劣化する安倍ファシズム政権と「リベラル野党共闘」の行程(5)
劣化する安倍ファシズム政権と「リベラル野党共闘」の行程(5)
《【劣化の青年像】慶應レイプ事件!東大生集団猥褻事件加害者達の女性蔑視》
「ミス慶應コンテスト」中止で明らかになった慶應義塾大学「広告学研究会」(以下、広研)を舞台にした集団レイプ事件が「これが現代の学生か!?」と愕然とさせている。合宿所に呼び出した女子大生に男子学生5人がテキーラを飲ませ、その中の2人が強姦に及んだとされる今回の事件だが、この事件の背景に、エリートといわれる学生達が女性を“モノ”扱いする女性蔑視、差別体質があると指摘できる。
だが、もう一つ、今年5月に最高学府の東京大学学生が起こした集団猥褻事件も記憶に新しい。 5月10日深夜、東大のインカレサークル「誕生日研究会」のコンパが池袋の居酒屋で行われた。 その場も乱痴気騒ぎだったが、問題はその後、男子学生のマンションでの二次会と称した飲み会だった。 ここで5人の男子学生が1人の別の大学の女子大生を全裸にした上、割り箸で肛門をつつき、ドライヤーで陰部に熱風を当てたり、背中を強く叩く等の暴行、猥褻行為を行ったのだ。 この事件は、逃げ出した女子大生の通報で5人が逮捕されたが、その中の1人は山谷えり子元国家公安委員長の親類だと報じられる等、世間に大きな衝撃を与えた。その後、山谷氏の親類を含む2人は示談が成立し不起訴処分となったが、3人は起訴された。この東大集団猥褻事件もまた、その背景に慶応レイプ事件と同様、いやそれ以上のエリート学生による下劣な女性蔑視が存在していた。なお今回の「慶応レイプ事件」も、その犯人達の中に「現職閣僚・自民党幹部の子息」も含まれており、それが大学側の不明朗な処分、警察・マスコミ公表等(20才以上なので氏名・顔写真等は明らかにできる)が鈍っているというのが根本原因だという事は、ほぼ関係者の独自取材(大学関係筋)で断定できた。ただ、それが誰の政治家の子息かは、まだ「推測の域」をできず現在「確認中」だ。「新潮45」16年11月号には、この事件を詳細に取材したルポ「東大集団猥褻事件『アタマの悪い女子大生は性的対象』という人間の屑達」が掲載されている。 この著者は、これまでも数々の事件裁判を傍聴しルポを発表してきた高橋ユキ氏だが、そこには東大生達の歪んだエリート意識、そして女性蔑視の数々が描かれている。主犯格の東大4年生だったA(当時22歳)は、性的という以上にまるで“オモチャ”のように女子学生を扱った。他の4人の東大生達もそれを諌める事無く、苦しむ川岸さん(仮名)を笑いながら見ていたという。そうして書くのもおぞましい行為の数々が行われた訳だが、更に卑劣だったのが東大生達の犯行動機だ。というのも彼らは川岸さんをセックスができて面白がれる“ネタ”としてコンパに誘ったというのだ。 コンパ参加者の1人で東大大学院修士1年生のB(当時23歳。暴行と強制猥褻で起訴)は、〈川岸さんを女性としてではなく、ネタ―面白がる対象として飲み会に誘い、オモチャのように弄び、嘲りの対象にしようとしていた〉という。 実際、Bは裁判でもこんな事を語ったという。〈私の女性観ですが、(近づいてくる女性は)個人的に私を好いてくれるのではなく、下心があって近づいてくるのではないかと。そういう人達に対して苦手意識、軽視する気持ちがありました〉こうした女性蔑視の考えは、松本被告だけに限ったものではない。主犯格のAもまた9月5日の第2回公判でこう証言していた。〈やはり自分の中で被害者を軽んじる気持ちが強かった事と、場の雰囲気で自分の行為が、許されるんじゃないかという甘い考えがあったと思います〉自分達は女性をオモチャにしても許されるし、最初からそのつもりだった。 東大生の口から出た、人を人と思わぬ卑劣極まりない、この言葉は、今回の事件を象徴するものだろう。更に東大生である加害者らは、“学歴”によって女性達を、ランク付けし扱いを変えるという、卑劣な差別をしていた。 事件の現場となったマンションの住人で、強制猥褻罪だけで起訴された4年生のC(当時22歳)は被告人質問でこんな証言をしたという。〈仲間の間で女性をモノ、性の対象として見て人格を蔑んでいる考え方が根本的にあったと思う。
