リベラル勢力の再構築で安倍ファシズム政権退陣へ(87)

リベラル勢力の再構築で安倍ファシズム政権退陣へ(87)





《【腐蝕の安倍政権】シリーズ!》

<「巨大汚職」に発展か!?政権の命取り稲田朋美:白紙領収書に520万円>

 富山に続いて今度は奈良でも領収書偽造事件が発覚、県議が辞職に追い込まれた。最近、政府・自民党は「領収書」を事の他、気にしている。 閣僚の領収書偽造事件を抱えているからだ。

防衛相の稲田朋美の例の一件である。政治資金規正法に違反する疑いがある260枚、約520万円分の領収書。白紙領収書を集め、稲田事務所の関係者が宛名や金額の数字を書き込んだというのだ。稲田の領収書偽造事件は、8月14日に共産党の機関紙「しんぶん赤旗」がスクープした。

この事件が各地での同様事件に連動して蒸し返されるのを安倍晋三は一番気にしている。稲田朋美は安倍の後継者と言われている子飼いだ。失脚すれば政権にモロに響いてくる。だから安倍が心配しているのである。

10兆円も年金を株バクチで横領損されるなど散々、安倍晋三に酷い目に遭わされている私達にとって、またとない政権打倒のきっかけともなる。ところが、この重大領収書偽造汚職事件を大手メディアは、安倍(独裁)総理との日常的癒着もあって、全く取り上げようとしない。仕方ないので多くの友人等に働きかけ、ツイッター等で拡散を試みたところ、10月1日午後3時現在、239人中101人が拡散に協力してくれた。今からでも遅くない。「安倍政権-打倒」草の根運動として拡散に協力願いたい。

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奈良県議会の上田悟県議(59)=自民=は30日、自ら領収書を書き、返還分全額が「不正請求」だったと認め、会議費等の名目で使った政務活動費計約76万円を返還し、辞職願を出した。

〔事件拡大を恐れる安倍政府!〕


稲田朋美と言えば「命を捨てて国を守れ」と叫んだり「核保有を否定するものではない」と発言するなど以前からオカルト政治家だった。

だが最近はそれとは異なる「おかしな言動」が目につく-と永田町で話題になっている。挙動不審の理由はどうやら8月14日に発覚した領収書偽造事件のようだ。これは辞任ドミノが続く富山市議会の領収書偽造とほぼ同じ手口のため、事件が広まれば稲田の政治責任が問う声は大きくなり、閣僚辞任への追い詰められも強くなる。結果次第では「閣僚経験者の辞任ドミノ」と言う、スキャンダルまみれの自民党にとって最悪の結果を招く恐れがある-と安倍政府は神経を尖らせている。

8月に防衛相に就任後の稲田の身辺に「異変」が相次いでいる。国会で必携の議員バッジをつけずに答弁し、外交委員長から注意された。

沖縄県の米軍ヘリパッド建設工事について記者から質問されて答えられず絶句した。南スーダンPKOに参加中の自衛隊部隊視察をドタキャンした。まだある。閣僚の資産公開。夫名義で大量の防衛関連企業の株を購入するなど、インサイダー取引疑惑も持たれる常識では考えられない行為を重ねていた。9月30日の国会でも民進党の辻元議員に「戦没者追悼式欠席は言行不一致」と追及され、言葉に詰まり、満足に答えることが出来ず涙目になった。明らかに情緒不安定である。原因とみられるのが、8月14日に、大手メディアとは逆に安倍政権に対立する共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が書いた稲田事務所による領収書偽造事件である。安倍自民党が今一番、恐れていることだ。手口も富山市議会の領収書偽造と全く同じ。 「富山市議は相次ぎ辞任。なぜ稲田だけがセーフなのか?」と政治的賢明な世間の方々から不満の声が高まってきており、これが徐々にでも拡大すれば、一気に辞任に追い込まれる。 安倍政権にとっては一大事だ。ここで稲田事務所による領収書偽造事件について再見すると「しんぶん赤旗日曜版」(8月14日号)の特ダネで、稲田が代表を務める資金管理団体「ともみ組」の収支報告書(2012~14年分)に添付された領収書。この内、政治資金パーティーに「会費」として支出した計260枚、約520万円分の領収書の「宛名」や「金額」が全く同一筆跡だった。稲田事務所の職員が「白紙領収書」に手書きしたという。 白紙領収書を渡した政治家には、なんと!第3次安倍再改造内閣の閣僚10人が含まれていた!白紙領収書は法が定める「領収書等」にあたらず、国会議員関係政治団体に領収書の徴収を求めている政治資金規正法に違反は避けがたい。



[参考サイト:http://lite-ra.com/i/2015/09/post-1531.html← 必読です!]

