「叛-共謀罪」とリベラル勢力の統一へ(74)
《Ken Sway Kenと管理者:民守の【叛-共謀罪】キャンペーン》
<共謀罪意見書も議会の役割から/京都府向日市議 杉谷伸夫氏>
3月16日、向日市議会は「共謀罪」創設を行なわないことを求める意見書を賛成多数で可決し、国に提出した。今年に入って安倍政権が今国会での成立を表明し、2月末に政府原案が明らかになったばかり。「現代の治安維持法」ともいわれる重大な法案にも関わらず、国民に対する説明(=テロ対策)はごまかしに満ちた極めて不誠実なもので、そのため法案の本質(=共謀罪の創設)が持つ意味が伝わっているとはとても言えない。
議会の意見書とは、議会の意思を国政に反映させるため、国会や政府に対して提出する文書である。市町村議会の多くは、次に開かれるのは6月なので、法案が強行採決されている可能性もある。故に共謀罪の創設により市民の権利、市民社会の自由が根底から脅かされる怖れから、国の暴走を止めるために住民を代表して緊急に提出する必要があると考え、3名の議員で共同提案した。それと私が議会に意見書を提案するもう一つの意味は、国政に関する重要な課題について、自治体の議会でもっと議論すべきだということである。
「国政のことは国会でやれば良い」と言う人もいるが、そうではない。
市民の生活、権利に関する国の政策については、自治体議会でもどこでも、あらゆる場で議論するのが民主主義だ。最終的な決定権は国会にある、というだけのことである。
しかし現実には、私の知る限り議会は本当の議論をしていない。例えば向日市議会では、意見書は最終日に上程され、賛成、反対の意見を述べあって、その場で採決するだけ。
質疑や議論の応酬はない。何故か。自治体議員の多くが国政の政党系列化され、意見書への賛否が、政権にプラスかマイナスかで判断され、肝心の「市民の生活や権利にとってどう影響するのか」の点から掘り下げて考えられていないからだと思う。実は今回の「共謀罪」の意見書を巡っては、一つの「事件」があった。一人の議員(議会の改革を巡っては私と意見が合う人)が、意見書に対する質問をあえてしたのだ。質問の内容はさておき、日頃のその議員の意見から「共謀罪法案が、市民にとってどういう影響があるのか、もっと議論しようじゃないか」という問題提起だと受け止めた。議会の役割は、決定するだけでなく、議論し、論点を市民に示すことだ。そのような議会を目指して、これからも取り組みたい。
《【森友学園疑獄事件】シリーズ》
<連絡係にあらず 昭恵氏“私的イベント”主催者は夫人付職員>
昭恵夫人の私的な活動に、公務員である夫人付職員を同行させていた問題。森友学園が運営する塚本幼稚園の講演会やスキーイベントだけでなく、ハワイ旅行や選挙遊説まで連れていっていた事が判明した。政府は「連絡調整のため」と言い張るが、本当にその程度なのか。今度は昭恵夫人の私的なイベントの主催者を務めていた疑いが浮上した。
そのイベントとは昭恵夫人が校長を務める「UZUの学校」。女性の活躍を促進するための塾として、2014年7月に設立された。メーンの活動は女性を対象にした講義で、14年11月から先月まで合計9回開催されている。「UZUの学校」はフェイスブックで、毎回参加を募っている。14年11月3日開催の第1回講義の案内を見ると、「公開・主催者:谷査恵子さん他4人」とある。他4人の内、1人は安倍昭恵となっている。谷査恵子さんといえば、森友学園の籠池前理事長にFAXで回答したあの首相夫人付職員。主催者で名前が出てくるとは驚きだ。更に9回の講義案内を確認すると、15年12月の第5回まで主催者の筆頭に谷査恵子さんが登場するのだ。内3回の「他」には、別の首相夫人付と思われる人物の名前があった。これは単なる「連絡調整」では済まないだろう。隔月で行われる昭恵夫人の私的な活動に夫人付職員が、中心人物として“労力”を割いていた可能性がある。これも職員が勝手にやったというつもりなのか。(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:部分編集)
<「アッキード事件の核心に迫る“籠池ノート”の中身」/菅野完>
籠池泰典氏が安倍昭恵夫人付職員に送った手紙はノートのコピーだった。
