劣化する安倍ファシズム政権と「リベラル野党共闘」の行程(48)
劣化する安倍ファシズム政権と「リベラル野党共闘」の行程(48)
《【日露交渉】安倍-プーチン交渉を前にして》
<本格交渉を前に両国外交首脳が「親書」を交換>
安倍(外交音痴)総理とプーチン大統領との本格交渉が15、16日両日に長門市、及び都内で行われる予定。
この本格交渉を前の12月2日、ロシアのサンクトペテルブルク市内で日本側:岸田外相と2日夕、プーチン大統領と約30分会談した。
この会談では両国首脳が相互に「親書」が交換された。
この「親書」の内容は両国とも公表していないが、一部メディアの推測記事として、プーチン大統領が「日本側の経済援助・共同開発で日露平和条約締結に向けた地盤づくり」を記し、北方諸島については触れられていないと言う。また安倍(外交音痴)総理からの親書も「北方領土には触れず、国後・択捉島に対する経済開発援助」という外交カードを切ったと言われている。この推測記事の元を当該メディアも含めて管理者が調査したところ、その後の岸田外務相とプーチン大統領の各々の会見内容、及び外務省筋情報によるとのこと。
実際、これまでの事前交渉総体から見ても一定、評価できるが、この推測記事を肯定すると、既に保守評論家等が論評している「国後・択捉島に対する経済開発援助」は「両島がロシア領土を認めたようなもので成果を上げたいがための拙速判断」「結局は『経済援助』だけで食い逃げされるのではー」との批判が出ている。
北方諸島返還(提供)問題は紙幅上、既に報じた本ブログ〔2016年09月06日(火)リベラル勢力の再構築で安倍ファシズム政権退陣へ(58)《【中国包囲の安倍戦争政権】シリーズ:日露接近の考察》〕と〔2016年11月03日(木)劣化する安倍ファシズム政権と「リベラル野党共闘」の行程(13)《【「安倍」外交音痴】プーチンが安倍政権の“アマ過剰期待”を牽制》〕及び〔2016年11月22日(火)劣化する安倍ファシズム政権と「リベラル野党共闘」の行程(32) <安倍外交・完全崩壊、運命が逆回転を始めた日>〕が、管理者の把握した事実経過と基本的な分析・考察が掲載されているので、面倒でも読み返して欲しいが、今日的にキイポイントとなるのは①「本年9月2日のロシア国内でのプーチン・安倍会談で「1956年『日ソ共同宣言』-日ソ平和友好条約締結後に『歯舞・色丹を日本側に提供(=ロシア語原文:但し日本政府訳-返還)する』を交渉のスタートとする」と、②更に本年5月の日露事務レベル協議でも、ロシア側から「北方諸島問題は、今後の議題としない」と釘を刺されていることだ。元々、①についてはロシア側の旧ソ連からの一貫した主張だが、②については、むしろ「安倍」の「前のめり外交-『幻想の中の夢』で「経済援助・共同開発カードとの取引で『北方領土返還交渉で具体的前進(せめて歯舞・色丹島返還の足がかり)』が図れるだろう」との日本側-安倍政権と大手メディアも含めた淡い期待・盛り上がりを「交渉前に打ち砕く方が、今後の日露交渉のためにも必要」との判断に基づくものと思われる。それが証拠に11月19日のペルー:リマでの「安倍-プーチン会談」で、プーチン大統領は「日ロ両国の貿易高が半年間で4割近くも減った。これは『第三国による政治的な措置の結果』」と述べ、一方で経済制裁を強める欧米に、足並みを揃える日本を批判し、「日本側が思う『対ロ経済援助』と『北方諸島返還(提供)』とは取引価値がない」とのダメ押しを食らったというのが常識的判断だろう。総じて今月15・16日の日露本格交渉の管理者が予想する焦点は、先ずは{①北方諸島4島とも具体的進展なし②日露平和友好条約の早期締結に向けた努力確認と③そのための地盤づくりとして対ロ経済援助(国後・択捉島)、経済共同開発(シベリア-チュメニ油田開発等)の具体化まで出るか、どうか(管理者は絶望的と見ている)④せめて「北方4島ビザなし渡航・墓参の常態化」程度の人道的支援策が出るか、どうか⑤〔2016年09月06日(火)リベラル勢力の再構築で安倍ファシズム政権退陣へ(58)《【中国包囲の安倍戦争政権】シリーズ:日露接近の考察》〕で記載した、まだ「外交機密『隠し玉』-ウクライナの対露負債30億ドル『日本が肩代わり』」が仄めかし程度でも議題にでも出るか、どうか}位とメニューアップしたが、総合評価として芳しくない結果となる事は否めないと思う。
なお補足として管理者は、別にロシア親密派ではないが、上記過去掲載《日露接近・交渉シリーズ》で明らかにしてきたように、そもそも「北方4島-日本固有の領土」否定派である。現に現行「北方諸島(領土とは記述しない)はポツダム宣言受託-無条件降伏の中で、ソ連が『北方4島は自国領土』を主張し、連合国の承認も過半数ながら得たもので、国際法上「無条件降伏」であった以上、已むを得ない。現に敗戦後、歴代政府も国内的には「日本の固有の領土。ソ連の不法占拠」と米ソ冷戦構造の中で、プロパガンダしてきたが、ソ連外交上「北方領土返還」交渉を行った事は然程ない。
