劣化する安倍ファシズム政権と「リベラル野党共闘」の行程(62)
劣化する安倍ファシズム政権と「リベラル野党共闘」の行程(62)
《「中身・成果、全くなし」の「日露交渉」総括・関連集》
12月15・16日に行われた日露交渉は、実質的には、何らの中身ある成果はないものだった。この日露交渉の課題は、大別すると「北方諸島問題」と、それにも絡む「経済協力・援助の具体化」であったが、日本側からの経済援助は3千億円があるものの、日本側が利益になるハッキリと目に見える成果は、何もなかった。
会談に先立ち、安倍(外交音痴)総理はプーチン大統領に「私の故郷⁻山口で、ユックリと温泉で疲れを取って、静かな環境で、膝を交えて話し合いたい」と馴れ馴れしく社交挨拶したものの、プーチン大統領は「疲れないのが一番、良い」と、早速うっちゃりで、かわされ、会談は万事、プーチン大統領ペースで進められた。敢えて言うが、日露会談後、安倍(外交音痴)総理はテレビに出まくり「~していく事で合意した」と実利の無い交渉経過を、さも、それが「成果」のように喋り捲っているが、「安倍」本人が、そのようにテレビで宣伝すること自体、「敗北」の証左となっている。もう一つ、大手メディアも含めた大きな「騙し」は、会談終了後の共同記者会見を「共同声明」と報じた事だ。
「共同声明」という以上は、何か具体的成果や歴史的前進面が無ければなく、法的拘束力は持たないが、その「具体的成果や歴史的前進面」について「両国を事実上拘束する」という国際法上、条約に準じた効果を持つ。共同記者会見は、単に両国が共に記者会見を行うだけの事で、実際上、望ましくないが、両国双方、相対立する見解を述べ合っても、直ちに国際法上の問題は生じない。
この「共同声明」虚偽報道は、後にロシア側から不快感を表明され、後々に「国際問題」に発展しないか危惧する。
概括総括としては、上記だけで十分だが、それでは愛想悪く、不親切との誹りもあるだろうから、もう少し論評する。
<「北方諸島問題」について>
そもそも今回日露交渉は、既に本ブログ(48)《【日露交渉】安倍-プーチン交渉を前にして》[http://blog.zaq.ne.jp/yutan0619/daily/201612/08]での交渉予想し、ほぼ的中しているが、特に「北方諸島問題」は、本年9月に事前協議で「1956年『日ソ共同宣言』-日ソ平和友好条約締結後に『歯舞・色丹を日本側に提供(=ロシア語原文:但し日本政府訳-返還)する』を交渉のスタートとする」に加え、本年5月事前協議の「北方諸島問題は、今後の議題としない」と釘を刺された事から、何らの前進内容は見られない。安倍(外交音痴)総理は「北方諸島-元住民の手紙を読んでもらった」と努力宣伝しているが、その一方、「敢えて北方領土の帰属問題は積極的に出さなかった」と吐露しており、完全パフォーマンステレビスピーチだった。管理者は、そもそも「北方諸島問題」は「ロシア領土」という見解を、既に上記「本ブログ(48)」で明らかにしているが、それを棚上げしても、安倍(外交音痴)総理が一方では憲法違反の「集団的戦争(自衛)権⁻日米軍事同盟強化」を世界に標榜しておきながら、一方では「日露友好⁻北方領土返還」を唱えても、そのダブル矛盾スタンダードが、国際的にも外交能力のトップ水準にあるプーチン大統領が安倍(外交音痴)総理の様な詭弁・虚弁にお調子に乗る訳がない。むしろ「赤子の手を捻られた」が実態だ。
唯一、成果らしきものと期待された「元島民の査証(ビザ)なし『自由往来』の拡充」も「迅速に検討するよう指示した」と実質ゼロ回答。
さすが管理者もガクッとズッコケた。とにかく安倍(外交音痴)総理は国会でポツダム宣言すら「読んでいない」と答弁したが、少なくとも「日露交渉で成果を上げて解散総選挙」と夢幻夢想するなら、せめて「ポツダム宣言⇒サンフランシスコ講和条約(ソ連調印せず)⇒1956年『日ソ共同宣言』⇒今や国際的に無効とされている『93年東京宣言』」ぐらい、管理者でも原文訳で読んだ歴史を予習して、「日本会議見解」等、囚われない自立思考を確立して貰いたいものだ。
<包装紙だけ「国家レベルの経済協力」の猿芝居>