〔「稲田朋美」という政治家(?)は?〕


2015年6月17日、ロイター通信の主催する講演会後の質疑で「女性初の首相を目指すのか」と問われ「政治家であるなら、誰でも首相を目指している」と答えた。2016年2月17日朝日新聞は、「安倍首相、森氏・稲田氏を“極めて有力な総理候補”」と題し、企業の女性幹部らが集まるシンポジウムの歓迎会で「今日は我が党からは森雅子・元少子化担当大臣、稲田朋美政調会長にも来て頂いた。第2次安倍政権で2人は閣僚を務め、立派に大きな仕事を成し遂げた。2人とも将来、自民党の指導者、あるいは総理大臣候補としても頑張って頂きたい」と述べたと報じた。稲田は自民党の重要ポストである政調会長につき、本年8月3日に成立した第3次安倍内閣で防衛大臣についた。確かに首相候補になりうる経歴ではある。

「稲田朋美」の特徴は、日本政治のタブーともいえるような分野で、激しい発言を行い、注目を浴び、そして「日本会議」のような極右のようなグループから強い支持を得ている、いわゆる自民党極右出現パターンである。例えば稲田発言には次のようなものがある。A級戦犯と戦争責任について「東京裁判は『占領政策』『戦後体制』の中心であり、東京裁判史観の克服なしに戦後体制の歪みを是正することはできない」。

靖国神社について「首相の靖国参拝を阻止しようとする忘恩の輩に道徳・教育等を語る資格はない」。同年発行の『WiLL』では「靖国神社というのは不戦の誓いをするところではなくて『祖国に何かあれば後に続きます』と誓うところでないといけないのです」とまで述べている。

よくも戦争を知らない、管理者よりも若く、放漫・飽食の時代に育ったお嬢さんが、よくぞ生意気にも、こんな無知蒙昧なホゲタを吐けたものだ-と呆れる。稲田の政治家としての特徴は、過激に見える発言を政治理念として最後まで貫くというのではなくて、あくまで政治的道具であり、政治環境が変われば、発言内容も行動も変えるという政治家である。

つまり真正右翼から言わせれば、二流・三流の浮気者右翼。例えばTPPに関しては自民党の野党時代、ISD条項は国家主権を犯すものと激しく攻撃していたが、自民党が政権をとると態度を変え、こうした発言は行っていない。つまり稲田朋美という政治家は

1.注目を集め、政治的利益を得る時には、他に突出して過激な発言を行う。

2.しかし過激な発言は自分の信条として貫くまではしない。

3.ポストに就けば、慣習的にポストが求める行動をとるという政治家である。

この矛盾を察知したのが、辻本清美議員であった。そして9.30産経ニュースは「稲田朋美防衛相が涙目… 民進・辻元清美氏「『戦没者追悼式欠席は言行不一致』と追及され言葉詰まる」との表題で報じられた。

ここはまさに言行不一致が浮き彫りに出る場所である。靖国神社参拝は、首相、官房長官、外務大臣、防衛大臣が公式参拝を特に8月15日には行わないとする歴代内閣の方針がある。稲田は首相など8月15日公式参拝すべきと主唱してきた。せっかく右翼を標榜するなら、その右翼信念を貫くべきだが、そこは「根性なし右翼」。この矛盾を解決するため、8月15日ジブチに海外出張する事で切り抜けた。そこを辻本清美につかれた。

辻元氏「稲田大臣、こういう事を仰っている。『自国のために命を捧げた方に感謝の心を表す事のできない国家であっては、防衛は成り立ちません。これは日本という国家の存亡にまで関わる』と」「ところで、そう仰っている大臣が、国防の責任者になられて、今年の8月15日です。これは防衛大臣になられて初めての8月15日。全国戦没者追悼式があった。これは閣議決定までして天皇皇后両陛下、総理大臣、両院議長はじめ政府の公式の追悼式。今年は5800人の遺族の方、ご高齢の方が多いですが、全国から出てこられているのです。先ほど天皇陛下のご公務の話があったが、最重要のご公務だといわれている」「これを欠席されたのですよ。貴方はいつも『命を捧げた方に感謝の心を表す事のできない国家ではなりません』と言っているにも関らず、欠席するのは言行不一致ではないかと思いますよ。そう思いませんか。いつも仰っている事と違いますよ。政府の公式ですよ。そして調べました。閣議決定されてから防衛大臣で欠席されたのは貴方だけなんですよ。言行不一致じゃないですか。いかがですか」

稲田氏:「その中で今回、戦没者追悼式に出席しなかったという指摘ですけれども、それは誠にその通りでございます。その理由については就任後、国内外の部隊について一日も早く自らの目で確認して、その実情を把握して、また激励もしたいという思いから、部隊の日程調整をしてきた結果、残念ながら出席をしなかったという事でございます」

