劣化する安倍ファシズム政権と「リベラル野党共闘」の行程(6)

劣化する安倍ファシズム政権と「リベラル野党共闘」の行程(6)





《【暴虐の安倍政権】沖縄-高江「機動隊員-差別発言」等:追録2》

沖縄-高江「大阪府警機動隊員差別発言」事件は、鎮静化するどころか、松井大阪府-松井知事の「差別発言-機動隊員」擁護会見もあって、問題は沈静化どころか、本土化・政治闘争化に発展する様相すら見える。 そこで既に読者の皆さんも大手メディアニュースで、概ねの事は御存知であろうことから、できるだけ「リベラル広場」の良さ(?)を生かして然程、大手メディアが流していない「潜れたニュース」から「そこまで言って委員会:差別放送」のようにゴシップ性の強いニュースも除いて編集し、改めて「追録2」と編集し読者の皆様に提供したい。但し紙幅の関係上、三題のみとなった事はお詫びしたい。



<山城リーダー逮捕は二回目で、明らかな冤罪「現行犯・準現行犯逮捕」>

山城リーダーの逮捕は、実は二回目で前回は近々の10月17日である。 その逮捕の仕方は「事情を聴かせてもらえますか?」と任意同行であるかのように装い、警察車両に乗せてから逮捕を告げた。もちろん裁判所の逮捕令状は取れていないので「逮捕拘留」もできなかった。 そこで今回(20日)は「金網を切った」と「現行犯」or「準現行犯」での「逮捕」が名目だが、逮捕されたタイミングは、山城リーダーが他の反対住民と共に山から、駆け下りてきたときに多勢の機動隊員が、他の反対住民には見向きもせず、山城リーダーに襲いかかり、前述の「金網を切った」の理由で「現行犯or「準現行犯逮捕」で拘留したのである。 でも読者の皆様には既にお解りのように「現行犯or「準現行犯逮捕」なら、その「金網を切るところ」を現場確認されていなくてはならないが、何せ「山から駆け降りるところ」だから、機動隊員の誰も見ていない。 明らかな「冤罪逮捕」である。でも何故、警察は、そこまで「不当逮捕・拘留」に拘るのかであるが、ここは弁護士等の識者や管理者も含めた「推察」ではあるが、警察は反対運動の粘り強い闘いには「山城リーダーの人望と指導力」と合わせて「文子婆やの精神的主柱にある」と見ているようで、少しでも「他の反対住民と切り離し(不当拘留)弾圧・沈静化を図りたい」との「焦り」にも近い「高江住民等の弾圧・沈静化」の思いがあるようだ。おりしも既報のとおり「文子婆や-車椅子‐87歳」が「暴行もしくは威力業務妨害」で「いのちの党」和田政宗参議院議員に告訴されたのだが、「事件日:5月9日」「告訴日:6月14日」で何と、その約半年後に任意の事情聴取が山城リーダー不当逮捕日と同日の10月20日(木)に行われた。「恣意的」とは思い過ぎなのだろうか。最後に大手メディア保守番組や「保守-御用評論家」に松井知事も「相手もボロクソに言っているんでしょ」とか「反対住民らも過激だ」等と見てきたような事を言っているが、実際に沖縄-高江に行った管理者が断言する。 先ず沖縄の方々は一般的にだが「大阪-地の河内弁や泉州弁」ほど言葉が荒々しくない。(管理者も泉州出身で、怒ると「何言うとんじゃ!ワレ~!」と地が出るが-余談)加えて内容も抗議的ではあるが、決して威圧・暴言は吐かない。それは少しでも「威圧的・恐喝的暴言」を吐くと「恐喝or公務執行妨害」で逮捕されるからだ。山城リーダーも、そこを最も心配されているようで「本土からの初の応援者」には、一人一人に「挑発に乗らないように」等と注意して回っていた。山城リーダーは私にも「挑発的言葉に注意」と車椅子障害者であることに気遣って「無理するな」と声をかけてくれた。一つのエピソードを紹介する。管理者も道端に座り込んでいると右翼の街宣車通ってきた。そもそも右翼宣伝車が、反対車線で逆走し、すんなり通れること自体が不可思議で、他の支援者等の一般車は、現地拠点(N1地区)に集結させないよう、要所・要所にパトカーが時速20キロ以下で走行し、かつ合理的理由もないのに道路封鎖(道路交通法違反!)し、同じように我慢して徐行して、トイレに行きたくなっても、車から離れる事も出来ない。所々に警察用簡易トイレがあるが、警察は、その使用も認めない。仕方なく諦めてUターンして戻ろうとすると警察はUターン誘導してくれるが、その反対車線に出て長蛇の列を追い抜こうとすると「逆走-即『逮捕』」だ。管理者自身、高江付近で長くとも30分程度で現地拠点に着くにも関らず2時間近くもかかった。