大学に入学してサークル等で他大学の子と接して、彼女らはアタマが悪いからとか、バカにして、いやらしい目でばかり見るようになり〉記事には東大生男子が、女子を大学で差別し、頭が悪ければ悪いほど、人間としての価値が下がる等という、身勝手な考えが記されている。
例えば彼らの中で上位とされる東京女子大や日本女子大は“カノジョ要員”、真面目なお茶の水女子大は“友達要員”、大妻女子は“コンパ要員”“セックス要員”、そしてその他ランク外の大学は“ネタ枠”等と「人権迫害-差別化」していた。そんなグロテスクな選民意識で、被害者女性を侮蔑し、オモチャのように弄び、嘲った。事件の背景にあったこうした加害者達のグロテスクな差別意識、選民意識を、その後、被害者女性もイヤというほど思い知らされたのだろう。学部生であるAとCとの示談の条件として“東大自主退学”を求めた事が明らかになっている。
慶應集団レイプ事件の被害者が週刊誌に告発を決意したのも、自分は加害者に遭遇する事を恐れてビクビクとしなくてはならないのに、一方で「加害者達はレイプに関し大学から何の処分もなく、学内で平然と学生生活を送っている」ことを挙げている。
そこに父親の前述の「政治的圧力」がある事は、ほぼ確信できる証言を管理者は得た。東大事件も同様で、被害者女性が退学を求めているのが「示談条件の大きな一つ」だが、この東大事件でも結局、AとCは「東大卒」の名にしがみつき、自主退学を拒否、示談には至らず訴訟に至ったのである。 上記高橋氏は、加害者達が本気で反省しているのか疑問だとして、加害者達のその後について、こう語った。
「5人の中には、事件についてSNSで、さも自分が被害者であるかのような発言をしている者もいるし、事件後も相席屋(出会い系飲み屋)に通う者もいる。仕事を始めた者もいるが、いずれも反省という言葉の意味を深く考えているようには見えません。被害者の求める自主退学の条件を呑めずに示談が不成立となり、起訴されたCについては、近しい関係者達から『お尻をちょっと触っただけなのに』と同情するような声まであると聞きます。そうした思いは本人の中にも少なからずあったのではないか。そこには被害女性の気持ちを慮る姿勢は窺えません。『彼女らは頭が悪いから、いやらしい目で見るようになった』と発言した公判のニュースが報じられてまもなく、Cはツイッターで『頭悪い発言、むっちゃ押すやん』ともコメントしていたようだが、何故この発言が大きく報じられたのか、自身の発言の異様さが解っていないのでしょう」そこで管理者の学生時代(70年代前半)と比べてもナンセンスかもしれないが、我々学生時代も「一流大学エリート主義」はあったが、それは、もっとアカデミックなもので「講座制の廃止」とか「学生の研究課題の自由化-産学協同反対」等の学生運動課題に目が行っていた。管理者は私学二流大学であった事を告白するが、それでも「宗教科目の選択化」や「部落問題講座の創設」更に「学費値上げ反対闘争」等の学生課題に目が行き「合コンはあっても、女子を猥褻行為の遊び道具」といった発想もなかった。確かに記憶の中に「女子学生への卑猥行為」が発覚した事があったが、「大学の処分」どころか、当該加害者のサークルボックスに大多数の学生が自主的に取り巻いて「大衆糾弾闘争」。そんなもの「親の政治的圧力」も出る幕もなかった。その意味で、慶應レイプ事件も東大生集団猥褻事件も、他の一般学生は何をしているのか!「無関心・素知らぬ顔するオマエ等も『第二の強制猥褻・レイプの真犯人だ』」と糾弾したい。 かつて女性学の大家:樋口恵子-東京家政大学名誉教授が、かつてテレビの対談で「団塊の世代の学生運動が激しかった事もあって、親達も文部省(当時)も社会に関心を持たさないよう、無関心・シラケ世代に低俗な青年像を作ってしまった。自分も含めて反省する」と言っていたが、今日の低俗どころかゲスぶりは、今後の日本の未来像を病理的に歪めると言っても言い過ぎでないと思う。