先ず共同記者会見で「経済協力事業メニュー」の交換文書が幾つか、交されたが、あれらは既に民間ベースで進められている事業ばかり。現に、あるロシアと共同開発している日本民間企業社長は、メディアの質問に答えて「何度も経産省等の官僚が来て『日露国家間経済協力事業メニューに載せさせて欲しい』と頼みに来た」という。実際の特記すべき合意事項は「四島での『共同経済活動』の協議開始」のみで、プーチン大統領自身が「(日露友好条約締結)のムードづくり」と真意をバラしている。当初、安倍政権は「日本の経済援助をプーチンの鼻の下にぶら下げ、北方領土で何らかの譲歩を引き出そう」というのが戦略だったようだが、安倍(外交音痴)総理にしてみれば「晴天の霹靂」のトランプ候補の勝利。
トランプ次期大統領は、ビジネスライクで米露経済交流の重要視を表明し、既に水面下で具体的な共同経済開発事業の折衝も民間ベースで進んでいる。ロシアにとっては、現状でさえ中国との貿易額は、日本との貿易額とは比の類にならない桁違いの大きな貿易額の上(クリミア問題-経済制裁があるがー)、対米貿易額の予測額は、安倍政権(世耕)がプーチンの鼻の下にぶら下げた「経済援助額(約3千億円)」等、比べものにならない。プーチン大統領はトランプ候補勝利の段階で「プーチン大統領の態度は豹変した」という。ハッキリ言って国内内閣支持率が本当に高いのか、低いのか知らないが「安倍(外交音痴)総理の潮の目は変わった」。今、世界は米・露・中の3カ国を中軸に、経済相互依存と逆に自国経済防衛が複雑に絡み合って、ある時は自由貿易・ある時は保護貿易⇒その複雑系思考総体がグローバルスタンダードという時代に入っている。その中で日本の米国一辺倒の属国主義・日本会議の戦前復古主義では、その米・露・中に埋没するのは目に見えている。そして安倍(外交音痴)総理では、国内の鎖国的人気に関わらず、世界的には愚者過ぎて「対応不能」と断罪せざるを得ない。もう、あまり時間が無い。早急に安倍政権に替わる「大人のリベラル野党政権」の構築が望まれる。(文責:民守正義)
<中ロ重視の一方で…トランプ人事で分かった“日本の扱い”>
トランプ次期政権の閣僚や在外大使の顔ぶれが固まってきた。“日本軽視”ともいえるトランプ政権の外交姿勢がハッキリしてきた。米メディアによると、トランプは、外交政策を担う国務長官に石油大手エクソンモービルのレックス・ティラーソンCEOを起用する方針だという。ティラーソン氏は、ロシア国営の石油最大手と北極圏の油田探査をめぐる協定をまとめた経験を持ち、プーチン大統領と極めて近しい関係で知られる。
トランプ政権がロシアを重視し、融和策を取ろうとしているのは間違いない。トランプ本人も選挙期間中からプーチンを「有能な指導者」と絶賛していた。駐中国大使の人事も同様だ。最有力に浮上しているのは、米アイオワ州のテリー・ブランスタッド知事。州知事として米史上最長の在任期間を誇るブランスタッド氏は、習近平国家主席とはツーカーの仲だ。習近平が河北省の農業担当だった85年にアイオワ州を訪問して以来、交流を続けてきた。この人選もまた、対中政策を睨んだ起用と言っていい。
■駐日大使候補がバレンタイン監督の驚き
ところが、日本に対しては全く違う人事が進められている。
米メディアが10日、駐日大使候補として報じたのは、ロッテの監督だったボビー・バレンタイン氏だ。気さくな人柄でファンも多かったとはいえ、中、ロと比べるとあまりに“軽い”扱いである。
元外務省国際情報局長の孫崎享氏もこう言う。「人選を見る限り、トランプ次期政権が日本を軽く考えているのは明らかだと思います。大きかったのは、トランプが大統領に就任する前から安倍首相が土産品を持って面会し、更に就任1週間後に首脳会談を行いたいとリクエストしたことです。ちょっと下手に出過ぎたと思います。トランプサイドは『日本は黙っていても米国に盲従する』と確信したはずです。これに対して、中、ロはシタタカな外交戦略を持ち、一筋縄ではいかない。そのため、それぞれ相手国の首脳と太いパイプを持つ人物を起用しようとしているのだと思います」軽佻浮薄の安倍(外交音痴)総理は、完全に足元を見透かされている格好だ。しかも安倍外交は、日ロ関係も日中関係も完全に失敗している。
北方領土は、既に「ゼロ回答」。中国も尖閣諸島沖の領海侵入を繰り返している。安倍(外交音痴)総理が4年間続けた「中国包囲網」「ロシア接近」「地球儀俯瞰外交」とは一体、何だったのか。