ただ特筆すべき事は「1956年『日ソ共同宣言』-日ソ平和友好条約締結後に『歯舞・色丹を日本側に提供(=ロシア語原文:但し日本政府訳-返還)する』と93年東京宣言「法と正義の原則に基づき、4島の帰属の問題を解決して、平和条約を締結する」だが、既に「日ソ共同宣言」については上記「過去ブログ文書」で論評済みだが、現在の安倍政権も含め、最も「日本固有の領土」の“根拠”としている「93年東京宣言」も「法と正義の原則に基づき」が日本側主張の正当根拠に直ちにならないし、「4島の帰属の問題を解決して」も、これが「日本固有領土」の根拠にはならない事はいうまでもない。
加えて日本-安倍政権が戦争関連法でもシツコク標榜した「日米軍事同盟が基軸」が事実上、「日露平和条約締結-拒否表明」ともロシア側から見れば取られ、国際的には「東京宣言は既に有効でない」と見られている。管理者の「北方諸島問題」への基本認識に異論・反発も感じる方もいるだろうが、それだけに上記「ブログ過去文書」を読み返して頂き、論理構成ある「反論文書」としてご意見を頂きたい。
管理者はロシアのクリミア併合にも見られるように「行き過ぎた自国利益優先主義」にも問題があると思うが、日本-安倍政権の「日米軍事同盟基軸」を唱え、経済制裁も解かずに「日露接近・北方領土返還交渉でプーチンに経済援助-アメ玉をちらかす」、更にトランプが大統領と決定されると慌てて「トランプ訪問」で米国政府が「異例な事をするな!」と叱られると、今度はオバマ大統領の御機嫌取りに「ハワイ訪問」。
こんな見え見えの「ご都合主義-人たらし外交」が、如何に国際的批判(外国人特派員協会情報)が沸き上がっているか-その責任も計り知れず大きい。こんな外交音痴総理は、国益を損ない、直ちに打倒すべきだと思うのだがー。(文責:民守 正義)
《【腐蝕の安倍政権】トランプとプーチンにナメられて:安倍官邸「大パニック」》
<米政府から怒鳴りつけられた安倍(外交音痴)総理!>
天国から地獄へ——共同通信によると、安倍(外交音痴)総理が米ニューヨークで11月中旬に行ったトランプ次期大統領との会談に関し、米政府が事前に「トランプ氏はまだ大統領ではない。前例のないことはしないでほしい」と強い異議を日本政府に伝えていたことが分かった。日本側は、会談は非公式でトランプ氏提案の夕食会は見送るとして理解を求めた。しかし米側は納得せず、ペルーでの国際会議に合わせて調整していたオバマ大統領との首脳会談は実現せず、立ち話に留まった。日米外交筋が4日、明らかにした。「安倍」の外交姿勢に対するオバマ米政権の不快感が明らかになった形だ。
「前例のないことはしないでほしいと強い異議」とは、直訳すると「非礼なことはするな、やめろ!」と怒鳴りつけたのである。米政府が、こうした強い口調で抗議するのは異例のことだ。
それほど今回の安倍晋三の振る舞いを苦々しく思ったのである。
現職の大統領が働いている。オバマ大統領の任期がまだ、2カ月もある時期に非礼も甚だしい。安倍晋三は外交の礼儀も何もわきまえない、まれに見る「虚け者」だ。少しはドイツのメルケル首相を見習うべきだ。外務省はこの「バカ殿」に頭を抱えているのではないか。
しかし、自民党支持者はよくこんな愚か者を放し飼いにしておくものだ。他に人材はいないのか?こっちもよく理解できない。
第一、大手メディアが「世界で初めてトランプ次期大統領に会った安倍総理」と持ち上げたが、事実上は真っ赤な嘘で、主要各国首脳は選挙期間中にトランプ候補と非公式に会っている。イスラエルのニタニエフ首相でさえトランプ候補とあって二股保険をかけていた。つまり各国首脳の中でトランプ次期大統領にあったのは「主要各国首脳の中で安倍(外交音痴)総理はベッタだったのだ。
その選挙期間中、安倍(外交音痴)総理は「ヒラリー候補勝利」を信じて疑わず、だからオバマ大統領に頼まれた「TPP批准⁻国会承認」も強行採決で急いだのだ。ところが選挙結果は、安倍(外交音痴)総理にしてみれば「晴天の霹靂」の「トランプ候補の勝利」!慌ててトランプ次期大統領に「押しかけ挨拶」に行ったと言うのが真実なのだ。
だからトランプ次期大統領は「トランプタワー最上階に招いたものの、安倍(外交音痴)総理のゴルフクラブ(50万円相当)に対してトランプ次期大統領からのお土産は無し」だった。
この安倍(外交音痴)総理のおバカぶりも然る事ながら、大手メディアの「何でも、かんでもドッコイショ」が、舞い上がって、こんな非常識行為を生み出す。大手メディアの「ドッコイショ」が、返って仇になっているのだ。
<赤っ恥をかいた安倍首相>
その上、安倍(外交音痴)総理は、ペルーでのAPEC(アジア太平洋経済協力会議)、アルゼンチン公式訪問を総括する記者会見(11月22日)で「APECは30年近く前に日本が提唱して始まった」と前置きして、今回の成果を誇らしく述べた。「決して内向きになってはいけない。それが今年のAPECの最大のテーマだった。TPP(環太平洋パートナーシップ協定)は、そうした自由で公正なルールに基づく経済圏を太平洋に創り上げる野心的な挑戦であり、TPP首脳会合では、全ての参加国が、その挑戦をやり遂げる決意を改めて共有した」質疑応答で言ってのけた。そこでNHK記者から「トランプ氏はTPPからの離脱を言っているが」と水を向けられると、安倍(外交音痴)総理は強気の表情で「TPPは米国抜きでは意味がない」と言い切ってしまった。同行記者が語る。
