「叛-共謀罪」とリベラル勢力の統一へ(9)

ようこそ「リベラル広場」-Ameba Ownd【https://riberaruhiroba.theblog.me/】へ。

《Ken Kenと管理者:民守の【叛-共謀罪】キャンペーン》
<ハイジャック・薬品テロ“共謀罪”必要?>

 参議院予算委員会で、民進党の福山議員は、いわゆる“共謀罪”を巡り、テロ組織がハイジャック目的に航空券を予約した場合「予備罪が適用され検挙可能だ」と指摘した。ハイジャック防止法では、ハイジャックするための一切の準備行為が予備罪として罪に問われる。

 金田法務大臣は「裁判例に従えば、ハイジャック目的での航空券予約でも予備にあたらない事例もある。テロ行為未然防止のためにはテロ等準備罪を設けて対処することが必要」と述べた。さらに、政府は、テロ組織が殺傷能力の高い化学薬品を作り大量殺人を行うことを計画し、その薬品の原料の一部を入手した場合、今のままでは罪に問えないとしている。

 福山議員は、この場合でも予備罪で対応できるとし、金田大臣に現在の法律で対応できないケースを説明するよう迫った。しかし、金田大臣の答弁は、岸田外務大臣に答弁の助け舟を頼む等、二転三転し空転。対象となる犯罪の範囲が、政府自身が「とにかく共謀罪を!」で、曖昧さが浮き彫りになった。

◎【ご案内】映画『共謀罪、その後』第1話

https://www.youtube.com/watch?v=wp1rz9dOovE


《【労働問題】「更なる収奪」働き方改革シリーズ》

<セブン加盟店:バイト病欠で罰金:女子高生から9350円>

 コンビニエンスストア最大手、セブン-イレブンの東京都武蔵野市内の加盟店が、風邪で欠勤したアルバイトの女子高校生(16)から9350円の「罰金」を取っていたことが分かった。セブン-イレブン・ジャパンは「労働基準法違反に当たる」として、加盟店に返金を指導した。(賃金未払い・最低賃金法違反)親会社セブン&アイ・ホールディングスの広報センター等によると、女子生徒は1月後半に風邪のため2日間(計10時間)欠勤した。26日にアルバイト代を受け取った際、給与明細には25時間分の2万3375円が記載されていたが、15時間分の現金しか入っていなかった。手書きで「ペナルティ」「9350円」と書かれた付箋が、明細に貼られていた。店側は「休む代わりに働く人を探さなかったペナルティー」として、休んだ10時間分の9350円を差し引いたと保護者に説明したという。

【解説等】①しかし今回は労基法違反による摘発だが、そもそも経営者も所詮は民間人。

 一民間人が民間人に「罰則」等、与えることはできず、「罰則」に名を借りた「横領罪」も成立する。また仮に予め、「罰則契約」を締結していても、その「罰則契約」自体が違法なので、当然に「無効な契約」になる。②仮に経営者が、「このペナルティーは減給処分だ」と主張しても、このような懲戒処分を下すには、⑴就業規則に懲戒処分該当事項が「限定列挙」されていなければならないこと、(2)その「限定列挙」された懲戒処分事項も「社会通念上、客観的かつ合理的なものであること」が求められる。本件大手新聞を見ると「就業規則にない懲戒処分事項は、全て無効」まで記載したものは見当たらず、極めて不十分である。なお補足的に述べるなら、仮に有効な減給処分を課す場合でも「労働者に対して減給の制裁を定める場合、減給は1回の額が平均賃金の1日分の半額を超え、総額が賃金総額の10分の1を超えてはならない」【労基法91条(制裁規定の制限)】との規定範囲でなければならない。この種の「罰則」や「ノルマ買い取り」等の相談は、「まだ世間知らず」の若者に多い相談で、周囲で「おかしい」という事案を目にしたら、ぜひ「当ブログ労働相談メールyutan0571@Yahoo.co.jp」に一報、頂きたい。管理者は、本ブログで労働相談も行っているが、正直言って「人によりけり」の社労士・弁護士よりも労働関係に関しては、知識的にも実践解決的にも具体知識・経験が豊富と明言する。***