この調子では、来年1月27日に行われる予定のトランプとの会談では、日米並行協議で、また売国的貿易障壁の撤廃を「うん!わかりました」と言ってしまう恐れがある。(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:部分編集)
《【腐蝕の安倍政権1】日本の難民対応を世界が軽蔑!安倍(外交音痴)総理の国連での発言と「妊娠している難民はお断り」という非道っぷり》
去年の9月、安倍(外交音痴)総理が国連総会の際にニューヨークで記者会見を開き、シリア難民に対する日本の対応について質問された。内戦が続くシリアから1千万人ほどの難民が逃れ、中東の隣国やヨーロッパでは第二次大戦以降、最大の難民危機に直面している最中で当然、予想される質問だった。ところが、その時の安倍(外交音痴)総理の回答は史上、稀に見るトンチンカンなもので「我々は移民を受け入れる前に、女性の活躍であり、高齢者の活躍であり、出生率を上げていくには、まだまだ打つべき手がある」という的外れ逃げ口上だった。その回答は、例の如く日本では大きく報道規制されたが、欧米のマスコミ等には、かなり取り上げられ、日本の評判は更に落とす結果となった。それは当然で、ドイツを筆頭に欧州各国が万単位、10万単位の難民の受け入れを実施し、日本にも相応の協力を求めている中で「僕は今自分のことで忙しいから手伝えないよ」と開き直るようなもの。しかし、より根本的なレベルでいうと、その回答は国際法に関する完全な無知を露呈したものだ。迫害や戦争から逃れる人を難民として受け入れ、保護する。
安倍(外交音痴)総理の言葉では、まるで都合のいい時にする一つのオプションとしてしか見ていないようだが、それはとんでもない間違いで、難民の保護は国際法に基づく、れっきとした国際的義務なのだ。そしてサミットの直前に発表された、挽回を狙った大どんでん返し策が…5年間にかけて、シリア人を150人受け入れるというもの。毎年20人ほどで、それも留学生として受け入れるという、誰がどう見ても甚だ不十分で返ってハジ!トドメは、応募要項に「妊娠している応募者はお断り」と(英語で)書いてあることだ。
夫が殺され、自分が妊娠していたり、小さな子供を抱えたりする女性の難民は極めて弱い立場におり、優先的に保護しなければならない対象だ。なのに最初から除外とは、逆に「非人道主義-ニッポン」を売り込んでいるようなものだ。(基本文献-健康になるためのブログ/管理者:部分編集)
《【腐蝕の安倍政権2】「安倍」の「現職総理初の真珠湾訪問」はウソ!》
安倍(外交音痴)総理の真珠湾訪問決定を巡っては、共同通信が12月5日夜に“「現職首相の真珠湾訪問は初めて」NHKも同日夜のニュースで「現職の総理大臣が真珠湾を訪れて犠牲者を慰霊するのは初めて」と報じ、各紙の12月6日朝刊(東京本社最終版)の1面でも「初めて」という表現が続いた。朝日新聞は「首相 真珠湾訪問へ」「今月27日 現職として初」の見出しと共に「日本の現職首相が真珠湾を訪れるのは初めて」と報じ、他社も“「現職首相で初」「現職首相の真珠湾訪問は初めて」(日経新聞) 「現職の首相の真珠湾訪問は初めて」(産経新聞)「日本の首相が真珠湾で犠牲者を慰霊するのは初めて」(毎日新聞)等と報じた。このニュースにファクラー元NYT東京支局長は迅速に反応した。安倍(外交音痴)総理の真珠湾訪問が発表された時に、国内外の多くのメディアが一斉に「現職の首相として初めて」と報道したが、実は「現職初」ではなかった。@BuzzFeedが65年前の新聞記事を確認した。1951年9月13日付け読売新聞夕刊は次を報じた。
「ロイヤル・ハワイアン・ホテルに一夜を明かした吉田首相は12日午前五時半起床、まさに明けようとするホテル付近の海岸を散歩した。お腹の調子もすっかり回復、朝食をとったのち同九時卅(三十)分ホテルを出てロング・ハワイ准州知事、ラドフォード米太平洋艦隊司令官、ハワイ陸軍司令官オーランド中将の順序で公式訪問し、それぞれハワイ滞在中の好意に感謝したが、ラドフォード中将を真珠湾に尋ねた時は感慨深げだった」なんと日本の主要紙ほぼ全てが誤報だったこととなる!