9月20日、東京地裁においてAには懲役2年・執行猶予4年、Cは懲役1年6カ月・執行猶予3年の判決が下された。残るBに関しては10月25日に判決が下される。(本稿10月23日執筆)東大集団レイプ事件、そして慶應集団レイプ事件共に、根底にある日本社会に女性に対する差別意識の深化・蔓延、更には巧妙化(例えば「男女平等」でスッキリするものを、敢えて「女性が活躍する社会」という。国は「男女平等」を日本会議の圧力で禁句となっている。だから「男女雇用機会均等」なのだ。調べれば解る!)の現象的氷山の一角とならぬよう、嫌われても口うるさく警告を発するしか、ないのではないか。 (参考文献-リテラ/文責:民守 正義)
《【反・脱原発】「放射線の影響は考えにくい」に疑問。福島の甲状腺検査評価部会長が辞表》
「部会長の立場では自分の意見が言えない」東京電力福島第1原発事故後に福島県が設置した県民健康調査検討委員会の委員で、子供の甲状腺検査を評価する部会の清水一雄部会長(日本甲状腺外科学会前理事長)が、検討委に辞表を提出していた事が分かった。清水部会長は検討委が3月にまとめた「放射線の影響とは考えにくい」との中間報告に疑問を感じ「部会長の立場では自分の意見が言えない」と辞任を決めたという。清水部会長は医師で、甲状腺の内視鏡手術の第一人者。原発事故当時に18歳以下だった福島県の子供達、約38万人を対象にした検討委の甲状腺検査では、これまでに174人が甲状腺癌またはその疑いと診断されている。
<「多発は事実。臨床経験から考えると不自然な点も」>
清水部会長は「多発は事実であり、これまでの臨床経験から考えると不自然な点もある。『放射線の影響とは考えにくい』とは言い切れない」と説明している。次回、開かれる部会で清水部会長の辞任が決まる見通し。今後は部会員、委員として議論に関わる考えという。それにしても「『部会長を辞任』しないと自分の意見が言えない」が、今の安倍政権の原発推進政策の体質を如実に示している。
<福島県の甲状腺検査とは>
2011年3月の東京電力福島第1原発事故当時、18歳以下だった約37万人を対象に同年秋から福島県が行う検査。14年春からの2巡目は事故後1年間に生まれた子供を加えた約38万人が対象。超音波で甲状腺のしこりの大きさや形を調べ、異常があれば細胞等を詳しく調べる。今年9月に報告された6月末時点の結果によると、1、2巡目を合わせて甲状腺癌と確定したのが135人、癌の疑いが39人。1986年の旧ソ連チェルノブイリ原発事故では放射性物質ヨウ素131の影響で周辺の子供達に甲状腺癌が多発した。(北海道新聞/管理者:部分編集)
《【民進・連合の桎梏】野田は蓮舫新潟入りの足を引っ張っていた!》
蓮舫の新潟県知事選への“駆け込み応援”で、何故か意味不明の連合謝罪した民進党-野田幹事長が蓮舫の足を引っ張っていたことが新たに判明した。民進党に野田は、もはや存在価値はない。直ちに解任すべきだ。 蓮舫は投票直前の14日、新潟で野党候補支援のマイクを握った。 彼女の新潟入りしを、最後まで止めようとしたのが野田だった。 前日の13日午後11時半過ぎ、野田は代表代行の江田憲司に電話した。「米山候補の応援に行くべきでないとずっと制止してきたが、蓮舫代表がどうしても新潟に行くと言ってきかない。もうどうにもならないから、行かせることにした」とグチを言った。
新潟県知事選での民進党の立ち位置については改めて説明する必要はない。これで蓮舫が行かずにいたら今頃、民進党の四野党の立ち位置の低落は明確になり、執行部批判も吹き荒れていただろう。民進党抜きでも3野党共闘で勝利したであろう新潟県知事選であったが、蓮舫が顔を出したことで、かろうじて、それがカモフラージュされたのである。 正直、中学生から約50年間、大衆運動に関わってきた管理者にとって、野田は大衆運動センスも政治・党派闘争センスも全く無い。
「安倍暴走政権」というが、安倍と内通している連合(一昨年「連合中央メーデー」に安倍を招待。「働き改革-有識者会議」で労働側は連合-神津だけ委員参加等)に気を使って連合へ謝罪する振舞いは、「ダッチロールする民進党」と言わざるを得ない。