精神科医-香山リカさんも、その事を告白している。それが右翼街宣車なら「反対車線-走行」で街宣走行するのだから、さすがに反対住民(主に女性)が「何故、右翼街宣車なら逆走行を認めるのだ!?」と抗議した。実は管理者も、それに触発されてか、右翼街宣車に向かって「そこまで愛国心を言うなら南スーダンに行ってこい!」とヤジったら、それが相手に聞こえたようで「誰や!?」と街宣車から降りようとしたので、管理者も「マイクなんか持たんと地声で素手でかかってこい!」と障害者の肝っ玉で言い返した。 さすがに警察も右翼活動家が街宣車から下りないよう阻止したが、管理者-私も警察に抗議していた方に「言い過ぎないように気をつけて!」と諫められた。つまり「反対派住民らも無茶苦茶、言っている」というが、それ位「警察の挑発-不当逮捕に気を使っているのが実態」という事を解って欲しい。

また「反対住民らも過激」も実態は真逆で、機動隊員は60代後半女性をグーで往復殴打している。被害者は、それを自分の手で顔を覆い、殴打を払いのけたら「公務執行妨害」で逮捕だ。(証拠動画有り)ここでも一つのエピソードを紹介すると、いよいよ砂利トラがN1ゲートへ侵入しようとすると反対派住民らも道路の中央に出てスクラムデモ。 そこへ機動隊が珍しく盾を持ってスクラム制圧。「すわ!衝突か!」と思うと反対派住民らはバラバラになり道端に寄って、今度は機動隊の後ろに回って、またスクラムデモ。そこで機動隊が体制を取り直してスクラム制圧しようとすると、また反対住民派らは、バラバラになって機動隊の後ろに回る。

このイタチゴッコで、とても「反対住民らも過激」というものでもない。現実、機動隊から肋骨骨折や爪を殆ど剥されたり、トラロープで首を絞められ、救急搬送されたりと、相当の「特別公務員暴行陵虐罪」の横行で、現地の実態も見ずに「反対住民らも過激」と「どっちもどっち論」に持ち込む論評は、結果的に「犯罪者擁護論」に組するもので許されない。なお松井知事が本気で沖縄-高江現地訪問するなら右翼街宣車に乗った方が良い。一般者と一緒に並んで「俺は大阪府知事だ!」と言っても警察は、特別扱いはしないだろう。

老婆心ながら御忠言申し上げる。



<沖縄県議会、機動隊撤退要求へ「差別発言するなら帰って~」>

東村高江の米軍ヘリパッド建設に反対する市民に対し、機動隊員が「土人」「シナ人」等と発言した事を受け、沖縄県議会与党3会派の代表者は21日、発言に抗議すると同時に高江からの機動隊撤退を求める決議案を提案する方針を確認した。最短で28日の臨時会で可決予定。県議会は与党多数のため、本会議に提案されれば野党、中立会派が反対した場合でも可決される公算が大きい。総務企画委員会の渡久地修委員長は21日、与党の要望を受け、野党・中立の各会派に対し、25日に委員会を開き決議案を審議できるかを打診した。委員会が開けない場合や、開会しても意見が一致しない場合は与党として議会運営委員会に提案し、臨時会の開会を求める。 与党会派の共産は19日に県庁に安慶田光男副知事を訪ね、機動隊の撤退と建設工事の一時中断を国へ申し入れるよう要請していた。 21日には与党3党で改めて対応を協議し、代表者間で「土人」等の発言そのものに抗議すると同時に「問題の根幹は反対運動の現場への機動隊動員にある」とし、撤退要求に踏み込む事を確認した。機動隊員の「土人」発言を巡っては、翁長雄志知事は20日に県庁に池田克史県警本部長を呼び抗議。警察庁の坂口正芳長官は同日の記者会見で「不適切であり、極めて遺憾だ」との考えを示した。(琉球新報)



<「沖縄県警も所詮、看板を使われているだけ」〜差別発言で相次ぐ大阪府警の部隊撤退を求める声!500人規模の機動隊投入の黒幕は警察庁!>

10月18日に沖縄県高江の米軍北部訓練場ヘリパッド建設現場で、工事に反対する市民に対し、差別発言をした20代の機動隊員らは、案の定「侮蔑的な意味があるとは知らなかった」と釈明した。

大阪府警は10月21日、2人を戒告の懲戒処分にした。29歳の巡査部長は「土人」発言について、抗議する市民が「体に泥をつけているのを見たことがあり、とっさに口をついて出た」と説明。一方、26歳の巡査長は「過去に(抗議する市民に対し)『シナ人』と発言する人がいて、つい使ってしまった」とし、ともに侮蔑の目的では使っていないと弁明した。

