトウヨや極右界隈で盛んに叫ばれるようになった「朝鮮人虐殺はなかった」なる歴史修正の物語の典型である。しかし何度でもいうが、朝鮮人虐殺は当時の記録や市民の目撃証言も無数に残されており、また治安出動を指揮した警視庁官房主事の正力松太郎(A級戦犯の第三次戦犯指名)自身も認めている厳然たる事実だ。安倍政権がその事実を葬り去ろうとしている今こそ、もう一度、じっくりと関東大震災と“朝鮮人虐殺”に直面した人達の声に耳をすませてほしい。ヘイトデマに感化されて「なぜこんな内容が載っているんだ」等とクレームを入れた連中にこそ、ぜひ読んでもらいたい。
<ヘイトスピーチの原点、関東大震災「朝鮮人大虐殺」の実像に迫る>
路上やネットに響き渡るヘイトスピーチ、本屋に山積みにされる嫌韓本、毎週のように週刊誌を飾る嫌韓特集…。これらの主張を一つ一つ見てみると、そこにあるのは、もはや歴史認識や主義主張の問題ではない事がよく解る。捏造と妄想によって韓国・朝鮮人に対する憎悪、恐怖が煽られ、グロテスクな差別感情が一気に噴き出しているだけだ。
この風景を見て想起させられるのが91年前の9月1日のできごとだ。
1923年9月1日午前11時58分。マグニチュード7.9、震度7の巨大地震、関東大震災に乗じて、日本でもジェノサイド「朝鮮人虐殺」が起きたのである。
倒壊・焼失家屋約29万3000軒、死者・行方不明者10万5000人以上に及ぶ壊滅的被害が広がる中、始まりは人々の間で「朝鮮人が井戸に毒を投げ入れている」「放火している」という不穏な噂が駆け巡ったことだった。この噂は何の根拠もないデマだったが、瞬く間に広がりを見せる。そして噂を信じた日本人は自警団を組織して、朝鮮人達を襲い、次々と虐殺していったのだ。民間人だけではなく警察、軍もそれに加わり、当時の警察が立件しただけで233人、実際は少なく見積もっても1000人以上の朝鮮人・中国人が虐殺された。
ところが、ここにきて“嫌韓ブーム”にのってネトウヨ、保守派の間で、こんなストーリーが出まわり始めている。「当時、実際に朝鮮人の暴動があったのは間違いがない。その暴動を鎮圧する過程で虐殺にエスカレートした」「共産主義の国際団体のコミンテルンが日本で革命を起こすために、朝鮮人に暴動を煽った」
日本人だけが悪いわけではない、虐殺には正当な理由があったという謀略論である。
更には虐殺そのものを否定する『関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった!』(加藤康男)なる嫌韓本まで登場した。歴史修正主義者やレイシスト達が侵略戦争の次に、このジェノサイドまでをなかったとことにしようと企図している訳だが、一方で、こうした状況に危機感を抱いて一冊の本が出版され、話題になっている。『九月、東京の路上で1923年関東大震災ジェノサイドの残響』(加藤直樹)だ。この本の中心をなしているのは、虐殺事件の解説や歴史的分析ではない。著者は読者に「現実」を感じてもらうため、ひたすら当時の証言や記録を集め、事細かにそれを紹介していく。
しかも、それは公文書や軍の資料、戦後の検証記録はもちろん、被害者の朝鮮人、目撃した一般住民、更には作家の芥川龍之介や国学者である折口信夫の証言まで、多岐に亙ったものだ。そうした資料からは、無抵抗な朝鮮人達が虐殺されていった様子が想像以上に生々しく浮かびあがってくる。例えば当時、文芸評論家・中島健蔵が神楽坂で目撃した虐殺はこのようなものだ。「(震災翌日の9月2日、群衆でごった返す神楽坂警察署前で)突然、トビ口を持った男が、トビ口を高く振りあげるや否や、力まかせに捕まった二人の内、一歩、遅れていた方の男の頭めがけて振り下ろしかけた。私は、あっと呼吸をのんだ。ゴツンと鈍い音がして、殴られた男は、よろよろと倒れかかった。
ミネ打ちどころか、まともに刃先を頭に振り下ろしたのである。
ズブリと刃先が突き刺さったようで、私は(中略)目を瞑ってしまった。
不思議な事に、その兇悪な犯行に対して、誰も止めようとしないのだ。
そして、まともにトビ口を受けたその男達を、(中略)警察の門内に押し入れると、大勢の人間が益々、狂乱状態になって、ぐったりした男を殴る、ける、大暴れをしながら警察の玄関に投げ入れた。」(『昭和時代』)人々は朝鮮人と見るや、鉄線で縛り、家や列車から引きずり集団で暴行した。それを止める人は殆どいなかったという。人々は万歳、万歳と言いながら、朝鮮人という理由だけで集団で虐殺をしていく。その多くは、どこにでもいる日本人——。同書は『風よ鳳仙花の歌をはこべ』( 教育史料出版会)に収録された葛飾区四ツ木橋付近の地元住民からの聞き取りを紹介しているが、そこには自警団と称する民間の日本人による凄惨きわまりない“朝鮮人狩り”の目撃証言が幾つも登場する。