管理者は、民進党も「リベラル野党」の一端だとは思うが、ハッキリ言って「岡田・前原・細野等、右派幹部」も今や民進党的には「時代遅れのロートル」で小西・福山等々の若手議員に世代代りを大きくしない限り「変革の民進党」のインパクトは発揮されない。
*********************
野田は16日の新潟県知事選で、民進党代表の蓮舫が野党候補の“駆け込み応援”に言った件で早速18日、連合に謝罪した。意味が分からない。
謝るべきは野党共闘を邪魔し、自民党候補を応援した連合ではないか。大きな事を言う割には、連合にの力のなさは今度の新潟県知事選でも示された。民進党の支持層のうち8割強が野党候補に投票した。連合票は2割に満たなかった。これが殆どの未組織労働者から見た「連合の実態」だ。そんな田んぼの案山子「力も能もない連合」に何故、謝らねばならないのか?率直に言って、も一度「闘う総評」と「労使・政権癒着の同盟」と再編した方が、未組織労働者の組織化には有効だと思うのだが-♭(参考文献-半歩前へⅡ/文責:民守 正義)
―――――――――――
《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。
②採用コンサルタント。
*著作[「公正採用」と「能力発見!」採用選考のコツ]
【本ブログ:http://blog.zaq.ne.jp/yutan0619/article/27/】
*著作「採用面接」労働条件確認
【本ブログ: http://blog.zaq.ne.jp/sp/yutan0619/article/29/】
◎なお寄せていただく相談等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp
●費用:交通費等、実費+α(若干-協議)
《10・28自衛隊は南スーダンに行くな!~「戦争法」違憲訴訟二次提訴緊急集会》
■10月28日(金)PM6時開場―6時半開始
:エルおおさか・南館1023号室:資料代:800円
<お話し:泥憲和さん(元自衛官)>
:主催「戦争法」違憲訴訟の会
《【劣化の青年像】慶應レイプ事件!東大生集団猥褻事件加害者達の女性蔑視》
「ミス慶應コンテスト」中止で明らかになった慶應義塾大学「広告学研究会」(以下、広研)を舞台にした集団レイプ事件が「これが現代の学生か!?」と愕然とさせている。合宿所に呼び出した女子大生に男子学生5人がテキーラを飲ませ、その中の2人が強姦に及んだとされる今回の事件だが、この事件の背景に、エリートといわれる学生達が女性を“モノ”扱いする女性蔑視、差別体質があると指摘できる。
だが、もう一つ、今年5月に最高学府の東京大学学生が起こした集団猥褻事件も記憶に新しい。 5月10日深夜、東大のインカレサークル「誕生日研究会」のコンパが池袋の居酒屋で行われた。 その場も乱痴気騒ぎだったが、問題はその後、男子学生のマンションでの二次会と称した飲み会だった。 ここで5人の男子学生が1人の別の大学の女子大生を全裸にした上、割り箸で肛門をつつき、ドライヤーで陰部に熱風を当てたり、背中を強く叩く等の暴行、猥褻行為を行ったのだ。 この事件は、逃げ出した女子大生の通報で5人が逮捕されたが、その中の1人は山谷えり子元国家公安委員長の親類だと報じられる等、世間に大きな衝撃を与えた。その後、山谷氏の親類を含む2人は示談が成立し不起訴処分となったが、3人は起訴された。この東大集団猥褻事件もまた、その背景に慶応レイプ事件と同様、いやそれ以上のエリート学生による下劣な女性蔑視が存在していた。なお今回の「慶応レイプ事件」も、その犯人達の中に「現職閣僚・自民党幹部の子息」も含まれており、それが大学側の不明朗な処分、警察・マスコミ公表等(20才以上なので氏名・顔写真等は明らかにできる)が鈍っているというのが根本原因だという事は、ほぼ関係者の独自取材(大学関係筋)で断定できた。ただ、それが誰の政治家の子息かは、まだ「推測の域」をできず現在「確認中」だ。「新潮45」16年11月号には、この事件を詳細に取材したルポ「東大集団猥褻事件『アタマの悪い女子大生は性的対象』という人間の屑達」が掲載されている。 