 広報センターの担当者は「加盟店の法令に対する認識不足で申し訳ない」と話した。
 厚生労働省労働基準局の担当者は「代わりの人間を見つけるのは加盟店オーナーの仕事」と話す。母親は「高校生にとっては大金。立場の弱いアルバイトが差し引かれ、せつない」と語った。(文責:民守 正義)


<「ここは天国!」と女子大生が断言する、ビッグイシューのインターンとは>

 ホームレスが路上で販売する雑誌「ビッグイシュー日本版」。毎月1日、15日に発売される雑誌の販売者は、全国で124人(2016年12月末現在)。実は管理者も、かつて連合大阪ホームレス対策プロジェクトチームに加わっていた事もあり、「ビッグイシュー初刊本-編集」に多少、関わった事があるし、今でも何人かの販売員の方と親交がある。
 その販売者を裏で支える「販売サポート」の仕事の現場の様子を、先日「『日々の小さな変化の積み重ねのうえに、その人の幸せがある』と感じられる仕事」という記事で紹介したが、更に、その販売サポートスタッフを支えている大学生インターンを紹介する。

 今回は、11月から植える野菜東京事務所でインターンを始めた東洋大学・社会学部2年の原田さんに、インターンに応募した動機や職場の雰囲気等についてインタビューをした。

Q:ビッグイシューのインターンになった経緯を教えてください。
A:社会学に興味を持ち始めていたときに、必修の社会調査の授業がありました。
 そのテーマ探しをしていた時に、同じ大学の友人が「ビッグイシューって知っている?」って紹介してくれたのがきっかけです。「ホームレスが販売する雑誌で、チャリティではなくて自立を応援する事業なんだよ」という説明をして貰ったときに、大学受験のときに水道橋に雑誌を持って立っていた人や、当時のアルバイトの通勤途中に見かけていた人はこれだったのか!と解り、ハッとしました。更に詳しく聞いていく上で、会社員並みに毎日決まった時間に出勤(?)したり、お手紙を挟み込んだりする人、常連さんがついている方もいると聞き、プロ意識を持ってやっている人もいるんだ!とビックリしたんです。

 そこで先ずは、大学で作ったグループ4人で、ビッグイシューに調査をさせてもらえませんか?と問い合わせをしたんです。そうしたら「実際に販売者に話を聞いてみたいなら、ボランティアはいかがですか?」と誘われて、事務所にお邪魔することになったんです。

〔初めて事務所に訪れた時に「ここは理想的!」と直感。「地に足の着いた職場」だと感じた〕

 初めて事務所に訪れた時に「あ、私、ここが好きだ!理想的だ!」って直感したんです。
 私は「人や生活が地に足がついている」感じが大好きなんですが、ビッグイシューは、浮ついていなくて人が暖かくて。特に食べかけのおやつが置いているような感じ(?)がツボにはまってしまって、一目ぼれでした。そうしてボランティアをしている内に、スタッフの方とも仲良くなってきて、インターンやってみる?と誘われて、20歳になるのを待って、2つやっていたアルバイトを一つ辞めて、晴れてインターンになりました。因みに私を紹介してくれた友人は、ビッグイシュー基金の自立応援プログラムで、英会話の講師ボランティアをしたと言っていました。