辻元氏「反省していますか」

稲田氏「大変、残念だったと思います」

辻元氏「急にジブチの出張が入ったといわれているが、8月13日に出発して15日を挟んで16日に帰国されている。12日に持ち回り閣議でバタバタと出発している訳です。確かに世界各国、日本国内の自衛隊を防衛大臣が視察されること、激励される事は大事ですよ」「しかし貴方、日頃、言っている事と違うのではないですか。こうも仰っていますよ。『如何なる歴史観に立とうとも国のために命を捧げた人々に感謝と敬意を示さなければならない』。毎年、靖国神社に行ってこられましたね。これ公式行事ですよ。貴方の戦争でなくなった方々への心を捧げるというのは、その程度だったのかと思われかねないですよ。そんなに緊急だったのですか」

稲田氏「今までの私の発言…読み上げられた通りです。その気持ちに今も変わりはありません。今回、本当に残念な事に出席できなかったという事ですが、ご指摘はご指摘として受け止めたいと思います」

辻元氏「国会議員は地元で式典があったり、集会があったりします。でも防衛大臣ですよ。ジブチに行きたくなかったのじゃないですか。稲田大臣が防衛大臣として靖国に行くと問題になるから、回避させるためではないかと報道されているのですよ。貴方は防衛大臣だったら信念を貫かれた方がいいと思いますよ」

そして同様のやり取りは核兵器保有問題を持っても行われた。

稲田は2011年雑誌での対談で「核保有を国家戦略として検討すべき」と発言しているが「今核兵器を保有すべきでないと考えている」と逃げの発言をした。今の日本の風潮に従い、突出した右翼武装発言をする、それを政治的に利用する、しかし重要ポストに就いたら、これまでの発言と関係なく、従来の慣行に従う言動をする、それを如実に示した。 余談かもしれないが、管理者の母は本年90歳。

その母がよく言う。「40~50代は働き盛りで生意気盛り。本人は、よく解ったつもりでも、まだ世間が解り始めた頃。本当に世間が解った頃は、もう体力が落ちてくる。それが人生というものだ」。「先人や過去の時代を評するな」とは言わないが「自分は本来、まだ先人や時代を評するには未熟者だ」という戒めだけは、持って頂きたいものだ。(参考文献-半歩前へⅡ・孫崎享のつぶやき/文責:民守 正義)



<「中国脅威論のウソを見抜く」インサイダー編集長の高野孟氏が一刀両断>

安倍政権が煽る「中国脅威論」をバッサリと切り捨てた。元農林大臣であり弁護士の山田正彦氏が主宰する「山田正彦の炉端政治塾」において、インサイダー編集長の高野孟氏が2016年9月17日、講演を行った。その中で中国側メディアが「2016年9月5日、1年5か月ぶりに日中首脳会談に行われ、安倍首相と習主席は、防衛当局間による連絡体制『海空連絡メカニズム』の構築に向けた協議を加速する事で一致した」事を、とても良いニュースとして紹介された。同時に長年懸案になっている日中の東シナ海における、天然ガスの共同開発についても、話を再開することで意見の一致を見たと報じた。他方、日本のメディアは、安倍(戦争)総理が習主席に対して「南シナ海で自制するよう強く求めた」とういことを見出しにもってきて、中国脅威論を煽る内容をメインにして、逆に「合意がなされたという事は、クローズアップしない」という報道姿勢で、「これでは偏向報道どころか真実報道にも劣る」と高野氏は厳しく批判した。 (参考文献-IWJ/文責:民守 正義)



<室井佑月が、また切る!安倍政権の暴走を止めたいの?増長させたいの?>

▼冴えわたる室井佑月

 室井佑月はさすがである。感性が鋭い。これでなくちゃあ、売れっ子作家にはなれない。何よりいいのは発信し続けていることだ。どこに向かって?もちろん暴走を続けるイカレタ政権に対してだ。損得勘定の末“お利口さん”が多い作家が中で、室井佑月は言うべき事をキチンと発言する。そこが気に入った。彼女は平成の小田実だ。代表選から民進党が透けて見えるという。

*  *  * 

 民進党の新代表が蓮舫さんに決まった。蓮舫さん、前原さん、玉木さん、3人の候補が面白すぎたんですけど。この3人、候補者集会で地方を回っていたらしい。らしい、と書くのはもう初めの会見で「ダメだ、こりゃ」と感じてしまったので、彼らの記事を殆ど飛ばし読みしていたからだ。けど、それは勿体なかったかもしれない。たまたま読んだ9月7日の朝日新聞デジタルの記事に、思わず噴いてしまったよ。先ず写真。

