リベラル勢力総結集で政権交代!(404)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【朽ちた税制度】根本に立ち返るべき「ふるさと納税制度」/鷲尾香一(元ロイター通信編集員)》
6月1日に新制度がスタートした「ふるさと納税制度」が迷走している。
「ふるさと納税制度」は、2008年度税制改正で、都道府県・市区町村に対する寄付金税制の見直しにより創設された。2000円を超える寄付金について所得税および住民税から全額控除ができる。当初は、控除を受けるためには寄付を行なった翌年に確定申告を行なう必要があったが、15年度の税制改正でふるさと納税ワンストップ特例制度が設けられ、特例の適用を受けると確定申告が不要となった。しかし寄付金を求めて各自治体が返礼品を試行錯誤し、“過度な返礼品競争”が発生、総務省は15年4月に「換金性の高いプリペイドカード等や高額または寄附額に対し返礼割合の高い返礼品を送付しないこと」を自治体に求めた。
それでも返礼品競争が収まりを見せないことに業を煮やし、総務省は19年6月1日以降のふるさと納税に、①返礼品の返礼割合を納税額の3割以下とすること②返礼品を地場産品とすること─等の条件を満たす自治体を、ふるさと納税の特例控除が受けられる自治体として指定することを決め、大阪府泉佐野市など4市町が指定自治体から除外された。これに対して泉佐野市は、6月に総務省の判断は「自治体の自主性を尊重する地方自治法に反する」として、除外取り消し勧告を求め第三者機関である「国地方係争処理委員会」に審査を申し出た。
9月2日、国地方係争処理委員会は総務省の規制は、「法律違反の恐れがある」とし、分権の観点から規制の理由が乏しいと判断、総務相に対して30日以内の再検討を勧告すると決めた。確かに新たな「ふるさと納税制度」の問題点を指摘する自治体関係者は多い。
特に返礼品を地場産品に限定されたことで、「魅力的な地場産品がある自治体と、無い自治体では競争条件に不公平が生まれる」との声は多く聞かれる。
しかし一方では様々な問題も発生している。例えば岩手県八幡平市では、返礼品として提供した「地元産マツタケ」が県外産のもので、産地偽装していたことが明らかになり、逮捕者まで出た。岩手県花巻市では、返礼品としてエアソフトガンを提供、これに対して、返礼品として不適切との指摘がなされ、同市は返礼品から除外した。少子高齢化の中で、活力が失われ、衰退していく地方。それを補うために「ふるさと納税」を用いて自治体予算を嵩上げする気持ちも分からないではない。しかし「ふるさと納税で集まる寄付金が減ると行政サービスが低下する可能性もある」との自治体関係者の声には疑問を抱かざるを得ない。
果たして地方の行政サービスを「ふるさと納税」に頼る構図は正しい姿と言えるのか。
総務省は国地方係争処理委員会の勧告を受け再検討を行なう際には、根本に立ち返って、「地方分権」のあり方から「ふるさと納税制度」を考え直してみる必要があるのではないか。地方を活性化することは、日本経済の活性化の必須条件なのだから。
《【安倍ボロ改造内閣】改造から1カ月半、2人の閣僚辞任:安倍政権に打撃》
河井克行法相(56)=自民党、衆院広島3区=は31日午前、首相官邸で安倍(ボロ内閣)首相に辞表を提出した。同日発売の週刊文春が7月の参院選で初当選した妻の河井案里参院議員(46)=同、参院広島選挙区=の陣営が車上運動員に法定上限を超える報酬を支払った公職選挙法違反疑惑を報じたことを受け、法務行政への影響を考慮して責任を取った。
首相は後任に、森雅子元少子化担当相(55)=同、参院福島選挙区=の起用を決め、森氏は皇居での閣僚認証式を経て就任した。9月に発足した第4次安倍再改造内閣では、菅原一秀前経済産業相が公選法違反疑惑で25日に辞任したばかり。改造から僅か1カ月半で2閣僚が辞任し、安倍政権に打撃になりそうだ。河井氏は辞表提出後、記者団に疑惑について「私も妻も全くあずかり知らない。今後しっかり調査して説明責任を果たしてまいる」と語った。
一方、「法務行政に対する国民の信頼が損なわれてはならないと考え、妻と相談したうえ今朝決断した」と辞任の理由を説明した。その後、首相は記者団に、「(河井氏を)任命したのは私で、責任を痛感している。国民に深くお詫びを申し上げたい」と述べた。
相次ぐ閣僚辞任には「厳しい批判は真摯に受け止めなければならない」とも語った。
後任の森氏については「弁護士で、かつて(担当相として)特定秘密保護法を成立させた。法務行政を力強く前に進めていただきたい」と説明した。週刊文春は、案里氏の陣営が7月の参院選で車上運動員に対して公選法で定められた日当の限度額(1万5000円)を超える3万円を支払った疑いがあるとし、参院選は夫の河井氏が事実上仕切っていたと報じた。
この他ジャガイモ等の贈答品を地元有権者に贈った疑いもあると指摘した。