Q:インターンとしての仕事はどんなものですか?
A:週に2回、13:30から19:00まで東京事務所に出社して「販売サポートスタッフ」のサポートをしています。販売者さんへの仕入れは一日3回あり、その内の2回目の途中(※大学の授業があるため)からお手伝いをしています。販売サポートスタッフの方と同様に、他の販売サポートスタッフが書いた日報を読んで販売者さん達の様子を把握して、仕入れの対応をします。それが終わると、全国各地の販売サポーターに送る雑誌の対応をしたり、販売促進のポスターや、新人販売者さんへお渡しするグッズのセットを作ったりするお手伝いや、そのとき必要となる仕事を適宜することになります。最近は慣れてきたので、「茶紙通信」という社内通信の作成も任されるようになり、試行錯誤しながらですが、販売者さん向けのスタッフ紹介等の原稿を書かせて貰っています。そして夜の仕入れのお手伝いが終わると、日報を書いて終わりです。やはり一日の中で一番楽しいと思うのは、仕入れ対応の時に販売者さん達とお話する事です。販売者の皆さんから見たら、ハタチの小娘だからだと思うのですが、皆さんとても優しくて、笑いながら、何かと私のサポートをしてくれます。販売サポートなのにサポートされてしまっています(笑)仕入れでしょっちゅう、お会いするので、今日は元気がないな、とか鼻声だったら大丈夫かな?と心配したりするんですが、そういう事が、ちょうど求められている職場のようで、とてもやりがいがあります。
 ビッグイシューの職場は、天国のよう。みんな優しくてストレスがない。
 他のアルバイトも幾つか経験した事があるのですが、ビッグイシューのスタッフは皆、お互いが働きやすいように、リラックスして仕事ができるように…という優しさがあると思います。ストレスがまったくなくて。ビッグイシューの事務所に来ると、「いい気持ち」なんです。こんなところ、あまりないんじゃないでしょうか。(笑)

 大学の授業でも、ビッグイシューで実際に自分の目で見て感じた事をまとめて発表したり、更に沸いた疑問を元にいろいろ調べたりして、毎日とても充実しています。
Q:インターンをして、ホームレスである販売者のイメージは変わりましたか?
A:インターンをする前に見た「陰日向に咲く」という映画に出てくる西田敏行さんが演じるちょっと汚い恰好をしたホームレスの「モーゼ」が、私の持っていたホームレスのイメージでした。それは「仙人」みたいなイメージです。でも、だからといって怖いとかいう気持ちはなくて、好奇心が強いので「話してみたい」とは思っていたのです。
 そしてインターンをする中で、販売者の皆さんとお話する頻度が高くなった分、販売者の方が身近に感じられるようになりました。皆さん、私のような小娘がこう言うのは変かもしれませんが、とてもチャーミングで、人として魅力がある人が多いんです。
 ちょっと話したことをしっかり覚えていてくれたり、人を喜ばせるサプライズをしたり。暖かい人が多いです。本当によい職場だと思います。「人が好き」な人にはとてもおススメです。一緒に、販売者の皆さんをサポートしていきましょう!


<JRAが電通を「1カ月指名停止」も、いっそ「テレビCMはいらない」の声>

 JRAが、社員に違法な長時間労働をさせたとして労働基準法違反容疑で書類送検された大手広告会社・電通に対し、昨年12月29日~今月28日まで「指名停止」していたことが分かった。特殊法人であるJRAは違法行為や監督官庁から処分を受けた業者を入札から除外する規定があり、今回の措置になった。電通の社員自殺に関しては昨年大きな話題となり、労働局の立ち入りや石井直社長の辞任など揺れに揺れたが、クライアント側の大きな動きは初めてといえる。「たった1カ月ですので電通にとって然程、大きなダメージではないでしょうが、社会的なインパクトはあります。ネット上では『もっと長く停止しろ』という声もありますが、政府系やこういった特殊法人に動きがあると、それに続く社会的な流れができる可能性もある。そういった意味では意義深い事ではないでしょうか」(競馬記者)ただ、1カ月の指名停止とはいえ、1月中というのはJRAのG1レースはなく、それほど大々的に幾つも広告を打つ時期ではない。電通としても「助かった」と言える状況ではある。また競馬ファンからは「そもそも大手広告代理店にテレビCM作らせる必要とかあるのか」という声も噴出しているのが現状だ。「昨年の有村架純、瑛太等が出演したCM内容はとにかく酷評でしたし、今年の松坂桃李、高畑充希等が出演しているCMも決して好評とはいえない感触。競馬を知らない人を引き入れるための意図は理解できるものの、『これで本当に競馬にいくのか?』という疑問は絶えません。広告代理店主導の作品が微妙な今、いっそテレビCMなどいらないのではという声も多いですよ」(同)既に時代はテレビからネットへ...とは以前から叫ばれており、実際にインターネットを見れば競馬の広告はよく見受けられる。「ネットがあれば十分では」という声があるのも納得だ。電通の長時間労働には、既存広告からネット広告への事業の移行がスムーズにいかなかったのが理由の一つという情報もあるが、時代の波は大きく変わっているようだ。それにしても広告代理店といえば「クライアント第一主義」で、その志向が長時間労働の問題を引き起こした部分は否定できない。しかしクライアントを考えるあまり引き起こした騒動で、クライアントから一時的にとはいえ「切られる」というのは、何とも切ない話である。(Business Journal)