その下には〈「私は前原さんには謝ってもらいたくない」と涙ながらに訴える玉木雄一郎氏〉。ぷぷぷ。何でも7日に行われた候補者集会で、冒頭、前原さんが今では恒例になっている謝罪をした。旧民主党時代の政権運営失敗の、戦犯の一人は私です、ってやつよ。その次にマイクを握った玉木さんが、それに反論。前原さんの手柄、羽田空港国際化やビザ取得緩和等を取り上げ「私は前原さんには謝ってもらいたくない」と泣いたみたいだ。それを見ていた蓮舫さんが「玉木君、男が泣くな!」と叱った。

古い青春ドラマみたいだな。記事はここまでしか書いてなかったが、あたしにはこの後、3人で肩を組んでぎこちなくスイングし、《青い山脈》を歌っている姿が見えてきた。何故か、想像の前原さんと玉木さんは学ラン、蓮舫さんはセーラー服であった。そして3人は拳を握りしめ、口々に叫ぶのだ。「政策が違うところと一緒に政権を目指すことはありえない!」「政権を担うには基本的な考え方が一致しなければならない!」

甘酸っぱっ。甘酸っぱすぎますぞ。この甘酸っぱさで、安倍政権の暴走が止められるのか?どこと組むのは嫌だとか、まだ選択肢があると思っているところが甘いのだ。そんな事は勝ってから抜かせ。今は心配無用です。

ひょっとして、もう、そっから笑かそうとしているのか?

民進党の人々は、9月4日付の東京新聞の「4野党共闘なら議席2倍に:次期衆院選小選挙区-本紙試算」という記事を読んだかな?

民進、共産、生活、社民の野党4党が、衆院選小選挙区でも候補を一本化した場合、〈野党四党側の勝利は前回の43選挙区から、2.1倍の91選挙区になる〉という記事だ。安倍政権打倒の希望は、やはりそこにしかないように思う。貴方達は安倍政権の暴走を止めたいの?増長させたいの?

民進党は、新しいゆるキャラを募集している場合か?あたしから見たら党自体、十分に緩いんですけど。もう制服着た3人が、党のキャラクターでいいんじゃね?【管理者:正直、管理者から見ても、蓮舫代表に替わっても「右翼的テイタラク」は何ら変わらない。逆に「生活・社民+共産」の野党共闘の核から「民進党と選挙共闘すると野党共闘の効果が半減するので、民進党を排除したい」と「民進党排除論」が近々に出てきても、可笑しくないほど民進党の評価は厳しいと戒めた方がいい】(基本文献-週刊朝日/管理者:一部編集)



<盾突けば粛清 安倍官邸の“報復人事”に霞が関も完全降伏>

議会が安倍マンセーの場と化したスタンディングオベーションも異様だったが、この国の北朝鮮化は恐ろしい勢いで進んでいる。霞が関でも安倍(独裁)総理に少しでも盾突けば粛清という恐怖支配が横行しているのだ。今月、宮内庁の風岡典之長官が更迭された。天皇の生前退位を巡り、官邸は摂政を置くといった負担軽減策の検討を進めていたのだが、そんな矢先に天皇の「お気持ち」表明の動きが表面化。生前退位の意向が国民に広く受け入れられ、負担軽減の弥縫策では済まされなくなった。「宮内庁幹部の異動は春が通例で、長官は70歳を迎えた年の春に退任する慣習があるため、この秋で70歳になる風岡氏も来年3月までは務めることが既定路線でした。ところが官邸サイドは、陛下のお気持ち表明を止められなかった風岡氏にカンカンで、“落とし前をつけてもらう”と詰め腹を切らせた。しかも70歳を迎えた誕生日当日に報道させるというエゲツなさ。あからさまな報復人事です」(官邸担当記者)

■財務省、外務省、農水省も……

 2014年に発足した内閣人事局で霞が関の幹部人事を握って以降、安倍官邸は官僚組織のアンダーコントロールに乗り出した。“宿敵”だった財務省も、今では完全屈伏だ。ある幹部はこうボヤく。「軽減税率と消費税率10%への引き上げで官邸と対立した佐藤慎一主税局長(当時)は『次官の目がなくなる』と脅され投降した。この夏の人事で次官に就任しましたが、完全に首根っこを押さえられていて、大規模経済対策等で財政出動を求められれば唯々諾々と従うしかありません」逆らう者には容赦せず、提灯持ちを引き立てる。