「総理は、南米訪問の途中でニューヨークに立ち寄り、トランプ次期大統領と1時間半も会談したことが自慢でならなかった。それでAPECでは、各国首脳と話す度に『私は数日前に、トランプとじっくり語り合ったんだけどね』と、勿体をつけていました。すると、どの国の首脳も熱心に耳を傾けた。安倍総理は21ヵ国・地域の首脳の中で、すっかり主役気分だったのです」ところが、である。安倍(外交音痴)総理の記者会見が終わったのが、日本時間で午前7時43分。それからわずか18分後に、トランプ次期大統領は、ビデオメッセージを発表し、こう言明したのだ。「わが国に災厄をもたらす恐れがあるTPPからの離脱の意思を通告する」前出の同行記者が語る。「APEC首脳会議の合間に、安倍総理が主導する形で、TPP参加国12ヵ国の首脳を集めて会合を開きました。その際、トランプ氏と会談をした安倍総理が自信満々だったため、参加した首脳達は『もしかしたらアベは、トランプ説得に成功したのでは』と、期待感を強めていたのです」それが記者会見の直後に、トランプ次期大統領から正反対のメッセージが出たのだから、安倍(外交音痴)総理は、すっかり赤っ恥をかいてしまった。
「安倍」は早速、トランプにナメられた。
前出の外務省関係者が告白する。「実は安倍総理とトランプ次期大統領との会談の中で、トランプ氏の長女のイヴァンカさんから抗議を受けた。彼女は、日本のメディアがこぞって『駐日大使に起用』と報道した事に憤慨していたのだ。トランプ氏がわざわざ安倍総理に恥をかかせるようなタイミングでビデオメッセージを公開したのは、長女に恥をかかせたことへの意趣返しではないか、と穿った見方をする関係者までいます」
この安倍・トランプ初会談の中身については、日米双方とも「非公開だ」として、箝口令が敷かれている。実際にはTPPに関して、何が話し合われたのか。前出の外務省関係者に改めて聞くと、重い口を開いた。
「本当に詳しい事は言えない。ただ会談を終えた安倍総理は、非常に明るい表情で、こう漏らしていた。『トランプは、オバマよりずっと話が分かる男だよ。先ずは、我々が(TPPの)批准を目指そうではないか』。だが今にして思えば、あんな会談はやらなければよかったのだ。外務省としては気乗りしなかったが、経産省サイドが勝手に突っ走った会談だった。会談が行われる事を知ったケネディ駐日アメリカ大使は『来年1月20日までは、オバマ大統領が唯一のアメリカの指導者だ!』と怒り心頭だったし、ホワイトハウスもトランプ次期大統領に猛抗議したという。そのため安倍(外交音痴)総理と会ったトランプ次期大統領の口は、意外に重かった。以後、他国の首脳らが『トランプ詣で』をできなくなったのは、トランプ氏が安倍総理だけを特別視したからではなくて、ホワイトハウスに『もう二度とやらない』と詫びたからだと聞いている」それでは「経産省サイドが勝手に突っ走った」とは、どういうことなのか。経産省関係者に確認すると、怒りを滲ませながら反論した。「だいたい外務省は、大統領選挙当日まで、安倍総理に『クリントン候補の勝利は間違いありません』と囁き続けてきたのだ。特に杉山晋輔外務事務次官と秋葉剛男外務審議官が『2大戦犯』だ。そのくせトランプ勝利が確定して、安倍総理が『一刻も早く挨拶を述べたい』と言うと『トランプとはツテがありません』とぬかした。それで総理が激怒して『もう外務省には頼まん』という事になって、急遽、経産省に要請が来たのだ。そこで我々は、トランプタワーに入居している日本企業を調べ上げ、トランプ氏が住む66階まで行ってもらった。それで『安倍総理が祝辞を述べたいから』と言って、電話番号を聞き出したのだ」経緯はともあれ、安倍(外交音痴)総理が意気揚々とトランプタワーに乗り込んで行ったことは、完全に裏目に出てしまった。23日午後に帰国した安倍(外交音痴)総理は、翌24日に開かれた参議院のTPP法案に関する審議で、野党から集中砲火を浴びた。安倍(外交音痴)総理は顔色も優れず、弁明に大わらわとなったのだった。
ところで安倍外交はAPECでもう一つ、赤っ恥をかいた。それは、ロシアとの北方領土交渉である。
前出の外務省関係者が明かす。「安倍総理がロシア外交を本格化させたのは、'14年2月にソチ冬季五輪の開会式に出席した時からだ。ウクライナ問題を巡って、欧米の首脳がおしなべて欠席する中、先進国で殆ど唯一、出席した安倍首相を、プーチン大統領が開幕式の翌日、ロシア料理の盛大なランチで歓待したのだ。この時、安倍総理とプーチン大統領は、ウォッカを5杯も乾杯して盛り上がり、日ロ関係を前進させる事で一致。会談に同席した世耕弘成官房副長官(現経産相)は、『(北方領土返還により)早めに地図を書き換える準備をしておけよ』等と吹聴していた」北方領土を取り戻して歴史に名を遺したい安倍(外交音痴)総理と、総理をヨイショして立身出世を狙う世耕は、欧米が対ロ経済制裁を強化する中、ロシアにのめり込んでいった。