そのルーツは極めて簡単である。今や大手マスコミは単に政府の流す情報を垂れ流すことしかしていない。菅官房長官は姑息な修正をした。菅義偉官房長官は8日の記者会見で『米国の大統領と共に真珠湾を訪問するのは初めてだ』と意義を強調した。ハワイのホノルルには1951年に当時の吉田茂首相も訪れていたことに触れ、真珠湾については『範囲が広大なこともあり、吉田氏が訪問したかどうかは確認できない状況だ』と説明した。う~ん!なんと姑息にも姑息な「姑息×∞」だ!それに大手マスコミも謝罪すべきであろう。「私達は誤報しました」と。今回の動きはあまりに泥縄であった。
政府は北方領土で歯舞色丹が返還と大キャンペーンを張ってきたが、様相が居のプーチン大統領の慎重発言で、このキャンペーンを中止せざるを得なかった。 その代わりになるのが首相の真珠湾訪問で、これを「現職首相で初」と銘打った。安倍(外交音痴)総理の前に言ったのが吉田首相だったということは極めて暗示的である。
1951年(昭和26年)9月8日、吉田首相は属国的扱いの旧安保条約をサンフランシスコ下士官食堂で署名した。その帰りに真珠湾訪問である。(基本文献-孫崎享のつぶやき/管理者:部分編集)
**********
《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談
(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。
②採用コンサルタント。
*著作[「公正採用」と「能力発見!」採用選考のコツ]
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*著作「採用面接」労働条件確認
【本ブログ: http://blog.zaq.ne.jp/sp/yutan0619/article/29/】
◎なお寄せていただく相談等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
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《「中身・成果、全くなし」の「日露交渉」総括・関連集》
12月15・16日に行われた日露交渉は、実質的には、何らの中身ある成果はないものだった。この日露交渉の課題は、大別すると「北方諸島問題」と、それにも絡む「経済協力・援助の具体化」であったが、日本側からの経済援助は3千億円があるものの、日本側が利益になるハッキリと目に見える成果は、何もなかった。
会談に先立ち、安倍(外交音痴)総理はプーチン大統領に「私の故郷⁻山口で、ユックリと温泉で疲れを取って、静かな環境で、膝を交えて話し合いたい」と馴れ馴れしく社交挨拶したものの、プーチン大統領は「疲れないのが一番、良い」と、早速うっちゃりで、かわされ、会談は万事、プーチン大統領ペースで進められた。敢えて言うが、日露会談後、安倍(外交音痴)総理はテレビに出まくり「~していく事で合意した」と実利の無い交渉経過を、さも、それが「成果」のように喋り捲っているが、「安倍」本人が、そのようにテレビで宣伝すること自体、「敗北」の証左となっている。もう一つ、大手メディアも含めた大きな「騙し」は、会談終了後の共同記者会見を「共同声明」と報じた事だ。
「共同声明」という以上は、何か具体的成果や歴史的前進面が無ければなく、法的拘束力は持たないが、その「具体的成果や歴史的前進面」について「両国を事実上拘束する」という国際法上、条約に準じた効果を持つ。共同記者会見は、単に両国が共に記者会見を行うだけの事で、実際上、望ましくないが、両国双方、相対立する見解を述べ合っても、直ちに国際法上の問題は生じない。
この「共同声明」虚偽報道は、後にロシア側から不快感を表明され、後々に「国際問題」に発展しないか危惧する。
概括総括としては、上記だけで十分だが、それでは愛想悪く、不親切との誹りもあるだろうから、もう少し論評する。
<「北方諸島問題」について>