これが安倍人事の基本だ。外務省では今年、初の私大出身次官が誕生。

安倍(独裁)総理の外遊に常に同行し、ご機嫌取りをしていたのが杉山晋輔事務次官だ。「農水省では農協解体を推進した奥原正明経営局長が次官に昇格。一方で、TPPで影響を受ける農家の側についた食料産業局長は飛ばされ、後任には経産省の産業技術環境局長が送り込まれてきました。幹部クラスで経産省との人事交流なんて聞いたことがありません。こういうことをされると、政権の批判的なことは口にできないし、官邸の意向に沿わない情報は上に上げられなくなります」(農水省関係者)そんな状態でマトモな判断が下せるのか。安倍独裁政治で迷惑がかかるのは、官僚のみならず国民生活の隅々まで被る。(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:一部編集)



<安倍が米国の男女平等イベントで「日本は侍の国」と自慢し「経済成長のために女性活用」をと大恥発言>

アメリカ、キューバと外遊した安倍(独裁)総理。カストロ議長との会談では約13億円の無償資金協力を約束、19日に出席した国連総会でも難民支援として2800億円の拠出を発表しており「バラマキ外遊」等と揶揄されている。そんな中、20日にニューヨーク近代美術館でのイベントで行った安倍(独裁)総理のスピーチが、にわかに話題を集めている。この日、安倍(独裁)総理が出席したのは、『ハリー・ポッター』シリーズでよく知られるイギリスの女優で国連「UNウィメン」親善大使であるエマ・ワトソンがジェンダー平等を達成するべく男性に協力を呼びかけるために立ち上げたキャンペーン「HeForShe」の2周年記念イベント。安倍(独裁)総理は、ここでのスピーチで冒頭から痛恨のミスを犯してしまった。「エマ・トンプソンUN Woman親善大使のHeForSheの推進における貢献に感謝を申し上げます」そう、よりにもよってエマ・ワトソンの名前を「エマ・トンプソン」と間違ってしまったのだ。失礼にも程があるが、しかし名前の間違いなんてまだ可愛いもの。そう思わざるを得ないくらい、この後に続くスピーチの内容は酷いものだった。例えば安倍(独裁)総理は、G7伊勢志摩サミットにて全ての関係閣僚会議で女性の問題を議題として取り上げるように指示したことを「これはG7サミットの歴史上、初めてのこと」と自画自賛。「女性の潜在力を開放していかなければ、日本の経済成長は望めない」とし、こんな話を始めた。「日本の経済界に、上場企業には少なくとも重役に1人の女性を入れるように要請しております。私はその際、よくこう申し上げるのです。もしリーマン・ブラザーズが、リーマン・ブラザーズ&シスターズだったら、破綻しなかっただろう、と」 いやいや、リーマン・ブラザーズには女性重役もいたし、それよりも2015年の国内上場企業の女性役員比率はたったの2.8%に過ぎず「先ずは国内をどうにかしろよ」という話だ。しかも安倍(独裁)総理のこのジョーク、どうもパクリらしい。他ならぬ安倍(独裁)総理が2013年12月に行われた「日本女性エグゼクティブ協会発会式」で、こう語っていた。「ハフィントン・ポストで有名な、アリアナ・ハフィントンさんは、この9月にもニューヨークでお目にかかりましたが、ハフィントンさんが、かつてこう語ったと言います。「もしリーマンブラザーズが、リーマンブラザーズ&シスターズだったら、今も隆々と仕事を続けているのではないか」ということであります」(首相官邸HPより)要するに女性ジャーナリストに聞いた話を、そのまま「ボク、よくこんな話をしてるのですよ」とあたかも自分が考えついたジョークのように語っていたのだ。

だが不幸なことに安倍(独裁)総理の恥ずかしすぎるスピーチにはまだ続きがある。 安倍(独裁)総理は「エマ・ワトソン親善大使が色々なところで訴えられておられるように、いまだかつて男女平等を実現した国はありません」と言うと「しかし私は『女性が輝く社会』を必ず実現させていきたいと考えています」と述べた。─男女平等を実現するための場なのに、なんで実現するのが「女性が輝く社会」になっちゃうの?と首を捻らざるを得ない【管理者:日本会議では「男女平等」は禁句になっている。だから自民党憲法草案やこれまでの女性関連法にも、例えば「雇用機会均等」はあっても「男女平等」との法律・施策表記はない。調べてごらん!】が、安倍(独裁)総理はスピーチをこう締めた。「日本はいわゆる侍の国として、非常に保守的な国でもあります。しかし日本が変われば世界が変わっていくと聞いています。皆さん、共に世界を変えていこうではありませんか」もう何から何まで意味不明である。