2人の隊員が当時、どのような態度で市民に暴言を吐いていたのか、インターネットに投稿された映像を見れば、その説明に無理がある事は言わずもがなである。問題を起こした人間の言い訳が通るのであれば、警察は要らない。警察自体に自浄能力がないのだから、お話にならない。

「あれは氷山の一角でしょう」と指摘するのは、沖縄を拠点に活動する小口幸人弁護士だ。

〔大阪府警は毎年、山ほど不祥事を起こす「悪名高い」印象の警察署〕

 「刑事弁護をする弁護士の間では、大阪府警といえば悪名が高い印象です。これは大阪に対する差別ではなく大阪府警の問題。毎年、山ほど不祥事を起こし、証拠が『なくなる・隠される・後から見つかる』。事件も放置して時効にかけている警察署です。『刑事課』で問題が多く起きているからといって、警備の方も一蓮托生に考えるのは行き過ぎかなというところもありましたが、実際に高江に来てみると違うと感じます。先日の暴言も、たまたま2件あって、たまたま2件とも録画されたとは考えにくい。(大阪府警のこうした侮蔑発言は)おそらく『氷山の一角』なのだろうと思います。かなり乱暴だという話もよく聞きます」大阪府警は撤収するべきだと小口弁護士は主張する。10月20日のツィッターでも「沖縄県公安委員会も、大至急、大阪府警に対する派遣要請を撤回してください。知事がこれでは、こんな所だけには何があっても派遣要請してはいけない」と呟いた。松井一郎府知事が、侮蔑発言を吐いた機動隊員2人に「出張ご苦労様」と労ったことに対するカウンターツィートである。沖縄県議会与党3会派は10月21日「土人」「シナ人」発言を受けて、高江から機動隊撤退を求める決議案を提案する方針を確認。28日の臨時会で可決予定。 県議会は与党が多数を占めるので、可決される公算大。「撤退」の機運は、今後、更に高まるかもしれない。

〔小口弁護士「沖縄県警も所詮、看板を使われているだけ」黒幕は警察庁!〕

 今後、県の公安委員会が大阪府警を撤収させる可能性はあるのか?小口弁護士は「派遣要請を撤回すべき」と主張しながらも「警察庁が動いているので、撤収は求めにくいでしょう」と“裏”の事情を明かした。「警察庁が動いている」とは、どういう事だろうか?警察庁も警視庁も大阪府警もこれまで、沖縄県警察への応援要請は「沖縄公安委員会」からのものだと繰り返し説明してきた。県外から投入された機動隊員らは沖縄県警の指揮下にあり、隊員の指導責任は派遣要請をした沖縄県警にあるというような、責任転嫁まで図ってきたのだ。沖縄県警への応援要請をしたのは警察庁なのか、沖縄県公安委員会なのか。

小口弁護士は「沖縄県警も所詮、看板を使われているだけ」と説明する。「(沖縄県公安委員会が)派遣要請をした7月12日の前、7月11日に、警察庁警備局警備課長が、各県に対して対応をよろしくお願いしますと、通知していたことが、情報公開請求で明らかになっています。沖縄県警も所詮看板を使われているだけ。 警察庁が主体的に動いていたということです。費用も原則国費負担です。

当然、裏には官邸の意向があるのでしょう」

〔市民による「公文書公開請求」が裏付ける警察庁主体の応援要請の実態〕

 小口弁護士がこう話すのには理由がある。全国から500人〜1000人ともいわれる機動隊員が、7月中旬から高江のヘリパッド建設工事現場に派遣されている件で、沖縄平和市民連絡会の北上田毅氏ら全国の市民は公文書公開請求を行ってきた。市民らが入手した資料の一つに、警察庁警備局警備課長から、関係府県警察本部長宛に通知された「沖縄県警察への特別派遣について」という文書がある。そこには派遣部隊として警視庁、千葉県警察、神奈川県警察、福岡県警察、愛知県警察、大阪府警察の名があがり「派遣期間及び派遣部隊(人員)については次のとおりであるから、派遣態勢に誤りなきを期されたい」と記されている。

〔警察庁が関係府県に通知したのは7月11日、沖縄県公安委員会の援助要求は7月12日!〕

 この文書が発行された日付は、2016年7月11日。

11日といえば、夏の参院選から一夜明けた日で、政府が突如、米軍北部訓練場ヘリパッド建設の工事を再開した日でもある。この日を境に高江では機動隊と市民の激しい攻防戦へと突入した。参院選では沖縄・北方担当相の島尻安伊子氏が落選し、自民党は衆参ともに沖縄選挙区選出の議員を失った。政府にとっては苦々しい選挙となったその翌日に、国は高江への機動隊員の大規模投入を通知していた事実をこの文書は示している。

一方、沖縄県公安委員会からの援助要求は、小口弁護士が話したように7月12日付け。警察庁の通知よりも一日後に出されていた事も、北上田氏らの情報公開請求で明らかになっている。

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