そもそも今回日露交渉は、既に本ブログ(48)《【日露交渉】安倍-プーチン交渉を前にして》[http://blog.zaq.ne.jp/yutan0619/daily/201612/08]での交渉予想し、ほぼ的中しているが、特に「北方諸島問題」は、本年9月に事前協議で「1956年『日ソ共同宣言』-日ソ平和友好条約締結後に『歯舞・色丹を日本側に提供(=ロシア語原文:但し日本政府訳-返還)する』を交渉のスタートとする」に加え、本年5月事前協議の「北方諸島問題は、今後の議題としない」と釘を刺された事から、何らの前進内容は見られない。安倍(外交音痴)総理は「北方諸島-元住民の手紙を読んでもらった」と努力宣伝しているが、その一方、「敢えて北方領土の帰属問題は積極的に出さなかった」と吐露しており、完全パフォーマンステレビスピーチだった。管理者は、そもそも「北方諸島問題」は「ロシア領土」という見解を、既に上記「本ブログ(48)」で明らかにしているが、それを棚上げしても、安倍(外交音痴)総理が一方では憲法違反の「集団的戦争(自衛)権⁻日米軍事同盟強化」を世界に標榜しておきながら、一方では「日露友好⁻北方領土返還」を唱えても、そのダブル矛盾スタンダードが、国際的にも外交能力のトップ水準にあるプーチン大統領が安倍(外交音痴)総理の様な詭弁・虚弁にお調子に乗る訳がない。むしろ「赤子の手を捻られた」が実態だ。
唯一、成果らしきものと期待された「元島民の査証(ビザ)なし『自由往来』の拡充」も「迅速に検討するよう指示した」と実質ゼロ回答。
さすが管理者もガクッとズッコケた。とにかく安倍(外交音痴)総理は国会でポツダム宣言すら「読んでいない」と答弁したが、少なくとも「日露交渉で成果を上げて解散総選挙」と夢幻夢想するなら、せめて「ポツダム宣言⇒サンフランシスコ講和条約(ソ連調印せず)⇒1956年『日ソ共同宣言』⇒今や国際的に無効とされている『93年東京宣言』」ぐらい、管理者でも原文訳で読んだ歴史を予習して、「日本会議見解」等、囚われない自立思考を確立して貰いたいものだ。
<包装紙だけ「国家レベルの経済協力」の猿芝居>
先ず共同記者会見で「経済協力事業メニュー」の交換文書が幾つか、交されたが、あれらは既に民間ベースで進められている事業ばかり。現に、あるロシアと共同開発している日本民間企業社長は、メディアの質問に答えて「何度も経産省等の官僚が来て『日露国家間経済協力事業メニューに載せさせて欲しい』と頼みに来た」という。実際の特記すべき合意事項は「四島での『共同経済活動』の協議開始」のみで、プーチン大統領自身が「(日露友好条約締結)のムードづくり」と真意をバラしている。当初、安倍政権は「日本の経済援助をプーチンの鼻の下にぶら下げ、北方領土で何らかの譲歩を引き出そう」というのが戦略だったようだが、安倍(外交音痴)総理にしてみれば「晴天の霹靂」のトランプ候補の勝利。
トランプ次期大統領は、ビジネスライクで米露経済交流の重要視を表明し、既に水面下で具体的な共同経済開発事業の折衝も民間ベースで進んでいる。ロシアにとっては、現状でさえ中国との貿易額は、日本との貿易額とは比の類にならない桁違いの大きな貿易額の上(クリミア問題-経済制裁があるがー)、対米貿易額の予測額は、安倍政権(世耕)がプーチンの鼻の下にぶら下げた「経済援助額(約3千億円)」等、比べものにならない。プーチン大統領はトランプ候補勝利の段階で「プーチン大統領の態度は豹変した」という。ハッキリ言って国内内閣支持率が本当に高いのか、低いのか知らないが「安倍(外交音痴)総理の潮の目は変わった」。今、世界は米・露・中の3カ国を中軸に、経済相互依存と逆に自国経済防衛が複雑に絡み合って、ある時は自由貿易・ある時は保護貿易⇒その複雑系思考総体がグローバルスタンダードという時代に入っている。その中で日本の米国一辺倒の属国主義・日本会議の戦前復古主義では、その米・露・中に埋没するのは目に見えている。そして安倍(外交音痴)総理では、国内の鎖国的人気に関わらず、世界的には愚者過ぎて「対応不能」と断罪せざるを得ない。もう、あまり時間が無い。早急に安倍政権に替わる「大人のリベラル野党政権」の構築が望まれる。(文責:民守正義)
<中ロ重視の一方で…トランプ人事で分かった“日本の扱い”>