「オバマ大統領から2度も『ロシアに近づくな』と直接言われていたのに、安倍(外交音痴)総理は今年5月にロシア訪問を強行。この時、世耕官房副長官と経産省が『8項目の経済協力』を、プーチン大統領の鼻先にブラ下げた。世耕はこの時の功績で、8月の内閣改造で経産相に抜擢された。更に『ロシアと交渉する際の肩書が欲しい』と総理にせがんで、ロシア経済分野協力担当大臣も拝命した。そんな世耕経産相は『今更4島一括返還を言っている外務省は古くさい』と非難し『外交は外務省の専権事項』という不文律を破って、総理と二人三脚で、どんどんロシアに接近していった」(同・外務省関係者)安倍(外交音痴)総理と世耕経産相は、対ロ交渉から外務省を事実上外した。その上で総理は、9月2日にウラジオストクで、プーチン大統領と55分間、二人っきりで会談。
『2島返還でもよいから』と譲歩した。
そしてプーチン大統領がニンマリ笑顔を見せた事から、交渉の行方を楽観視して、12月15日の『山口会談』を決めてしまったのだ」(同・外務省関係者)ここから日本では、2島先行返還案を始めとして、共同統治案、ロシア施政権案、面積2等分案など、次々にリーク報道がなされ、「山口会談」へ向けた期待感が高まっていった。
ところが11月に入って俄然、雲行きが怪しくなってきた。2日から6日まで、世耕経産相がモスクワを訪れたが、経済援助は大歓迎でも、領土問題には触れられず仕舞い。8日から10日には安倍(外交音痴)総理の懐刀である谷内正太郎国家安全保障局長が訪ロしたが、やはり「玉砕」した。あげく15日には、世耕経産相のカウンターパートで「プーチン政権一の親日派」として知られたウリュカエフ経済発展相が、200万㌦の収賄容疑で拘束されてしまう。
こうした中、ペルーAPECの最中、現地時間の19日に開かれた15回目の安倍・プーチン会談は、重苦しい雰囲気となった。前出の外務省関係者が明かす。「12月の山口会談は、日本にしてみれば『総理の故郷に招待するから領土を返せよ』という話なのに、ロシア側から先ず『なぜ交渉の過程が次々と日本メディアにリークされるのだ』とお叱りを受けた。続いて『'18年に大統領選を控えているというのに、領土問題なんか出せる訳ないだろう』と言う。とにかく万事、強気で、プーチン大統領は、これまでとは別人のようだった。
ロシアとの関係改善を公約に掲げたトランプ候補が勝利した事で、もはや日本など眼中にないという事なのだろう」(トランプ次期大統領は「米露外交重視」を唱えている。即ち「安倍」はプーチンとトランプの間で沈没したのである)これでは、いったい何のために山口まで招待するのかという事になる。ロシアは日本をせせら笑うかのように、ペルー会談直後の22日、北方諸島の択捉島と国後島に、新型の地対艦ミサイルを配備したと報道した。同日、尖閣諸島周辺の上空にロシアの哨戒ヘリコプターが突如として出現し、自衛隊機が緊急発進する事態となった。ロシアの立場について、セボードニャ通信社のコツバ・セルゲイ東京支局長が解説する。「ロシア側は、南クリル諸島(北方領土)を日本に譲り渡す等と言ったことは一度もない。そもそも経済制裁を科してくる敵国に、領土を渡す国がどこにあるのか。それに、クリミア半島を取り返した事でロシア国民から支持されているプーチン大統領が、日本に領土を渡したら、途端に支持率が急降下して、ロシアで政変が起こるだろう。12月のプーチン大統領の訪日は、あくまでも東京で、各種の経済援助を受け取るサインをしに来るのだ。いわばこれまで日本がロシアに経済制裁したことへの贖罪だ。山口では温泉につかって『今後とも何事も話し合おう』で終わりだ。管理者の経過等分析が類似している事が解る。「安倍」のハワイ訪問も「オバマ大統領-謝罪外交」が実態なのではないか。いずれにしても、もう「安倍外交―崩壊」は隠しようもない。(参考文献-日刊ゲンダイ等/文責:民守 正義)
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《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談
(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。
②採用コンサルタント。
*著作[「公正採用」と「能力発見!」採用選考のコツ]
【本ブログ:http://blog.zaq.ne.jp/yutan0619/article/27/】
*著作「採用面接」労働条件確認
【本ブログ: http://blog.zaq.ne.jp/sp/yutan0619/article/29/】
◎なお寄せていただく相談等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp
●費用:交通費等、実費+α(若干-協議)
《ドキュメンタリー映画「『知事抹殺』の真実」》
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*詳しくは公式サイト「『知事抹殺』の真実」