 男女平等を語る場で「日本は侍の国で保守的」と胸を張ってどうする?しかも「日本が変われば世界が変わると聞いています」って、いったい誰に聞いたというのか。「日本はサムライ」「日本はスゴイ」って、この人は「日本会議の集会か何かと勘違いしているのじゃないか」と本気で心配になった。いずれにしても安倍(独裁)総理がいくら空気に合わせてポーズをとってみても、ジェンダー平等なんて概念はハナからもち合わせていない、ということはよく理解できた。「HeForShe」は女性に対する暴力や差別をなくすためには男性の協力が必要だと訴えているのに、そういう事には一言も呼応せず、結局「経済成長」の一点張り。スピーチで安倍(独裁)総理は「これまで女性の参画は社会政策という位置付けでありましたが、安倍政権では、これを経済政策と位置付け、アベノミクスの中心政策としてまいりました」と述べたが、深刻化する女性の貧困や是正されない男女間の賃金・雇用格差をはじめ、先ずは社会政策として女性の問題に取り組まなくては、ジェンダー平等なんて夢のまた夢だ。だいたい「女性が輝く社会」という経済政策は、女性に対して一方的に「子どもを産め。かつ働け」と強いるものだ。 しかも、そんなことを強いておきながら子育て支援や男性の家事・育児参加、介護問題はおざなりなままで、結局、女に仕事も家事も子育ても介護も全て押し付けるご都合主義。なるほど家父長的な「侍の国」であることは間違いない。だが安倍(独裁)総理は今回の外遊で、女性差別的な政策を恥ずかしげもなく誇っただけではなかった。安倍(独裁)総理は19日、国連サミットでの演説で「難民問題の解決に主導的役割を果たす」と述べ、前述したように難民支援として2016年から3年間で2800億円を拠出すると発表。更に21日には新たに100億円規模での支援を約束した。 しかし肝心の難民受け入れは、伊勢志摩サミットで表明した「今後5年間でシリア人留学生を最大150人受け入れる」というものでしかない。「主導的役割を果たす」と豪語しておいて、5年でたったの150人──。

こうした難民支援に対する安倍(独裁)総理の対応に、欧米では批判的な見方が広がっている。実際、この日本の難民支援の資金拠出策に対して、欧米のサイトでは「移民を受け入れない代償」「国連安保理の席を買うための試み」等という批判が溢れた(東京新聞9月22日付)。 欧米から失笑される安倍(独裁)総理の政策。それを裏付けるのが、21日付けのイギリスBBCの記事だ。記事はヒラリー・クリントンとドナルド・トランプの政策スタンスを世界の指導者達と比較したものなのだが、この中の「移民」政策スタンスの比較で安倍(独裁)総理が登場。その評価は“トランプ以上に国を閉ざすリーダー”となっているのだ。

 この記事では、移民に対して国境を開こうとする立場を取るほど数字が小さく、数字が大きいほど移民に厳しく閉鎖的な立場を取るというグラフをつけており、この中でヒラリーは「2」、トランプは「壁を築いてメキシコに支払わせる」等といった主張を「8」に位置。そして安倍(独裁)総理といえば、“移民を制限する政策をとり続けている”とし、トランプより閉鎖的な「9」と評価されている。【管理者:統計数値を使うのが好きな安倍。何故この数値は使わないのだ?】ゼノフォビアの象徴的存在で差別発言を繰り返し、世界中から危険人物として注目を集めるトランプよりも上─。安倍(独裁)総理の国際的評価が如何に低いものであるか、これでお分かりだろう。「女性が輝く社会」の問題しかり、難民・移民問題しかり、海外から失笑され国際的な信用も損なう政策を勝ち誇ったように強調する安倍(独裁)総理。ただ、この恥かき総理内閣を支持している日本国民も「道連れ恥かき国民」と評されることを自覚した方がよい。(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:部分編集)



<起立し拍手ながら後でオカシイと小泉進次郎!!>

 日本の国会でナチスのヒトラーの再現を思わせる異様な事態が起きた。

安倍晋三が26日、衆議院本会議で行った所信表明演説で、 自衛隊員らを称賛し演説を中断して拍手をした。これに促されるかのように議場の自民党議員が一斉に立ち上がって拍手の嵐。こんな光景は日本で見たことがない。異様としか言いようがない。世論が反応し、野党が抗議した。

この光景に「あれは、ない。ちょっとおかしいと思う」と自民党の小泉進次郎が感想を言った。バカを言うでない。進次郎はあのとき、他の自民党議員と一緒に起立して拍手を送っていたではないか。記者の追及を受け進次郎は「私もびっくりして、つい立ってしまった」と白状した。何がびっくりだ。驚いたのはこっちだ。こやつは常にこの調子だ。

原発の再稼働にも賛成しておきながら「後講釈」をする。いい子になろうとする。テレビなど一部マスコミは何かと言うと知名度があるという理由で小泉進次郎を取り上げチヤホヤする。とんだ食わせ者だ。(基本文献-半歩前へⅡ)