この著者は、これまでも数々の事件裁判を傍聴しルポを発表してきた高橋ユキ氏だが、そこには東大生達の歪んだエリート意識、そして女性蔑視の数々が描かれている。主犯格の東大4年生だったA(当時22歳)は、性的という以上にまるで“オモチャ”のように女子学生を扱った。他の4人の東大生達もそれを諌める事無く、苦しむ川岸さん(仮名)を笑いながら見ていたという。そうして書くのもおぞましい行為の数々が行われた訳だが、更に卑劣だったのが東大生達の犯行動機だ。というのも彼らは川岸さんをセックスができて面白がれる“ネタ”としてコンパに誘ったというのだ。 コンパ参加者の1人で東大大学院修士1年生のB(当時23歳。暴行と強制猥褻で起訴)は、〈川岸さんを女性としてではなく、ネタ―面白がる対象として飲み会に誘い、オモチャのように弄び、嘲りの対象にしようとしていた〉という。 実際、Bは裁判でもこんな事を語ったという。〈私の女性観ですが、(近づいてくる女性は)個人的に私を好いてくれるのではなく、下心があって近づいてくるのではないかと。そういう人達に対して苦手意識、軽視する気持ちがありました〉こうした女性蔑視の考えは、松本被告だけに限ったものではない。主犯格のAもまた9月5日の第2回公判でこう証言していた。〈やはり自分の中で被害者を軽んじる気持ちが強かった事と、場の雰囲気で自分の行為が、許されるんじゃないかという甘い考えがあったと思います〉自分達は女性をオモチャにしても許されるし、最初からそのつもりだった。 東大生の口から出た、人を人と思わぬ卑劣極まりない、この言葉は、今回の事件を象徴するものだろう。更に東大生である加害者らは、“学歴”によって女性達を、ランク付けし扱いを変えるという、卑劣な差別をしていた。 事件の現場となったマンションの住人で、強制猥褻罪だけで起訴された4年生のC(当時22歳)は被告人質問でこんな証言をしたという。〈仲間の間で女性をモノ、性の対象として見て人格を蔑んでいる考え方が根本的にあったと思う。
大学に入学してサークル等で他大学の子と接して、彼女らはアタマが悪いからとか、バカにして、いやらしい目でばかり見るようになり〉記事には東大生男子が、女子を大学で差別し、頭が悪ければ悪いほど、人間としての価値が下がる等という、身勝手な考えが記されている。
例えば彼らの中で上位とされる東京女子大や日本女子大は“カノジョ要員”、真面目なお茶の水女子大は“友達要員”、大妻女子は“コンパ要員”“セックス要員”、そしてその他ランク外の大学は“ネタ枠”等と「人権迫害-差別化」していた。そんなグロテスクな選民意識で、被害者女性を侮蔑し、オモチャのように弄び、嘲った。事件の背景にあったこうした加害者達のグロテスクな差別意識、選民意識を、その後、被害者女性もイヤというほど思い知らされたのだろう。学部生であるAとCとの示談の条件として“東大自主退学”を求めた事が明らかになっている。
慶應集団レイプ事件の被害者が週刊誌に告発を決意したのも、自分は加害者に遭遇する事を恐れてビクビクとしなくてはならないのに、一方で「加害者達はレイプに関し大学から何の処分もなく、学内で平然と学生生活を送っている」ことを挙げている。
そこに父親の前述の「政治的圧力」がある事は、ほぼ確信できる証言を管理者は得た。東大事件も同様で、被害者女性が退学を求めているのが「示談条件の大きな一つ」だが、この東大事件でも結局、AとCは「東大卒」の名にしがみつき、自主退学を拒否、示談には至らず訴訟に至ったのである。 上記高橋氏は、加害者達が本気で反省しているのか疑問だとして、加害者達のその後について、こう語った。