そのノートには政治家や役所に送った記述が大量に残る。その全容を知る著述家の菅野完氏が「アッキード事件」の核心に迫った。
* * *
「安倍晋三首相から100万円の寄付を頂戴している」。衝撃的な告白から、森友学園の籠池泰典氏の「運命」は急展開を遂げた。「首相に対する侮辱だ」との理由で開かれた証人喚問。政府・与党からの偽証罪をちらつかせた連日の恫喝。大阪地検特捜部による告発状の受理。そして、大阪府・市による幼稚園と保育園への立ち入り調査……。
こうした出来事の全てが、たった10日の内に、一個人に対して発動されたのだ。
もはやこれは「国家権力の総力を挙げた弾圧」としか言いようがないだろう。
国会を大きく揺さぶった谷査恵子首相夫人付きから籠池氏に宛てたfax──。
今、私の手元にはこのfaxと「籠池氏からの手紙」の両方がある。双方とも、証人喚問前後に断続的に実施した、籠池氏へのインタビューの過程で「発掘」したものだ。
正直に告白するが、谷氏からのfaxを書類の山から見つけた瞬間、私はこの文書を「ただの連絡文」と認識し、処理してしまっていた。この文書の1枚目の文面は、社交辞令に終始しているからだ。「あまり意味のない文書だろう」と書類の山に戻そうとした瞬間、2枚目末尾にある「平成28年度での予算措置を行う方向で調整中」との文言が目に飛び込んだ。その時初めて「これは、行政の業務文書ではないか」と気づいたのだ。
一方の「籠池からの手紙」は、籠池氏が提供してくれたノートの束の中から発見した。籠池氏は古い人間だ。手書きで文書を起案し、そのコピーに押印して手紙を送達するという昭和の時代の文書送達管理手法を、未だに実践している。従ってノートの束の中には、役所や政治家に送った手紙の「原本」が大量に残されている。
その大量の手紙の「原本」の山に、谷氏からのfaxと平仄のあうものは一つしかない。そしてその手紙は自民党の葉梨康弘衆議院議員が公開した手紙と同じものだ。
だが、この「籠池からの手紙」はいささか読解し難い。何故なら手紙の内容が「50年定借として早い時期に買い取るという形に契約変更したい」「学校の用地が半値で借りられたらありがたい」「本来なら平成27年度予算で返ってくるはずの立て替え払いが、予算化されていなかったので早急に予算化してもらいたい」と、手前勝手な要求事項だけを無味乾燥に箇条書きしたものに過ぎないからだ。冒頭の挨拶や自己紹介、依頼内容の概要等、手紙らしい内容は一切ない。ただただ要求内容が羅列されるだけ。
「籠池氏が何をしている人か」「なんでこんな手紙を送りつけてきたのか」という予備知識がなければ、到底、理解できるような代物ではない。しかしながら、これに対する返答である谷氏からのfaxは、予備知識のない人間であれば読解不可能なはずの「籠池からの手紙」を見事に読み込み、その要求事項の全てに遺漏なく的確に返答しており、先述のように「工事立替費の次年度での予算化」という「籠池の要求」を完全に満たす回答まである。
ここまで円滑なコミュニケーションが成立するためには、「籠池が手紙を送る意図」を、谷氏に「解説」する人物がどうしても必要だ。籠池氏は証人喚問で「一昨年10月、お願いがあって昭恵夫人に電話し、留守電に残した」と証言している。
そして、このエピソード自体は昭恵夫人本人も、フェイスブックで発表したコメントの中で認めている。ならば「籠池の意図」を谷氏に「解説」する役割は、昭恵夫人が担当したと解釈するのが自然だろう。つまり昭恵夫人は「籠池の意図」を正確に理解し、その内容を財務省に伝えるよう、自分の秘書である谷査恵子に命じたとしか言いようがないのだ。これでは政治家が行う「陳情処理」や「口利き」と全く同じではないか。
このように「籠池からの手紙」と谷氏からのfaxの両方を並べ読み比べてみれば「昭恵夫人による土地取引への関与」の実態が、誰の目にも明らかになる。
参院予算委員会で民進党・福山哲郎議員から「あのfaxを政府はどのようにして入手したのか?」と糾された菅義偉官房長官は「谷さん本人から入手した。個人で保有していたもので、個人で保管していた以上、行政文書に当たらない」との見解を示した。
つまり政府は「公的な資料は全て廃棄したので存在しないが、見つかった資料があるなら、それは私的なものであり、政府は責任を負わない」と答弁しているのだ。