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大手メディアの世論調査が全部ウソだった事が明らかになりました。安倍政権によるプロパガンダ・印象操作が深刻化しており、大手メディアは、安倍政権と一緒に会食を繰り返す『寿司メディア』となっています。特に産経新聞・読売新聞・NHKが安倍政権と癒着しています。【https://matome.naver.jp/odai/2145475250773933301】
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《【日露交渉】安倍-プーチン交渉を前にして》
<本格交渉を前に両国外交首脳が「親書」を交換>
安倍(外交音痴)総理とプーチン大統領との本格交渉が15、16日両日に長門市、及び都内で行われる予定。
この本格交渉を前の12月2日、ロシアのサンクトペテルブルク市内で日本側:岸田外相と2日夕、プーチン大統領と約30分会談した。
この会談では両国首脳が相互に「親書」が交換された。
この「親書」の内容は両国とも公表していないが、一部メディアの推測記事として、プーチン大統領が「日本側の経済援助・共同開発で日露平和条約締結に向けた地盤づくり」を記し、北方諸島については触れられていないと言う。また安倍(外交音痴)総理からの親書も「北方領土には触れず、国後・択捉島に対する経済開発援助」という外交カードを切ったと言われている。この推測記事の元を当該メディアも含めて管理者が調査したところ、その後の岸田外務相とプーチン大統領の各々の会見内容、及び外務省筋情報によるとのこと。
実際、これまでの事前交渉総体から見ても一定、評価できるが、この推測記事を肯定すると、既に保守評論家等が論評している「国後・択捉島に対する経済開発援助」は「両島がロシア領土を認めたようなもので成果を上げたいがための拙速判断」「結局は『経済援助』だけで食い逃げされるのではー」との批判が出ている。
<北方諸島に「明確な成果」はなし!?>
北方諸島返還(提供)問題は紙幅上、既に報じた本ブログ〔2016年09月06日(火)リベラル勢力の再構築で安倍ファシズム政権退陣へ(58)《【中国包囲の安倍戦争政権】シリーズ:日露接近の考察》〕と〔2016年11月03日(木)劣化する安倍ファシズム政権と「リベラル野党共闘」の行程(13)《【「安倍」外交音痴】プーチンが安倍政権の“アマ過剰期待”を牽制》〕及び〔2016年11月22日(火)劣化する安倍ファシズム政権と「リベラル野党共闘」の行程(32) <安倍外交・完全崩壊、運命が逆回転を始めた日>〕が、管理者の把握した事実経過と基本的な分析・考察が掲載されているので、面倒でも読み返して欲しいが、今日的にキイポイントとなるのは①「本年9月2日のロシア国内でのプーチン・安倍会談で「1956年『日ソ共同宣言』-日ソ平和友好条約締結後に『歯舞・色丹を日本側に提供(=ロシア語原文:但し日本政府訳-返還)する』を交渉のスタートとする」と、②更に本年5月の日露事務レベル協議でも、ロシア側から「北方諸島問題は、今後の議題としない」と釘を刺されていることだ。元々、①についてはロシア側の旧ソ連からの一貫した主張だが、②については、むしろ「安倍」の「前のめり外交-『幻想の中の夢』で「経済援助・共同開発カードとの取引で『北方領土返還交渉で具体的前進(せめて歯舞・色丹島返還の足がかり)』が図れるだろう」との日本側-安倍政権と大手メディアも含めた淡い期待・盛り上がりを「交渉前に打ち砕く方が、今後の日露交渉のためにも必要」との判断に基づくものと思われる。それが証拠に11月19日のペルー:リマでの「安倍-プーチン会談」で、プーチン大統領は「日ロ両国の貿易高が半年間で4割近くも減った。これは『第三国による政治的な措置の結果』」と述べ、一方で経済制裁を強める欧米に、足並みを揃える日本を批判し、「日本側が思う『対ロ経済援助』と『北方諸島返還(提供)』とは取引価値がない」とのダメ押しを食らったというのが常識的判断だろう。総じて今月15・16日の日露本格交渉の管理者が予想する焦点は、先ずは{①北方諸島4島とも具体的進展なし②日露平和友好条約の早期締結に向けた努力確認と③そのための地盤づくりとして対ロ経済援助(国後・択捉島)、経済共同開発(シベリア-チュメニ油田開発等)の具体化まで出るか、どうか(管理者は絶望的と見ている)④せめて「北方4島ビザなし渡航・墓参の常態化」程度の人道的支援策が出るか、どうか⑤〔2016年09月06日(火)リベラル勢力の再構築で安倍ファシズム政権退陣へ(58)《【中国包囲の安倍戦争政権】シリーズ:日露接近の考察》〕で記載した、まだ「外交機密『隠し玉』-ウクライナの対露負債30億ドル『日本が肩代わり』」が仄めかし程度でも議題にでも出るか、どうか}位とメニューアップしたが、総合評価として芳しくない結果となる事は否めないと思う。
なお補足として管理者は、別にロシア親密派ではないが、上記過去掲載《日露接近・交渉シリーズ》で明らかにしてきたように、そもそも「北方4島-日本固有の領土」否定派である。現に現行「北方諸島(領土とは記述しない)はポツダム宣言受託-無条件降伏の中で、ソ連が『北方4島は自国領土』を主張し、連合国の承認も過半数ながら得たもので、国際法上「無条件降伏」であった以上、已むを得ない。現に敗戦後、歴代政府も国内的には「日本の固有の領土。ソ連の不法占拠」と米ソ冷戦構造の中で、プロパガンダしてきたが、ソ連外交上「北方領土返還」交渉を行った事は然程ない。