<“万引き老人”増加に高齢者の壮絶な貧困!安倍は「高齢化はボーナス」発言>

安倍(独裁)総理は9月21日夜、アメリカ・ニューヨークでの講演で、日本の高齢化や人口減少について「重荷ではなくボーナスだ」等と強調。こう語ったらしい。「日本はこの3年で生産年齢人口が300万人減少したが、名目GDPは成長した」相変わらず、この男は日本の現実に向き合おうというつもりがないらしい。名目GDPが僅かに増えているのは、富の集中と格差の結果であって、貧困はどんどん進行しているのに、どうやったら、こんな寝言のようなことを口にできるのか。事実、生産年齢を超えた高齢者達は今、とんでもなく悲惨な状況に陥っている。例え真面目に働き多少の蓄えがあっても、病気や配偶者の死別、子供のリストラ等で、この国の高齢者はあっという間に下流老人となってしまう。こうした日本の縮図の一つが高齢者の万引きだ。近年、万引きは減少傾向にあるが、しかし高齢者に限って言えば増加しており、警視庁の調査でも摘発された総数の3割もが65歳以上の高齢者だという結果が出ている。また万引き高齢者の70%以上が無職で生活保護受給者も11.3%に上り、万引きするのは食料品が圧倒的だという。16年に亙り“万引きGメン”として現場に立ち続け、またフリーライターでもある伊東ゆう氏の『万引き老人』には、高齢者達の絶望的貧困と悲壮感さえ漂う万引きの事例が紹介されている。

東京下町のスーパーマーケットで酒や寿司、鰻の蒲焼きなど7000円以上を万引きした71歳男性の動機も壮絶なものだった。〈痩せて突き出たように見える老人の目はうつろで呼吸も荒い。枯れ木のように細い身体はふらついており、今にも倒れそうな雰囲気だ。〉老人の所持金は僅か300円。

しかも医師からは余命3カ月を告げられた末期のガン患者だという。

「死ぬ前に、好きなものを目一杯食べてやろうと思って…」この老人は孤児院育ちで身寄りがなく、勤めていた製靴会社が倒産した事で妻とも離婚、生活保護を受給しながら簡易宿泊所で生活しているという。

決まりだから警察を呼ぶという伊東氏に、この老人はこう答えている。「全然、かまわないよ。今、住んでいるところもブタ箱と変わらないから…」また都内スーパーでヨーグルトやマンゴープリンなど乳製品ばかりを1200円ほど万引きした老女の動機ももの悲しい。「難病を抱えた息子と二人で暮らしているものですから、生活が苦しくて…」難病の息子を抱え、数年前に夫を亡くしたという老女。パートで生計を立てながら生活保護も受給しているというが、それでも生活は苦しい。しかも乳製品ばかり万引きしたのは息子の食事のためだという。「身体が不自由な息子は、自分で噛むこともできないので、固形物が食べられないのです。

お店には申し訳ないと思いつつも、息子の命を救うためだと思って、息子が食べられるモノだけを盗んでしまいました。私が警察に連れていかれたら、あの子は生きていけません。どうか警察だけは…」老女は土下座して何度も謝り続けたという。また刑務所に入るために万引きする俗称「志願兵」という老人も存在する。都内繁華街の大型スーパーで弁当など600円ほどを万引きした77歳の老人は万引きの動機を平然とこう語っている。

「10日ほど前に拘置所から出たばかりなのだけど、メシは食えないし、寝るところもないから戻りたいんだ」老人はこれまでにも窃盗や傷害、強制猥褻等で3回の懲役を勤めたが、頼れる身内もなく住む家も金もない。

更生施設の暮らしも余程、嫌な事があり脱走したようだ。「オレ、執行猶予中だから、逮捕してもらえるよな?」老人は駆けつけた警察のパトカーに嬉しそうに乗り込んで行ったという。〈刑務所に入れば、衣食住の心配はなく話し相手もいる。更にいえば刑務所の刑務作業で少ないながらも金を貯める事ができる。彼のように金も頼る相手もいない老人にとって、刑務所はむしろ居心地のいい場所なのかもしれない。罪を犯した者を更生させるはずの刑事施設が、無料のケアセンターと化している現実があるのだ。〉同書には、他にも数多くの万引き高齢者の事例が紹介されているが、その多くは病気、離婚、死別、破産、被災、詐欺被害、生活保護等、まさに“下流老人”の全ての要素が詰まっている。〈警視庁は万引きを法律や社会のルールを守るという「規範意識」の低さが生む罪だと訴え続けている。だが貧困や空腹は人の規範意識など軽々と吹き飛ばす。〉

