リベラル勢力総結集で政権交代!(274)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【イージスジョア配備】4つの問題点:国家財政、蝕むMD予算》
「イージス・アショア」。イージス(aegis)の語源はギリシャ語の「アイギス」、ギリシャ神話に登場する主神ゼウスの持つ盾のことだ。イージス艦が誕生したのは1983年。
高性能レーダーという「目」と艦対空ミサイルという「槍」を備えた「盾」。
アショア(ashore)は陸揚げの意味。つまりイージス・アショアとは「陸上配備型迎撃イージス」という意味だ。イージス艦の戦闘システムの内、BMD関連を陸揚げし陸上用に転用したものがイージス・アショアである。2017年8月29日、朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」)から日本列島超えの弾道ミサイルが発射された。
この発射を奇貨として8月31日、マティス米国防長官(当時)と電話会談した小野寺五典防衛相(当時)は、イージス・アショアの配備を切望していることを表明し、3ヵ月後の12月19日には、安倍内閣はイージス・アショア2基の導入を早々と閣議決定してしまった。
本稿ではイージス・アショアの抱える4つの問題を指摘したい。
<1兆円に水膨れ>
第1は、コストの問題である。17年8月末の防衛省の概算要求段階ではイージス・アショア1基約800億円と試算されたが、その舌の根も乾かぬ3ヵ月後の閣議決定時には、1基約1000億円に膨れ上がった。更に防衛省が19年1月8日に公表した中期防衛力整備計画(中期防)で示した主要装備品の単価一覧では、1基当たり約1224億円に。
この単価に初度費や技術支援費等を含めると1基1340億円。教育訓練費31億円、維持・運用経費1954億円を加えると、2基で4664億円となる。これに配備ミサイルSM3ブロックⅡAを48発(1発40~50億円)と想定すると1920~2400億円、更に垂直発射装置や施設整備費、燃料費等を加えると、7000~8000億円台まで積み上がる。
しかも昨年7月17日、防衛省のアショアの構成品選定諮問会議が、アショアに装備するレーダーの種類について、完成品であるレイセオン社製のSPY-6 ではなく未完成品のロッキード・マーチン製のLMSSRを採用することを決定してしまった。
LMSSRは未完成品であるため、諸試験の費用約5億ドル(600億円)が必要となる。
その上、米ミサイル防衛庁(MDA)は、日本の防衛省に対してLMSSRの性能を確認するために日本政府の負担でハワイにLMSSRのテスト試験場の建設まで求める厚かましさだ。
FMS(対外有償軍事援助)という米国の言い値で価格が決まるため、1兆円台に水膨れする可能性も否定できない。イージス・アショア等のミサイル防衛(MD)は04年度から日本で整備が始まり、その経費は19年度予算までに累計で2兆4834億円に達している。
MDは日本の国家財政を蝕んでいる。
<「電磁波」の恐怖>
第2は、深刻な電磁波問題である。イージスシステムは強力なレーダー波を発生させることから、電磁波による周辺住民の健康被害が懸念される。防衛省は18年6月1日、陸上配備型ミサイル迎撃システムであるイージス・アショアの配備候補地として陸上自衛隊の「新屋演習場」(100ヘクタール、秋田市)と「むつみ演習場」(200ヘクタール、山口県萩市・阿武町)の2ヵ所を公表した。日本海に臨む新屋演習場の周辺には民家や教育施設等が驚くほど密集している。たった300メートル先に県立秋田商業高や市立勝平中学・小学校があり、3キロメートル先には秋田県庁や市役所、電磁波の影響を受ける精密機器を扱う市立秋田総合病院等、県中枢部が存在する。どれくらいの電磁波が出るのか、防衛省は住民説明会でも一切明らかにしていない。防衛省は今年3月に電波実測調査を机上計算として実施したが、イージス・アショアとは数値がかけ離れていて意味がないと識者から指摘される。イージス艦のレーダー作動時には乗員の甲板外出が禁じられるほど、システムが発する電磁波は強い。