「5人の中には、事件についてSNSで、さも自分が被害者であるかのような発言をしている者もいるし、事件後も相席屋(出会い系飲み屋)に通う者もいる。仕事を始めた者もいるが、いずれも反省という言葉の意味を深く考えているようには見えません。被害者の求める自主退学の条件を呑めずに示談が不成立となり、起訴されたCについては、近しい関係者達から『お尻をちょっと触っただけなのに』と同情するような声まであると聞きます。そうした思いは本人の中にも少なからずあったのではないか。そこには被害女性の気持ちを慮る姿勢は窺えません。『彼女らは頭が悪いから、いやらしい目で見るようになった』と発言した公判のニュースが報じられてまもなく、Cはツイッターで『頭悪い発言、むっちゃ押すやん』ともコメントしていたようだが、何故この発言が大きく報じられたのか、自身の発言の異様さが解っていないのでしょう」そこで管理者の学生時代(70年代前半)と比べてもナンセンスかもしれないが、我々学生時代も「一流大学エリート主義」はあったが、それは、もっとアカデミックなもので「講座制の廃止」とか「学生の研究課題の自由化-産学協同反対」等の学生運動課題に目が行っていた。管理者は私学二流大学であった事を告白するが、それでも「宗教科目の選択化」や「部落問題講座の創設」更に「学費値上げ反対闘争」等の学生課題に目が行き「合コンはあっても、女子を猥褻行為の遊び道具」といった発想もなかった。確かに記憶の中に「女子学生への卑猥行為」が発覚した事があったが、「大学の処分」どころか、当該加害者のサークルボックスに大多数の学生が自主的に取り巻いて「大衆糾弾闘争」。そんなもの「親の政治的圧力」も出る幕もなかった。その意味で、慶應レイプ事件も東大生集団猥褻事件も、他の一般学生は何をしているのか!「無関心・素知らぬ顔するオマエ等も『第二の強制猥褻・レイプの真犯人だ』」と糾弾したい。 かつて女性学の大家:樋口恵子-東京家政大学名誉教授が、かつてテレビの対談で「団塊の世代の学生運動が激しかった事もあって、親達も文部省(当時)も社会に関心を持たさないよう、無関心・シラケ世代に低俗な青年像を作ってしまった。自分も含めて反省する」と言っていたが、今日の低俗どころかゲスぶりは、今後の日本の未来像を病理的に歪めると言っても言い過ぎでないと思う。
9月20日、東京地裁においてAには懲役2年・執行猶予4年、Cは懲役1年6カ月・執行猶予3年の判決が下された。残るBに関しては10月25日に判決が下される。(本稿10月23日執筆)東大集団レイプ事件、そして慶應集団レイプ事件共に、根底にある日本社会に女性に対する差別意識の深化・蔓延、更には巧妙化(例えば「男女平等」でスッキリするものを、敢えて「女性が活躍する社会」という。国は「男女平等」を日本会議の圧力で禁句となっている。だから「男女雇用機会均等」なのだ。調べれば解る!)の現象的氷山の一角とならぬよう、嫌われても口うるさく警告を発するしか、ないのではないか。 (参考文献-リテラ/文責:民守 正義)
《【反・脱原発】「放射線の影響は考えにくい」に疑問。福島の甲状腺検査評価部会長が辞表》
「部会長の立場では自分の意見が言えない」東京電力福島第1原発事故後に福島県が設置した県民健康調査検討委員会の委員で、子供の甲状腺検査を評価する部会の清水一雄部会長(日本甲状腺外科学会前理事長)が、検討委に辞表を提出していた事が分かった。清水部会長は検討委が3月にまとめた「放射線の影響とは考えにくい」との中間報告に疑問を感じ「部会長の立場では自分の意見が言えない」と辞任を決めたという。清水部会長は医師で、甲状腺の内視鏡手術の第一人者。原発事故当時に18歳以下だった福島県の子供達、約38万人を対象にした検討委の甲状腺検査では、これまでに174人が甲状腺癌またはその疑いと診断されている。
<「多発は事実。臨床経験から考えると不自然な点も」>
清水部会長は「多発は事実であり、これまでの臨床経験から考えると不自然な点もある。『放射線の影響とは考えにくい』とは言い切れない」と説明している。次回、開かれる部会で清水部会長の辞任が決まる見通し。今後は部会員、委員として議論に関わる考えという。それにしても「『部会長を辞任』しないと自分の意見が言えない」が、今の安倍政権の原発推進政策の体質を如実に示している。
<福島県の甲状腺検査とは>
2011年3月の東京電力福島第1原発事故当時、18歳以下だった約37万人を対象に同年秋から福島県が行う検査。14年春からの2巡目は事故後1年間に生まれた子供を加えた約38万人が対象。超音波で甲状腺のしこりの大きさや形を調べ、異常があれば細胞等を詳しく調べる。今年9月に報告された6月末時点の結果によると、1、2巡目を合わせて甲状腺癌と確定したのが135人、癌の疑いが39人。1986年の旧ソ連チェルノブイリ原発事故では放射性物質ヨウ素131の影響で周辺の子供達に甲状腺癌が多発した。(北海道新聞/管理者:部分編集)