トランプ次期政権の閣僚や在外大使の顔ぶれが固まってきた。“日本軽視”ともいえるトランプ政権の外交姿勢がハッキリしてきた。米メディアによると、トランプは、外交政策を担う国務長官に石油大手エクソンモービルのレックス・ティラーソンCEOを起用する方針だという。ティラーソン氏は、ロシア国営の石油最大手と北極圏の油田探査をめぐる協定をまとめた経験を持ち、プーチン大統領と極めて近しい関係で知られる。
トランプ政権がロシアを重視し、融和策を取ろうとしているのは間違いない。トランプ本人も選挙期間中からプーチンを「有能な指導者」と絶賛していた。駐中国大使の人事も同様だ。最有力に浮上しているのは、米アイオワ州のテリー・ブランスタッド知事。州知事として米史上最長の在任期間を誇るブランスタッド氏は、習近平国家主席とはツーカーの仲だ。習近平が河北省の農業担当だった85年にアイオワ州を訪問して以来、交流を続けてきた。この人選もまた、対中政策を睨んだ起用と言っていい。
■駐日大使候補がバレンタイン監督の驚き
ところが、日本に対しては全く違う人事が進められている。
米メディアが10日、駐日大使候補として報じたのは、ロッテの監督だったボビー・バレンタイン氏だ。気さくな人柄でファンも多かったとはいえ、中、ロと比べるとあまりに“軽い”扱いである。
元外務省国際情報局長の孫崎享氏もこう言う。「人選を見る限り、トランプ次期政権が日本を軽く考えているのは明らかだと思います。大きかったのは、トランプが大統領に就任する前から安倍首相が土産品を持って面会し、更に就任1週間後に首脳会談を行いたいとリクエストしたことです。ちょっと下手に出過ぎたと思います。トランプサイドは『日本は黙っていても米国に盲従する』と確信したはずです。これに対して、中、ロはシタタカな外交戦略を持ち、一筋縄ではいかない。そのため、それぞれ相手国の首脳と太いパイプを持つ人物を起用しようとしているのだと思います」軽佻浮薄の安倍(外交音痴)総理は、完全に足元を見透かされている格好だ。しかも安倍外交は、日ロ関係も日中関係も完全に失敗している。
北方領土は、既に「ゼロ回答」。中国も尖閣諸島沖の領海侵入を繰り返している。安倍(外交音痴)総理が4年間続けた「中国包囲網」「ロシア接近」「地球儀俯瞰外交」とは一体、何だったのか。
この調子では、来年1月27日に行われる予定のトランプとの会談では、日米並行協議で、また売国的貿易障壁の撤廃を「うん!わかりました」と言ってしまう恐れがある。(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:部分編集)
《【腐蝕の安倍政権1】日本の難民対応を世界が軽蔑!安倍(外交音痴)総理の国連での発言と「妊娠している難民はお断り」という非道っぷり》
去年の9月、安倍(外交音痴)総理が国連総会の際にニューヨークで記者会見を開き、シリア難民に対する日本の対応について質問された。内戦が続くシリアから1千万人ほどの難民が逃れ、中東の隣国やヨーロッパでは第二次大戦以降、最大の難民危機に直面している最中で当然、予想される質問だった。ところが、その時の安倍(外交音痴)総理の回答は史上、稀に見るトンチンカンなもので「我々は移民を受け入れる前に、女性の活躍であり、高齢者の活躍であり、出生率を上げていくには、まだまだ打つべき手がある」という的外れ逃げ口上だった。その回答は、例の如く日本では大きく報道規制されたが、欧米のマスコミ等には、かなり取り上げられ、日本の評判は更に落とす結果となった。それは当然で、ドイツを筆頭に欧州各国が万単位、10万単位の難民の受け入れを実施し、日本にも相応の協力を求めている中で「僕は今自分のことで忙しいから手伝えないよ」と開き直るようなもの。しかし、より根本的なレベルでいうと、その回答は国際法に関する完全な無知を露呈したものだ。迫害や戦争から逃れる人を難民として受け入れ、保護する。
安倍(外交音痴)総理の言葉では、まるで都合のいい時にする一つのオプションとしてしか見ていないようだが、それはとんでもない間違いで、難民の保護は国際法に基づく、れっきとした国際的義務なのだ。そしてサミットの直前に発表された、挽回を狙った大どんでん返し策が…5年間にかけて、シリア人を150人受け入れるというもの。毎年20人ほどで、それも留学生として受け入れるという、誰がどう見ても甚だ不十分で返ってハジ!トドメは、応募要項に「妊娠している応募者はお断り」と(英語で)書いてあることだ。