ハワイのアショア施設の周辺には「放射線危険区域」の警告表示が並んでいる。
米海軍が2016年からアショアの運用を始めたルーマニアでは、電磁波による健康被害等を配慮し、アショアの基地から住宅地までの距離を約4~9キロ離している。
しかし新屋演習場の場合、住宅街や教育施設から僅か300メートルという近距離。
ペースメーカーを付けている方に話を聞くと、レーダーを照射する際に電磁波が脇に飛びはねるサイドロープが恐ろしくて、とても生活できないという。
地元住民の不安の声は広がるばかりだ。
<朝鮮情勢に逆行>
第3は外交問題。18年4月27日の板門店宣言と6月12日の米朝首脳共同声明で大転換が進んでいる。朝鮮半島の非核化は紆余曲折が予想されるが、トランプ大統領が、70余年の歴代政権が続けてきた北朝鮮敵視政策を放棄することを金正恩朝鮮労働党委員長に約束している。
19年2月の第2回米朝首脳会談は物別れとなったが、歩みよりの可能性を残している。
イージス・アショアの配備は、こうした北東アジアの情勢に逆行している。ロシアのプーチン大統領も18年12月20日、イージス・アショアについて「米国の潜在的核能力の一部だ」と厳しく批判している。配備地域が敵国の攻撃のターゲットになるのは必至だ。
<迎撃率は未知数>
第4は、迎撃率の低さだ。弾道ミサイルは①発射から高空まで加速していくブースト段階②ロケットの噴射が終わり、大気圏外を飛行するミッドコース段階③大気圏に再突入し目標地点に加速していくターミナル段階─を辿る。現在、海上自衛隊のイージス艦が装備しているSM3は、ミッドコース段階での迎撃を狙う。大陸間弾道ミサイル(ICBM)は速度が秒速7キロ。音速(340メートル毎秒)の20倍の速さで、マッハ20で飛ぶ弾丸のようなものだ。
これを撃ち落とすということは弾丸で弾丸を撃ち落とすような離れ業だ。
新型SM3ならば対応できると防衛省は説明するが、17年2月と6月、18年1月、米ハワイ沖でイージス・アショアの試験場から発射されたSM3ブロック2Aの実験が実施されたが、2月は成功、6月は失敗、18年1月も失敗している。3回の試験で1回の迎撃成功となると、単純計算で迎撃率は33.3%。但し標的の発射時間と発射場所の正確な情報を伝えた上で、この数字である。実際には、弾道ミサイルの弾頭部分には「デコイ」と呼ばれる囮を打ち出す仕掛け等があり、迎撃率は、もっと低くなる。
《メモ》
【ミサイル防衛(MD)】=源流は1983年にレーガン大統領が提唱した戦略防衛構想(SDI)、別名スターウォーズ計画である。SDIは、高度2~3万キロの宇宙空間に配備した早期警戒衛星が、ICBMの発射を察知して人工衛星に搭載したレーザー兵器で敵ミサイルを破壊するというSF映画のような話。巨額予算を投入したが挫折した。クリントン米大統領は99年、SDIは終焉したとしてTMD(戦域ミサイル防衛)と米本土防衛のNMD(国家ミサイル防衛)を合体させてMDに再編した。日本は2004年にMDを導入。累計で2兆4834億円を費消し、国家財政を圧迫している。ミサイルの多弾頭化により迎撃率は低い。(基本文献-社会新報/管理者:部分編集)
《【辺野古基地-反対】政府が新たな護岸「K8」を使い工事を加速》
沖縄県の米軍普天間飛行場の移設計画で、政府は10日にも、名護市辺野古沿岸部で新たに建造中の護岸「K8」から土砂の陸揚げを始め、埋め立てを加速させる事が分かった。
沖縄県は、土砂陸揚げは護岸の目的外使用だとして行政指導する方針だ。また防衛省は4日開かれた「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」で、辺野古埋立ての1日毎の土砂投入量について「円滑な工事実施に支障を及ぼす恐れがある」として開示しない方針を示した。
「どんな支障があるのか」との質問にも、同じ言い訳を繰り返すだけだから、ふざけている。(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:部分編集)
《【引き裂かれた大地】南京大虐殺-証言集》
<国際安全区内や、その他の性暴力-元日本兵の証言3>