あまりにも無茶苦茶ではないか。このように政府・与党は相変わらず、苦しい答弁を繰り返しており、空虚な言葉だけが、積み上がっていく。そして何故かテレビでは、政府・与党を擁護し続ける「識者」の類いが幅を利かせている。しかし一度冷静になってもらいたい。
2月中旬に森友問題が明るみに出て以降、政府・与党側から進んで何らかの資料が公開された試しは一度もない。国会で答弁に立つ政府委員や閣僚達は口を揃えて「資料は廃棄した」「そのような資料は存在しない」と言い張る。一方、「百万円の振替票」にせよ、谷氏からのfaxにせよ、「業者と役所の打ち合わせ記録」にせよ、議論の検討材料となる資料は尽く籠池氏側から提示されたものばかりだ。つまり我々は今、「紙を捨てたと言い張る側が、紙を提出してくる側を『嘘つき』呼ばわりする」という、極めて珍妙な光景を目撃しているのだ。こう考えると、政府の答弁は「苦しい言い訳」としか表現のしようがあるまい。瑞穂の國記念小學院の設置認可や敷地の国有地払い下げに「私や妻、事務所は一切関わっていない。もし関わっていれば首相も国会議員も辞める」と答弁したのは、安倍首相本人だ。政府はこの答弁を守るため、嘘に嘘を重ねてきた。そして今や「個人で保管していた文書である以上、公文書ではない」との苦しい言い訳を繰り出すところまで追い込まれている。あまりにも無理のある答弁を繰り返すことは、国家の危機管理機能や統治機能を根底から毀損する行為だ。たかだか首相一人のプライドを守るために、政府高官達が嘘に嘘を重ね、国家を溶解させていく姿は見るに忍びない。
もうゲームオーバーだろう。首相、いい加減、諦めなさいな。
<昭恵夫人に今度は「元暴力団組長」との親密関係が浮上!>
渦中の森友問題に留まらず、自民党の選挙応援に総理大臣夫人付職員を随行させていたという国家公務員法違反問題など安倍昭恵夫人の権力を笠に着た傍若無人な振る舞いや公私混同疑惑が次々と噴出している。そしてまた、新たな疑惑が飛び出した。
今度は「元暴力団組長との関係」だ。昭恵夫人が名誉顧問を務める動物愛護団体「J-Taz’s」の代表・細康徳氏が元暴力団の組長であり、官邸は今、この代表が「昭恵夫人の名前を使って寄付金を集めている」という情報に戦々恐々としている-というのだ。
細氏は、昭恵夫人の名前で寄付金を呼びかけたという事実を否定。だが同時にこんな話をしている。「オレが元暴力団の組長で、指が無いのも、刺青があるのも事実や。昭恵さんは森永(製菓)の娘さんだから刺青なんか見た事ないんやろな。飲み会の時『代表、刺青見せてー』って言われたわ。『昭恵さん、こんなもん人に見せるものやないんですよ』って断りましたけど」下野時代とはいえ当時、夫の安倍晋三氏は自民党総裁に返り咲いたばかり。
そんな最中に「刺青見せてー」とは無邪気にも程があるかと思うが、実は細氏との関係については、2013年6月にも報道され当時、昭恵夫人は、この報道に対しFacebookで〈(細氏が)元暴力団組長であることも事実ですし、勿論知っていました。しかし、それは私が知り合うずっと以前の話です〉〈罪を償い頑張っている人とは今の立場だからこそむしろ積極的に付き合いたいと思います〉と宣言している。
その態度は否定しないが、本当の問題はそこにはない。実は、細氏が参院選への出馬を考えたものの前歴から断念し、その代わりに氏の10年来の知人であるドッグトレーナーの田辺久人氏に出馬を依頼。細氏から田辺氏を紹介された昭恵夫人が、参院選の自民党候補者として田辺氏を“推薦”し、その結果、自民党は田辺氏を公認した事の方だ。
だが田辺氏が「犬の躾と女の教育は同じだ」と豪語していたことや、氏が運営するドッグスクールの訓練生に対する暴行やセクハラ、性行為の強要といった疑惑が出た。
この疑惑によって自民党は氏の公認を取り下げている。しかもこのとき、自民党は、もう一人昭恵夫人の人脈で公認を出している。それは東京プリンの伊藤洋介氏だ。
伊藤氏は山一證券の社員時代に秋元康プロデュースで「シャインズ」としてCDデビュー。