夫が殺され、自分が妊娠していたり、小さな子供を抱えたりする女性の難民は極めて弱い立場におり、優先的に保護しなければならない対象だ。なのに最初から除外とは、逆に「非人道主義-ニッポン」を売り込んでいるようなものだ。(基本文献-健康になるためのブログ/管理者:部分編集)
《【腐蝕の安倍政権2】「安倍」の「現職総理初の真珠湾訪問」はウソ!》
安倍(外交音痴)総理の真珠湾訪問決定を巡っては、共同通信が12月5日夜に“「現職首相の真珠湾訪問は初めて」NHKも同日夜のニュースで「現職の総理大臣が真珠湾を訪れて犠牲者を慰霊するのは初めて」と報じ、各紙の12月6日朝刊(東京本社最終版)の1面でも「初めて」という表現が続いた。朝日新聞は「首相 真珠湾訪問へ」「今月27日 現職として初」の見出しと共に「日本の現職首相が真珠湾を訪れるのは初めて」と報じ、他社も“「現職首相で初」「現職首相の真珠湾訪問は初めて」(日経新聞) 「現職の首相の真珠湾訪問は初めて」(産経新聞)「日本の首相が真珠湾で犠牲者を慰霊するのは初めて」(毎日新聞)等と報じた。このニュースにファクラー元NYT東京支局長は迅速に反応した。安倍(外交音痴)総理の真珠湾訪問が発表された時に、国内外の多くのメディアが一斉に「現職の首相として初めて」と報道したが、実は「現職初」ではなかった。@BuzzFeedが65年前の新聞記事を確認した。1951年9月13日付け読売新聞夕刊は次を報じた。
「ロイヤル・ハワイアン・ホテルに一夜を明かした吉田首相は12日午前五時半起床、まさに明けようとするホテル付近の海岸を散歩した。お腹の調子もすっかり回復、朝食をとったのち同九時卅(三十)分ホテルを出てロング・ハワイ准州知事、ラドフォード米太平洋艦隊司令官、ハワイ陸軍司令官オーランド中将の順序で公式訪問し、それぞれハワイ滞在中の好意に感謝したが、ラドフォード中将を真珠湾に尋ねた時は感慨深げだった」なんと日本の主要紙ほぼ全てが誤報だったこととなる!
そのルーツは極めて簡単である。今や大手マスコミは単に政府の流す情報を垂れ流すことしかしていない。菅官房長官は姑息な修正をした。菅義偉官房長官は8日の記者会見で『米国の大統領と共に真珠湾を訪問するのは初めてだ』と意義を強調した。ハワイのホノルルには1951年に当時の吉田茂首相も訪れていたことに触れ、真珠湾については『範囲が広大なこともあり、吉田氏が訪問したかどうかは確認できない状況だ』と説明した。う~ん!なんと姑息にも姑息な「姑息×∞」だ!それに大手マスコミも謝罪すべきであろう。「私達は誤報しました」と。今回の動きはあまりに泥縄であった。
政府は北方領土で歯舞色丹が返還と大キャンペーンを張ってきたが、様相が居のプーチン大統領の慎重発言で、このキャンペーンを中止せざるを得なかった。 その代わりになるのが首相の真珠湾訪問で、これを「現職首相で初」と銘打った。安倍(外交音痴)総理の前に言ったのが吉田首相だったということは極めて暗示的である。
1951年(昭和26年)9月8日、吉田首相は属国的扱いの旧安保条約をサンフランシスコ下士官食堂で署名した。その帰りに真珠湾訪問である。(基本文献-孫崎享のつぶやき/管理者:部分編集)
**********
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①職場(仕事)における労働・人権相談
(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。
②採用コンサルタント。
*著作[「公正採用」と「能力発見!」採用選考のコツ]
【本ブログ:http://blog.zaq.ne.jp/yutan0619/article/27/】
*著作「採用面接」労働条件確認
【本ブログ: http://blog.zaq.ne.jp/sp/yutan0619/article/29/】
◎なお寄せていただく相談等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp
●費用:交通費等、実費+α(若干-協議)
(民守 正義)
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