《【民進・連合の桎梏】野田は蓮舫新潟入りの足を引っ張っていた!》
蓮舫の新潟県知事選への“駆け込み応援”で、何故か意味不明の連合謝罪した民進党-野田幹事長が蓮舫の足を引っ張っていたことが新たに判明した。民進党に野田は、もはや存在価値はない。直ちに解任すべきだ。 蓮舫は投票直前の14日、新潟で野党候補支援のマイクを握った。 彼女の新潟入りしを、最後まで止めようとしたのが野田だった。 前日の13日午後11時半過ぎ、野田は代表代行の江田憲司に電話した。「米山候補の応援に行くべきでないとずっと制止してきたが、蓮舫代表がどうしても新潟に行くと言ってきかない。もうどうにもならないから、行かせることにした」とグチを言った。
新潟県知事選での民進党の立ち位置については改めて説明する必要はない。これで蓮舫が行かずにいたら今頃、民進党の四野党の立ち位置の低落は明確になり、執行部批判も吹き荒れていただろう。民進党抜きでも3野党共闘で勝利したであろう新潟県知事選であったが、蓮舫が顔を出したことで、かろうじて、それがカモフラージュされたのである。 正直、中学生から約50年間、大衆運動に関わってきた管理者にとって、野田は大衆運動センスも政治・党派闘争センスも全く無い。
「安倍暴走政権」というが、安倍と内通している連合(一昨年「連合中央メーデー」に安倍を招待。「働き改革-有識者会議」で労働側は連合-神津だけ委員参加等)に気を使って連合へ謝罪する振舞いは、「ダッチロールする民進党」と言わざるを得ない。
管理者は、民進党も「リベラル野党」の一端だとは思うが、ハッキリ言って「岡田・前原・細野等、右派幹部」も今や民進党的には「時代遅れのロートル」で小西・福山等々の若手議員に世代代りを大きくしない限り「変革の民進党」のインパクトは発揮されない。
*********************
野田は16日の新潟県知事選で、民進党代表の蓮舫が野党候補の“駆け込み応援”に言った件で早速18日、連合に謝罪した。意味が分からない。
謝るべきは野党共闘を邪魔し、自民党候補を応援した連合ではないか。大きな事を言う割には、連合にの力のなさは今度の新潟県知事選でも示された。民進党の支持層のうち8割強が野党候補に投票した。連合票は2割に満たなかった。これが殆どの未組織労働者から見た「連合の実態」だ。そんな田んぼの案山子「力も能もない連合」に何故、謝らねばならないのか?率直に言って、も一度「闘う総評」と「労使・政権癒着の同盟」と再編した方が、未組織労働者の組織化には有効だと思うのだが-♭(参考文献-半歩前へⅡ/文責:民守 正義)
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《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。
②採用コンサルタント。
*著作[「公正採用」と「能力発見!」採用選考のコツ]
【本ブログ:http://blog.zaq.ne.jp/yutan0619/article/27/】
*著作「採用面接」労働条件確認
【本ブログ: http://blog.zaq.ne.jp/sp/yutan0619/article/29/】
◎なお寄せていただく相談等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp
●費用:交通費等、実費+α(若干-協議)
《10・28自衛隊は南スーダンに行くな!~「戦争法」違憲訴訟二次提訴緊急集会》
■10月28日(金)PM6時開場―6時半開始
:エルおおさか・南館1023号室:資料代:800円
<お話し:泥憲和さん(元自衛官)>
:主催「戦争法」違憲訴訟の会
(民守 正義)
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