「四ツ木橋の向こう(葛飾側)から血だらけの人を結わえて連れてきた。それを切って下に落とした。旧四ッ木橋の少し下手に穴を掘って投げ込むんだ」「(自警団が殺したのは)何とも残忍な殺し方だったね。日本刀で切ったり、竹槍で突いたり、鉄の棒で突き刺したりして殺したんです。女の人、中にはお腹の大きい人もいましたが、突き刺して殺しました。私が見たのでは、30人ぐらい殺していたね」更に自警団だけでなく、警察、軍隊まで出動して「戦争気分」で朝鮮人を虐殺した。当時、習志野騎兵連隊に入隊していた越中谷利一はこう記している。「(亀戸駅付近に止まっていた列車の内外を調べ)その中に混じっている朝鮮人は皆ひきずり下ろされた。そして直ちに白刃と銃剣下に次々と倒れていった。日本人避難民のなかからは嵐のように沸きおこる万歳歓呼の声─国賊!朝鮮人は皆殺しにしろ!」(『関東大震災の思い出』)先の四ツ木橋付近の聞き取りでも、軍による朝鮮人虐殺の証言が幾つも出てきている。「四ツ木橋の下手の墨田区側の河原では、10人くらいずつ朝鮮人を縛って並べ、軍隊が機関銃で撃ち殺したのです。まだ死んでいない人間を、トロッコの線路の上に並べて石油をかけて焼いたのですね」
もっと生々しいのは子供達の証言だ。同書では、関東大震災から半年の間に書かれた子供の作文を紹介しているが、そこには子供ならではの、あまりにリアルすぎる目撃談が大量に出てくるのだ。「朝鮮人が殺されているというので、私は行ちゃんと二人で見に行った。すると道の脇に二人殺されていた。恐いもの見たさに傍に寄ってみた。すると頭は割れて血みどりに染まっていた」(横浜市・高等小学校1年女児)「私達は三尺余りの棒を持って其の先へ釘を付けて居ました。それから方方へ行って見ますと鮮人の頭だけが、ころがつて居ました」(同1年女児)「歩いて居ると朝鮮人が立木にゆはかれ竹槍で腹をぶつぶつさられ(刺され)、のこぎりで切られてしまひました」(同小学校男児)
「すると皆さん方が朝鮮人を突いていましたから、私も一ぺん、突いてやりましたら、キュウと死んでしまいました」(横浜市尋常小学校4年男児)虐殺は東京だけでなく横浜、埼玉、群馬、栃木と広がり、朝鮮人だけでなく中国人も間違えて虐殺された。
まさに自分達の先祖が犯した罪に慄然とするが、そこには保守派や歴史修正主義者が唱えるような「朝鮮人の暴動」や「謀略」の客観的証拠は全くない。あるのは「日本人が何の罪もない無抵抗な朝鮮人を集団で虐殺した」という膨大な証言と記録だ。
朝鮮人の暴動デマは戦後、先述した衆院議員、読売新聞社主として政界、マスコミ界に君臨した正力松太郎(A級戦犯の第三次戦犯指名)が警視庁官房主事時代に広めた事が解っている。「九月、東京の路上で」でも、その事は指摘されていて「デモや集会を取り締まり、朝鮮人学生の密かな独立運動に目を光らせていた」正力がそのデマに振り回され、「軍人達に『こうなったらやりましょう!』と腕まくりをして叫び、警視庁に駆けつけていた新聞記者達には『朝鮮人が謀反を起こしているという噂があるから触れ回ってくれ』と要請する」とある。だが、その正力は後に、この朝鮮人暴動がデマだったと認めているのだ。正力の回顧録『米騒動や大震災の思い出』にはこんな件がある。
「しかるに鮮人がその後、なかなか東京へ来襲しないので不思議に思うておる内に、ようやく夜の10時頃に至って、その来襲は虚報なることが判明いたしました。(中略)要するに人心が異常なる衝撃を受けて錯覚を起し、電信電話が不通のため、通信連絡を欠き、いわゆる一犬虚に吠えて万犬実を伝うるに至ったものと思います。警視庁当局として誠に面目なき次第であります(後略)」普通の人々が持つ潜在的な差別意識と恐怖心、加えて震災で通信が寸断され、何が正確な情報が分からなくなった時、虐殺は起こった。歴史修正主義者やネトウヨがどう言おうと、これは紛れもない事実なのだ。
翻れば、90年後の現代日本も韓国、北朝鮮に対し、民族差別と恐怖とを同時に持ち合わせているように見える。社会に対する閉塞感、鬱憤を、分かりやすい弱者へと向けていく。
歴史は今、まさに繰り返されようとしている。8月20日未明に広島市を襲った集中豪雨と土砂災害もまた、甚大な被害を出したが、最近になって震災現場で空き巣被害が出たことで「外国人による犯罪」と指摘するネット上での書き込みがあり、それが拡散しているのだ。その噂の広がりから広島県警では「外国人が逮捕されたとの話は聞いていいない」と否定しているが、しかしネットの拡散は今も続いている。嫌韓、外国人排斥が、これほど広がりを見せる今だからこそ、91年前に日本人が起こしてしまった忌まわしい、そして恥ずべき自らの歴史を直視すべきだ!(基本文献-リテラ/管理者:部分編集)
************************************《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談
(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。
②採用コンサルタント。
*著作[「公正採用」と「能力発見!」採用選考のコツ]
【本ブログ:http://blog.zaq.ne.jp/yutan0619/article/27/】
*著作「採用面接」労働条件確認
【本ブログ: http://blog.zaq.ne.jp/sp/yutan0619/article/29/】
◎なお寄せていただく相談意見等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp
●費用:交通費等、実費+α(若干-協議)
(民守 正義)
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