ただ特筆すべき事は「1956年『日ソ共同宣言』-日ソ平和友好条約締結後に『歯舞・色丹を日本側に提供(=ロシア語原文:但し日本政府訳-返還)する』と93年東京宣言「法と正義の原則に基づき、4島の帰属の問題を解決して、平和条約を締結する」だが、既に「日ソ共同宣言」については上記「過去ブログ文書」で論評済みだが、現在の安倍政権も含め、最も「日本固有の領土」の“根拠”としている「93年東京宣言」も「法と正義の原則に基づき」が日本側主張の正当根拠に直ちにならないし、「4島の帰属の問題を解決して」も、これが「日本固有領土」の根拠にはならない事はいうまでもない。
加えて日本-安倍政権が戦争関連法でもシツコク標榜した「日米軍事同盟が基軸」が事実上、「日露平和条約締結-拒否表明」ともロシア側から見れば取られ、国際的には「東京宣言は既に有効でない」と見られている。管理者の「北方諸島問題」への基本認識に異論・反発も感じる方もいるだろうが、それだけに上記「ブログ過去文書」を読み返して頂き、論理構成ある「反論文書」としてご意見を頂きたい。
管理者はロシアのクリミア併合にも見られるように「行き過ぎた自国利益優先主義」にも問題があると思うが、日本-安倍政権の「日米軍事同盟基軸」を唱え、経済制裁も解かずに「日露接近・北方領土返還交渉でプーチンに経済援助-アメ玉をちらかす」、更にトランプが大統領と決定されると慌てて「トランプ訪問」で米国政府が「異例な事をするな!」と叱られると、今度はオバマ大統領の御機嫌取りに「ハワイ訪問」。
こんな見え見えの「ご都合主義-人たらし外交」が、如何に国際的批判(外国人特派員協会情報)が沸き上がっているか-その責任も計り知れず大きい。こんな外交音痴総理は、国益を損ない、直ちに打倒すべきだと思うのだがー。(文責:民守 正義)
《【腐蝕の安倍政権】トランプとプーチンにナメられて:安倍官邸「大パニック」》
<米政府から怒鳴りつけられた安倍(外交音痴)総理!>
天国から地獄へ——共同通信によると、安倍(外交音痴)総理が米ニューヨークで11月中旬に行ったトランプ次期大統領との会談に関し、米政府が事前に「トランプ氏はまだ大統領ではない。前例のないことはしないでほしい」と強い異議を日本政府に伝えていたことが分かった。日本側は、会談は非公式でトランプ氏提案の夕食会は見送るとして理解を求めた。しかし米側は納得せず、ペルーでの国際会議に合わせて調整していたオバマ大統領との首脳会談は実現せず、立ち話に留まった。日米外交筋が4日、明らかにした。「安倍」の外交姿勢に対するオバマ米政権の不快感が明らかになった形だ。
「前例のないことはしないでほしいと強い異議」とは、直訳すると「非礼なことはするな、やめろ!」と怒鳴りつけたのである。米政府が、こうした強い口調で抗議するのは異例のことだ。
それほど今回の安倍晋三の振る舞いを苦々しく思ったのである。
現職の大統領が働いている。オバマ大統領の任期がまだ、2カ月もある時期に非礼も甚だしい。安倍晋三は外交の礼儀も何もわきまえない、まれに見る「虚け者」だ。少しはドイツのメルケル首相を見習うべきだ。外務省はこの「バカ殿」に頭を抱えているのではないか。
しかし、自民党支持者はよくこんな愚か者を放し飼いにしておくものだ。他に人材はいないのか?こっちもよく理解できない。
第一、大手メディアが「世界で初めてトランプ次期大統領に会った安倍総理」と持ち上げたが、事実上は真っ赤な嘘で、主要各国首脳は選挙期間中にトランプ候補と非公式に会っている。イスラエルのニタニエフ首相でさえトランプ候補とあって二股保険をかけていた。つまり各国首脳の中でトランプ次期大統領にあったのは「主要各国首脳の中で安倍(外交音痴)総理はベッタだったのだ。
その選挙期間中、安倍(外交音痴)総理は「ヒラリー候補勝利」を信じて疑わず、だからオバマ大統領に頼まれた「TPP批准⁻国会承認」も強行採決で急いだのだ。ところが選挙結果は、安倍(外交音痴)総理にしてみれば「晴天の霹靂」の「トランプ候補の勝利」!慌ててトランプ次期大統領に「押しかけ挨拶」に行ったと言うのが真実なのだ。
だからトランプ次期大統領は「トランプタワー最上階に招いたものの、安倍(外交音痴)総理のゴルフクラブ(50万円相当)に対してトランプ次期大統領からのお土産は無し」だった。
この安倍(外交音痴)総理のおバカぶりも然る事ながら、大手メディアの「何でも、かんでもドッコイショ」が、舞い上がって、こんな非常識行為を生み出す。大手メディアの「ドッコイショ」が、返って仇になっているのだ。
<赤っ恥をかいた安倍首相>