そして、シャインズが「ハイチュウ」のCMに出演していた縁から、伊藤氏は森永製菓へ転職。そうした繋がりから昭恵夫人とは仲が良く、一緒にラジオ番組のパーソナリティを務めていたこともある。要するに自分の“お友だち”を自民党に推薦し、公認を出させていたのである。因みに伊藤氏は2013年7月と16年7月の参院選に自民党公認で比例から出馬したが、共に落選している。当時、昭恵夫人は「2人とも私の知り合いで、自民党には“私の友人よ”ということくらいは言ったかもしれませんが、推薦というか、押し込んだということはありません」と答えているが、一方で自民党関係者はこうコメントしている。「自民党で働く職員にとって、昭恵さんは“社長夫人”です。彼女が参院選の候補者選びにおいて“この人どうかしら?”と提案してきたら、それがどんな人物であれ、断ることはできませんよ」
言うまでもなく選挙において政党は、公認候補を出すにあたって公的な責任を帯びる。
そして公認料等の選挙費用は政党助成金から賄われており、その原資は他でもなく私達の税金だ。にも関わらず「安倍総理の妻」という立場を利用し「私の友達よ」の一言で公認を取り付けているのである。総理という立場を悪用して人事を自分のお友達で固める夫と、お友達の頼みを引き受け、省庁や政党に忖度を引き出す妻。─“似た者夫婦”といえば聞こえがいいが、安倍夫妻がやっていることは「政治の私物化」だ。この悪徳夫婦を野放しにしていていいはずがないだろう。(基本文献-リテラ/管理者:部分編集)
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《新リーフレット「こんなに危ない共謀罪」》
安倍政権は、市民の反対の声の前にこれまで三度廃案となってきた「共謀罪」を「テロ等組織犯罪準備罪」等と称して今通常国会での成立を画策しています。「オリンピック開催」を理由に基本的人権の抑圧を正当化する等、全く許されない事です。
市民が共同し、しっかりと対抗していく必要があります。今回、「共謀罪NO!実行委員会」との共同呼びかけで、新たに「『共謀罪』の創設に反対する緊急統一署名」を展開しています。そのための一助とすべく、今回、新しいリーフレット「こんなに危ない共謀罪」を作成しました。地域・職場での学習、街頭宣伝に、ぜひご活用ください。
お申込みいただければ、ご希望の枚数お分けいたします。大変、恐縮ですが、送料のみご負担ください。ご注文はお送り先・お名前・必要枚数をお書き添えの上、メールまたはファックス(03-3526-2921)でお願いします。/「戦争をさせない1000人委員会」
HP【http://www.anti-war.info/information/1703291/】
《「ピースファースト!戦争をさせない関西大行動」》
◎日時:4月15日(土)3:00-14:00
◎場所:扇町公園(大阪)
★辺野古・高江新基地建設反対!★原発再稼働反対!★共謀罪反対!
●イベントページ【https://www.facebook.com/events/1779559225694849/】
《おんな・こどもをなめんなよ!パレード》
◎森友問題のウヤムヤ解決は、ゆるさんへんで!
◎日時:4/16(日)16時集会:16時30分パレード-スタート(難波まで)
◎集合場所:新町北公園(地下鉄長堀線-西大橋駅②豪出口
or地下鉄四ツ橋四ツ橋駅②号出口)
◎主催:おんな・こどもをなめんなよ!の会/連絡先:osakadanjo@Aol.JP
《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談
(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。
②採用コンサルタント。
*著作[「公正採用」と「能力発見!」採用選考のコツ]
【本ブログ:http://blog.zaq.ne.jp/yutan0619/article/27/】
*著作「採用面接」労働条件確認
【本ブログ: http://blog.zaq.ne.jp/sp/yutan0619/article/29/】
◎なお寄せていただく相談意見等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp
●費用:交通費等、実費+α(若干-協議)
(民守 正義)
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