《社会学者イダ ヒロユキ・本ブログ管理者・民守 正義:共同呼びかけ「ヘイト右翼番組つくるDHCは買うのは止めよう!」》

◆デマ垂れ流し『ニュース女子』とDHC
◆辛坊治郎が「土人」発言擁護でデマ連発!
◆松井知事と大阪のテレビの沖縄ヘイト


《『戦争する国」はゴメンだ!今、教育に問われるもの」2・11集会』》

■日時 2017年2月11日(土・休)開会13:15(会場12:45)
■場所 大阪市立港区民センター
    (JR環状線・地下鉄中央線「弁天町」駅、西江徒歩10分)
■講演 高嶋伸欣さん
    「オリンピック・愛国心教育と『戦争する国』」(仮題)
■浪速の歌う巨人 パギやん・ミニライブ
■ティーチイン「教育に問われるもの」■資料代700円
■主催『日の丸君が代』強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネット


《【4月1日(土)13時半~】第1回:日本軍「慰安婦」博物館会議》

 第1回日本軍「慰安婦」博物館会議を下記の通り開催します。
 皆様の賛同支援カンパと御参加をお願いいたします。
日 時:2017年4月1日(土)13時半~(13時開場)
場 所:在日本韓国YMCA・地下スペースYホール
参加費:1000円
◎賛同・カンパのお願い

第1回日本軍「慰安婦」博物館会議の準備・開催には約200万円程度の出費を予定しています。この会議に賛同いただける団体・個人を募っています。
またカンパもぜひよろしくお願いします。
<賛同金>団体:5000円  個人:1000円
<振込先>
郵便振替口座: 00110-2-579814  名称 女たちの戦争と平和人権基金
銀行口座: 三菱東京UFJ銀行渋谷支店 普通口座 3345859

特定非営利活動法人 女たちの戦争と平和人権基金
*郵便振込の際は、通信欄に「博物館会議賛同」「博物館会議カンパ」と明記のうえ、賛同者名公表の可否をお知らせください。
*銀行振込の際は、賛同・カンパの別、お名前の漢字と賛同者名の公表可否確認のため、wam事務局までメールでご一報いただけると助かります。
主 催:第1回日本軍「慰安婦」博物館会議実行委員会
連絡先:アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)気付
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18 AVACOビル2F
〔参照:HPアドレス〕http://wam-peace.org/20170111-3/
**********
(本件、呼び掛け人;社会学者イダ ヒロユキ/本ブログ管理者:民守 正義)


《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》

職場(仕事)における労働・人権相談
 (ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。
②採用コンサルタント。
*著作[「公正採用」と「能力発見!」採用選考のコツ]
【本ブログ:http://blog.zaq.ne.jp/yutan0619/article/27/】
*著作「採用面接」労働条件確認
【本ブログ: http://blog.zaq.ne.jp/sp/yutan0619/article/29/】
◎なお寄せていただく相談等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp
●費用:交通費等、実費+α(若干-協議)

(民守 正義)