空腹のため、事務所に連れて行かれるなり、コロッケや弁当を貪り食う老人の事例もあった。更に貧困に加え高齢万引き犯の多くは孤独だ。

〈何らかの理由で家族や頼れる身寄りがなく、一人施設で暮らす老人とも随分、会ってきた。彼らと話をすると、誰も受け止めてくれない寂しさや憤りを、万引きすることによって社会にぶつけているように感じることもある。「久しぶりに人と話せてよかった。ここに来れば、また、あんたに会えるかい?」。自分が捕まえた老婆から、再会を希望された時には、人と話したいがために万引きしているかのように聞こえて戸惑いを覚えた。

この社会に埋もれて見えない老人達の孤独や貧困が本来、善良であるはずの人間を万引きに走らせている側面は否定できない。〉もちろん生活苦だけでなく、一定の収入がありながら万引きを繰り返す事例もある。

それが近年注目される「万引き依存症」(クレプトマニア)という精神疾患だ。モノを盗む衝動を抑えられず、窃盗により快感や満足、解放感を得るのが特徴の万引きで、圧倒的に女性が多く、過食症や拒食症等と合併するものだが、しかし高齢者の万引きの背景には圧倒的な“貧困”と“孤独”がつきまとう。しかも警察は身寄りのない高齢者やホームレスを扱う事を嫌がるため、これでも実は逮捕率は低く、実際には数十から数百倍もの万引き老人が存在すると著者は分析する。年々、増加傾向にある高齢者の万引き事案。ある者は開き直り、ある者は土下座を繰り返す。

内閣府の調査では65歳以上の貧困率は22%という驚愕の結果が出ており、それは今後90%にまで及ぶという予測さえある。福祉や社会保障を軽視し続ける安倍政権に、万引きせざるを得ない高齢者の貧困や孤独など理解できないのだろう。こうした現状は、まさに姨捨山の国ニッポンというほかない。(リテラ)



<首相の災害視察は盟友の選挙区応援だった>


出掛けようと思ったら、友人から電話で貴重な情報が飛び込んだ。9月14日に安倍晋三が北海道を訪れた目的は、台風10号による豪雨災害の視察に名を借りた「盟友の選挙区応援」だったというのだ。 外出を中止して、パソコンの前に戻った。日本の食糧庫である十勝地方は過去に例のないゲリラ豪雨で壊滅的な被害を受けた。JR根室本線をはじめ各所で橋梁が流され、線路は宙づり。鉄道の不通が続いている。 幹線道路も随所で路肩がえぐり取られ、普及の目途さえつかない状態だ。日勝峠等は今も通行止めだ。そうした中で安倍(独裁)総理は14日、北海道帯広市を訪れた。NHKが映し出す映像は物々しい災害服姿。

しっかり被災地を見て回ったと思っていた。ところがさにあらず、首相は羽田から自衛隊機で帯広空港に着くと、自衛隊のヘリコプターで空から視察しただけだった。しかも“視察”時間は僅か30分程度だ。これで広大な十勝地方の被害が分かるといえるのか?その後、申し訳程度に農業関係者と懇談。昼飯を済ませた後、午後2時31分には羽田に舞い戻った。

安倍晋三の”視察”に被災者は「チラッと空から見て何が分かるのか?」と不快感を示したという。友人は電話で、帯広にやって来た目的は「災害視察に名を借りた中川郁子へのテコ入れだ」と言った。彼女は北海道11区選出の自民党所属の衆院議員。夫の昭一の急死で身代わり議員となった。故中川昭一と安倍晋三は「兄と弟」のような関係だ。昭一の葬儀での安倍の弔辞にこんな件がある。「私が初めて選挙戦に臨んだ際、昭一さんは当選3回でした。まだ、ご自分の選挙に集中しなければいけない中で、貴方は私の選挙区まで脚を運び、心に沁みる応援演説をして下さいました。(中略)自民党の党綱領から、憲法改正の柱が削除されそうになった時、昭一さんは当時の重鎮を向こうに回し、堂々と立派に戦い・・・」これから見ても分かるように中川昭一とは切っても切れない関係だ。

その未亡人が中川郁子だ。が、彼女は相次ぐスキャンダルで、野党の出方次第で次の選挙は「危ない」と言われている。妻子ある同僚議員との不倫のうえ、路上キスまで発覚。野党の追及を逃れ緊急入院した。

ところが今度は、病院のベッドの上で、あろうことかスパスパたばこを吸っていた。 このままでは選挙が危ないと、災害視察を理由に安倍晋三がテコ入れに入ったという訳だ。中川郁子事務所で確認したところ、郁子は晋三を乗せた自衛隊ヘリに同乗していた。今回の安倍(独裁)総理の“災害視察”は、中川郁子にとって強力な援軍となったようで、盛んに宣伝して回っている。因みに同じ台風被害を受けた岩手県岩泉町への視察は、悪天候を理由に取りやめた。岩手と言えば天敵、小沢一郎の王国だ。(半歩前へⅡ)

(民守 正義)