その上、安倍(外交音痴)総理は、ペルーでのAPEC(アジア太平洋経済協力会議)、アルゼンチン公式訪問を総括する記者会見(11月22日)で「APECは30年近く前に日本が提唱して始まった」と前置きして、今回の成果を誇らしく述べた。「決して内向きになってはいけない。それが今年のAPECの最大のテーマだった。TPP(環太平洋パートナーシップ協定)は、そうした自由で公正なルールに基づく経済圏を太平洋に創り上げる野心的な挑戦であり、TPP首脳会合では、全ての参加国が、その挑戦をやり遂げる決意を改めて共有した」質疑応答で言ってのけた。そこでNHK記者から「トランプ氏はTPPからの離脱を言っているが」と水を向けられると、安倍(外交音痴)総理は強気の表情で「TPPは米国抜きでは意味がない」と言い切ってしまった。同行記者が語る。
「総理は、南米訪問の途中でニューヨークに立ち寄り、トランプ次期大統領と1時間半も会談したことが自慢でならなかった。それでAPECでは、各国首脳と話す度に『私は数日前に、トランプとじっくり語り合ったんだけどね』と、勿体をつけていました。すると、どの国の首脳も熱心に耳を傾けた。安倍総理は21ヵ国・地域の首脳の中で、すっかり主役気分だったのです」ところが、である。安倍(外交音痴)総理の記者会見が終わったのが、日本時間で午前7時43分。それからわずか18分後に、トランプ次期大統領は、ビデオメッセージを発表し、こう言明したのだ。「わが国に災厄をもたらす恐れがあるTPPからの離脱の意思を通告する」前出の同行記者が語る。「APEC首脳会議の合間に、安倍総理が主導する形で、TPP参加国12ヵ国の首脳を集めて会合を開きました。その際、トランプ氏と会談をした安倍総理が自信満々だったため、参加した首脳達は『もしかしたらアベは、トランプ説得に成功したのでは』と、期待感を強めていたのです」それが記者会見の直後に、トランプ次期大統領から正反対のメッセージが出たのだから、安倍(外交音痴)総理は、すっかり赤っ恥をかいてしまった。
「安倍」は早速、トランプにナメられた。
<外務省の「2大戦犯」>
前出の外務省関係者が告白する。「実は安倍総理とトランプ次期大統領との会談の中で、トランプ氏の長女のイヴァンカさんから抗議を受けた。彼女は、日本のメディアがこぞって『駐日大使に起用』と報道した事に憤慨していたのだ。トランプ氏がわざわざ安倍総理に恥をかかせるようなタイミングでビデオメッセージを公開したのは、長女に恥をかかせたことへの意趣返しではないか、と穿った見方をする関係者までいます」
この安倍・トランプ初会談の中身については、日米双方とも「非公開だ」として、箝口令が敷かれている。実際にはTPPに関して、何が話し合われたのか。前出の外務省関係者に改めて聞くと、重い口を開いた。
「本当に詳しい事は言えない。ただ会談を終えた安倍総理は、非常に明るい表情で、こう漏らしていた。『トランプは、オバマよりずっと話が分かる男だよ。先ずは、我々が(TPPの)批准を目指そうではないか』。だが今にして思えば、あんな会談はやらなければよかったのだ。外務省としては気乗りしなかったが、経産省サイドが勝手に突っ走った会談だった。会談が行われる事を知ったケネディ駐日アメリカ大使は『来年1月20日までは、オバマ大統領が唯一のアメリカの指導者だ!』と怒り心頭だったし、ホワイトハウスもトランプ次期大統領に猛抗議したという。そのため安倍(外交音痴)総理と会ったトランプ次期大統領の口は、意外に重かった。以後、他国の首脳らが『トランプ詣で』をできなくなったのは、トランプ氏が安倍総理だけを特別視したからではなくて、ホワイトハウスに『もう二度とやらない』と詫びたからだと聞いている」それでは「経産省サイドが勝手に突っ走った」とは、どういうことなのか。経産省関係者に確認すると、怒りを滲ませながら反論した。「だいたい外務省は、大統領選挙当日まで、安倍総理に『クリントン候補の勝利は間違いありません』と囁き続けてきたのだ。特に杉山晋輔外務事務次官と秋葉剛男外務審議官が『2大戦犯』だ。そのくせトランプ勝利が確定して、安倍総理が『一刻も早く挨拶を述べたい』と言うと『トランプとはツテがありません』とぬかした。それで総理が激怒して『もう外務省には頼まん』という事になって、急遽、経産省に要請が来たのだ。そこで我々は、トランプタワーに入居している日本企業を調べ上げ、トランプ氏が住む66階まで行ってもらった。それで『安倍総理が祝辞を述べたいから』と言って、電話番号を聞き出したのだ」経緯はともあれ、安倍(外交音痴)総理が意気揚々とトランプタワーに乗り込んで行ったことは、完全に裏目に出てしまった。23日午後に帰国した安倍(外交音痴)総理は、翌24日に開かれた参議院のTPP法案に関する審議で、野党から集中砲火を浴びた。安倍(外交音痴)総理は顔色も優れず、弁明に大わらわとなったのだった。
<ロシアにのめり込んだ二人>
ところで安倍外交はAPECでもう一つ、赤っ恥をかいた。それは、ロシアとの北方領土交渉である。
前出の外務省関係者が明かす。「安倍総理がロシア外交を本格化させたのは、'14年2月にソチ冬季五輪の開会式に出席した時からだ。ウクライナ問題を巡って、欧米の首脳がおしなべて欠席する中、先進国で殆ど唯一、出席した安倍首相を、プーチン大統領が開幕式の翌日、ロシア料理の盛大なランチで歓待したのだ。この時、安倍総理とプーチン大統領は、ウォッカを5杯も乾杯して盛り上がり、日ロ関係を前進させる事で一致。会談に同席した世耕弘成官房副長官(現経産相)は、『(北方領土返還により)早めに地図を書き換える準備をしておけよ』等と吹聴していた」北方領土を取り戻して歴史に名を遺したい安倍(外交音痴)総理と、総理をヨイショして立身出世を狙う世耕は、欧米が対ロ経済制裁を強化する中、ロシアにのめり込んでいった。