【証言1-3出口權次郎:南京戦当時-第16師団歩兵33聯隊第三大隊】
◎南京陥落後、そこら中で、強姦しとった。見境なしで強姦したら殺すんじゃ。
◎食べ物を農家に徴発するときに、女も徴発する。憲兵が来ても「叱られる」ぐらいや。
◎慰安婦・慰安婦言うて30人ぐらいの女を、大概の部隊が連れ回していた。わしらの部隊も慰安所を作った。慰安婦は皆、朝鮮人。慰安所を作っても強姦は減らへん。自慢しとる者もいた。街に行ったら、女を捜し出して「タダ」やもんな。もう無茶苦茶や。
◎本当は入ったらあかん難民区(金陵女子大学)に入って、女を選び放題。たまに中国敗残兵に殴られる事もあって、見張りを付けてやった。一個部隊毎に十数回は、行ってやった。女も「スーラ、スーラ(死了)」と脅かしたら、すぐやらせよった。
*本証言は、あまりにも「自慢話」として悲惨な行為が述べられており、耐えられず筆を止めた。
◎南京城陥落当日、先に入った他の部隊だが、千人ほどの中国人を映画館に詰め込んで、皆殺ししたという事。見に行ったら「まだ毒ガスが充満している」ということで、実行部隊警備に遮断された。我が部隊は下関(中国)に移動したが、とにかく死体が多かった。
◎その後、本来、立ち入り禁止区域の国際避難区-金陵女子大学付近の警備に着いたが、実際は「ちょっと入るで」と言って、特に将校連中が無茶苦茶で、女の子を無理やり連れ出し、強姦していた。本来、警備の任務にない師団(九師団・十六師団-三十旅団)もトラックでやって来て、嫌がって泣いている女の子を一台20人ぐらい載せて連れて行った。
◎特に南京陥落直後の女子暴行は激しかった。当時の日本兵はワシも含めて、中国人は「下等人間」だと思って人間扱いしなかった。今、思うと可哀そうやったと思う。
*管理者-ここでも先稿-天野中尉の蛮行証言(専属女性を連れ回し強盗等を行う)があるが、省略する。
◎南京入城前、中隊長から「強盗・強姦・殺人を許す」との命令が出て、ワシも掃蕩に入って、3人一組で金庫破りを行い、金目の物を皆、盗んだ。
◎南京城光華門で、一番乗りの事もあって、まだ中国兵が多く残っていて大激戦。
中国軍が降伏せんので、陸・海軍が飛行機で爆撃・掃討作戦に出た。
直ぐに南京城は陥落。南京城を入城して、中国兵を見つけては即、銃殺。
◎南京城周辺の村落に行って食料とクーニャン徴発。クーニャンは私設の慰安所に引っぱって行くか、その場で強姦。また揚子江川岸には沢山の死体を見た。中国兵や馬まで放り捨てていた。あの戦争は軍隊の横暴と思う。軍人が権力を握りバカな事をした。
◎ワシは古参兵から相当、酷い私的制裁を受けた。軍隊は酷いとこ。無い方がいい。
◎南京入城後、城壁周辺を見回って、食料とクーニャン徴発。南京城周辺の家に押し入って、大概、クーニャンを捜して、その場で強姦。南京には慰安所もあったが、多くはクーニャンを取り合って、強姦する。自分もやったが、何人やったか、わからんぐらいや。
◎揚子江川岸は死体だらけ。今から考えると野蛮な事をした。あれは侵略戦争や。
◎南京城に中国軍の抵抗を受けながらも侵攻。遂に揚子江まで侵攻したら、30mぐらい先まで川面が見えないくらい死体がギッシリ。中には、まだ生きている者がいて、小銃で撃ち殺した。
◎南京城付近のアンペラ小屋で駐屯。駐屯地に慰安所ができて、朝鮮の女の子15~16人を飼っとった。一~二週間ぐらいして飽きたら、また民家やお寺に行って、女を捜して強姦したい放題。自分は、せんかったけど、裸にして強姦した後、女の人を殺すのも、よくあった。
だから女の人の裸の死体も、よく見た。
◎北支に移動して銃剣で刺し殺す訓練をさせられた。訓練と言っても本当の中国人を十二~三名づつ分かれて刺していく。最初は大変やったけど、その内、慣れて何とも思わんようになる。慣れると戦争自体、怖くなくなる。あの戦争は侵略戦争だ。盧溝橋で収めておくべきだった。天皇陛下より自分の身が大切。「天皇陛下、万歳」で死ぬ人なんかおらん。
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(民守 正義)
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