案里氏は31日にコメントを出し、「夫が大臣の職を辞する結果を招き、深くお詫び申し上げます」と陳謝。疑惑については「事務所運営や事務は、信頼できるスタッフにお願いしていた。事実関係の把握に努め、説明責任を果たしたい」とした。河井氏は当選7回。
副法相、首相補佐官、党総裁外交特別補佐などを務め、9月の内閣改造で初入閣した。
菅義偉官房長官を支える無派閥議員グループの取りまとめ役を務める。
菅原氏に続いて初入閣した菅氏側近が相次いで辞任する事態となり、菅氏の求心力にも影響しそうだ。案里氏は、広島県議を4期務めた。7月の参院選広島選挙区(改選数2)では、現職の森本真治(無所属)、溝手顕正(自民)両氏と案里氏の三つ巴となった。
自民党は広島県連が溝手氏を、菅氏が案里氏を支援して2議席独占を目指したが、激戦の末、溝手氏が落選した。2012年の第2次安倍内閣発足後、閣僚の辞任は10人目。
政治とカネの問題では14年10月、自身の関連政治団体による不明朗な会計問題が発覚した小渕優子経済産業相と、選挙区内で「うちわ」を配った松島みどり法相がダブル辞任。
15年2月には西川公也農相が国の補助金を受ける会社から献金を受けていた問題で、甘利明経済再生担当相も16年1月に建設会社からの金銭授受問題で辞任している。(参考文献-毎日新聞/文責:民守 正義)
《【琉球の魂】首里城炎上:ウチナーの誇り、一瞬で灰「悪夢のよう」「震え止まらない」》
沖縄の「魂」が炎上した。31日未明、那覇市の首里城正殿から上がった火の手は瞬く間に周囲の建造物を呑み込み、北殿や南殿等も焼け落ちた。琉球王国の政治や文化の中心として栄え、沖縄戦での焼失を経て復元された首里城はウチナーンチュの心のよりどころだった。
「悪夢だ」「信じられない」。多くの市民が闇夜に高々と燃え上がる炎を為す術もなく見上げ、悲しみに暮れた。池越しに望む首里城の鮮やかな景色で知られる首里城近くの池「龍潭」には、火災の一報を聞いた市民らが未明から次々と駆け付けた。
その一人、安村文代さん(75)は地元の首里高校を卒業し、再建の様子も見続けてきた。「首里城は沖縄の誇り。シンボルがなくなってしまった」。夫の両親は戦前の首里城で結婚式を挙げたほどで「家族の思い出も詰まっていたのに」と落胆した。
首里で生まれ育った自営業の仲村理さんは、火災現場が見える場所までバイクを飛ばし「悪い夢を見ているようだ」と絶句した。首里城では今週末、琉球王国時代の様子を再現した「古式行列」等が予定されていた。「首里の人にとっては年に一度の楽しみで、毎年見に行っていた。地元の自慢の世界遺産。生きている間に再建されるのだろうか」とショックを隠しきれない様子だった。近くの会社員の女性は午前3時過ぎに消防局員がマイクで避難を呼びかける声で目が覚めた。「自宅の屋上から見ると、竜巻のように炎が巻き上がっていた。『ボンボン』という建物が燃える音も聞こえた」と出火直後の様子を語った。
「震えが止まらない。戦争やいろんな事を耐えてきた沖縄の人にとって首里城はシンボルだった。皆、再建される首里城を見ながら、頑張って生きてきた」と話し、目に涙を浮かべた。2000年に世界文化遺産に登録された首里城跡は、年間300万人近くが訪れる沖縄観光の中心地でもある。県外客からも嘆きの声が聞かれた。年に数回は沖縄を訪れるという東京都日野市の藤戸毅彦さんは、首里城近くの公園から火災の様子を心配そうに見つめた。
「琉球の歴史に関心があり、昨年10月にも首里城を見学した。日本と中国双方の文化を感じられ、興味深い建物だった。せっかく、ここまで再建できたのに悲しい」
市民からは観光への影響を懸念する声も上がる。火の粉が舞う南殿の近くで火災の様子を見つめていた近くの無職の男性は「長い時間をかけて再建した県民の誇りだったのに。観光や経済に大きな影響が出るだろう。基地問題で政府と県が対立している中で再建は、されるのだろうか」と肩を落とした。首里城近くで化粧品販売会社を30年近く営む野原ゆき江さんは「琉球のシンボルである正殿等が復元された事で、国内や中国、台湾等の観光客がどっと増えた。今後、賑わいがどうなるのでしょうか」と気をもんだ。(基本文献-毎日新聞/管理者:部分編集)
■ことば-首里城:琉球王国の居城や祭礼の拠点として築城され、1879年までの約450年間、琉球王朝の中心だった。首里城公園ホームページによると、内郭(内側城郭)は15世紀初期、外郭(外側城郭)は16世紀中期に完成したが、1945年の沖縄戦を含め過去にも4度全焼した。順次復元が進められ、92年に本土復帰20周年を記念して国営公園となった。
2000年に首里城跡を含む「琉球王国のグスク及び関連遺産群」が世界遺産に登録。
同年の「九州・沖縄サミット」では社交夕食会も開かれた。
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