「オバマ大統領から2度も『ロシアに近づくな』と直接言われていたのに、安倍(外交音痴)総理は今年5月にロシア訪問を強行。この時、世耕官房副長官と経産省が『8項目の経済協力』を、プーチン大統領の鼻先にブラ下げた。世耕はこの時の功績で、8月の内閣改造で経産相に抜擢された。更に『ロシアと交渉する際の肩書が欲しい』と総理にせがんで、ロシア経済分野協力担当大臣も拝命した。そんな世耕経産相は『今更4島一括返還を言っている外務省は古くさい』と非難し『外交は外務省の専権事項』という不文律を破って、総理と二人三脚で、どんどんロシアに接近していった」(同・外務省関係者)安倍(外交音痴)総理と世耕経産相は、対ロ交渉から外務省を事実上外した。その上で総理は、9月2日にウラジオストクで、プーチン大統領と55分間、二人っきりで会談。
『2島返還でもよいから』と譲歩した。
そしてプーチン大統領がニンマリ笑顔を見せた事から、交渉の行方を楽観視して、12月15日の『山口会談』を決めてしまったのだ」(同・外務省関係者)ここから日本では、2島先行返還案を始めとして、共同統治案、ロシア施政権案、面積2等分案など、次々にリーク報道がなされ、「山口会談」へ向けた期待感が高まっていった。
<豹変したプーチン大統領>
ところが11月に入って俄然、雲行きが怪しくなってきた。2日から6日まで、世耕経産相がモスクワを訪れたが、経済援助は大歓迎でも、領土問題には触れられず仕舞い。8日から10日には安倍(外交音痴)総理の懐刀である谷内正太郎国家安全保障局長が訪ロしたが、やはり「玉砕」した。あげく15日には、世耕経産相のカウンターパートで「プーチン政権一の親日派」として知られたウリュカエフ経済発展相が、200万㌦の収賄容疑で拘束されてしまう。
こうした中、ペルーAPECの最中、現地時間の19日に開かれた15回目の安倍・プーチン会談は、重苦しい雰囲気となった。前出の外務省関係者が明かす。「12月の山口会談は、日本にしてみれば『総理の故郷に招待するから領土を返せよ』という話なのに、ロシア側から先ず『なぜ交渉の過程が次々と日本メディアにリークされるのだ』とお叱りを受けた。続いて『'18年に大統領選を控えているというのに、領土問題なんか出せる訳ないだろう』と言う。とにかく万事、強気で、プーチン大統領は、これまでとは別人のようだった。
ロシアとの関係改善を公約に掲げたトランプ候補が勝利した事で、もはや日本など眼中にないという事なのだろう」(トランプ次期大統領は「米露外交重視」を唱えている。即ち「安倍」はプーチンとトランプの間で沈没したのである)これでは、いったい何のために山口まで招待するのかという事になる。ロシアは日本をせせら笑うかのように、ペルー会談直後の22日、北方諸島の択捉島と国後島に、新型の地対艦ミサイルを配備したと報道した。同日、尖閣諸島周辺の上空にロシアの哨戒ヘリコプターが突如として出現し、自衛隊機が緊急発進する事態となった。ロシアの立場について、セボードニャ通信社のコツバ・セルゲイ東京支局長が解説する。「ロシア側は、南クリル諸島(北方領土)を日本に譲り渡す等と言ったことは一度もない。そもそも経済制裁を科してくる敵国に、領土を渡す国がどこにあるのか。それに、クリミア半島を取り返した事でロシア国民から支持されているプーチン大統領が、日本に領土を渡したら、途端に支持率が急降下して、ロシアで政変が起こるだろう。12月のプーチン大統領の訪日は、あくまでも東京で、各種の経済援助を受け取るサインをしに来るのだ。いわばこれまで日本がロシアに経済制裁したことへの贖罪だ。山口では温泉につかって『今後とも何事も話し合おう』で終わりだ。管理者の経過等分析が類似している事が解る。「安倍」のハワイ訪問も「オバマ大統領-謝罪外交」が実態なのではないか。いずれにしても、もう「安倍外交―崩壊」は隠しようもない。(参考文献-日刊ゲンダイ等/文責:民守 正義)
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*詳しくは公式サイト「『知事抹殺』の真実」
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《大手メディア世論調査が全部ウソ!安倍政権プロパガンダが深刻化!大手TV・新聞が安倍政権と癒着!》
大手メディアの世論調査が全部ウソだった事が明らかになりました。安倍政権によるプロパガンダ・印象操作が深刻化しており、大手メディアは、安倍政権と一緒に会食を繰り返す『寿司メディア』となっています。特に産経新聞・読売新聞・NHKが安倍政権と癒着しています。【https://matome.naver.jp/odai/2145475250773933301】
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