リベラル勢力の再構築で安倍ファシズム政権退陣へ(26)
リベラル勢力の再構築で安倍ファシズム政権退陣へ(26)
《【虚像のアホノミクス】「日銀は死んだ」日本経済の転機(随想文)》
自殺である。個人の自殺は、些細な事で行われてしまう事が多く、なんて勿体ない、と第三者は思うし、周囲はやりきれない気持ちが残る。今日の日銀の自殺も全く同じだ。なんのために自殺したのか。全く理解できない。勿体ない。今日で日銀は終わってしまったのだ。日銀の死がこんな形で来るとは、思わなかった。やりきれない。本日、日本銀行は金融緩和の強化を決定し、公表した。それは、国債買入の増額でもなく、マイナス金利の深掘りでもなく、株を買うことだった。具体的には、ETFの買入額を6兆円に倍増させるものであり、それ以外の措置は、米ドルの調達の支援という、重要だがテクニカルなものであった。市場は、これに失望し、株価はいったん大きく下落、その後元に戻った。しかし、円高は進み、102円台を付け、その後、103円台に少し戻した。エコノミストや市場関係者、いわゆる有識者の反応は、物足りない、小規模緩和にすぎない、小出しの政策だ、量的緩和の限界を認めたことになる、量も駄目、マイナス金利も駄目、ということを示したに過ぎない、という批判が相次いだ。
違う。日銀が力不足である、力の限界を見せた、力を使い果たした、というのではない。逆だ。自ら爆発してしまったのである。
<これは三途の川>
市場はETF6兆円なんて、ちっぽけなモノに過ぎず、それでは足りない、ということだが、それは間違いで、全く逆に、ETF6兆円等というものをしでかしてしまったのである。私の日銀の友人は、異次元緩和が始まった時に、ルビコン河を渡ってしまったんですよ、そうである以上、とことんやるしかない、と言った。私は、ルビコン河を渡った結果、どうなったか知っていて言っているのか、と反問した。今日は、三途の川を渡ってしまったのである。金融政策の目的とは何か。日本経済の健全な発展に資することである。物価の安定を図り、景気に不安があれば、金利の低下を通じて、企業や家計の消費や投資を刺激し、需要を増やすことである。株価のつり上げはどこにもない。株価を上げて、日本経済に何の意味があるのか。株価は低いより高い方が良い。消費も刺激される。
しかし、それは株価を無理に引き上げること、バブルを作ることではない。それは持続的でないし、実体経済は付いてこれないから、実際の経済には恩恵がない。経済が良くなって、その結果、企業の価値が上がり、株価全体が上がるということでしか、経済は良くならないのである。
デフレ脱却と株式の買い支えと何の関係があるのか。ない。
投機家が、政策によって株価が動く、しかも需給に直接響く、これは乱高下するネタが増えた、と喜ぶだけだ。今後も、政策決定会合ごとに、ETFの買い増しを催促する相場となるだろう。買い増しがなければ失望で暴落させ、あれば急騰させ、また催促のために材料出尽くしで下げさせる。それだけのことだ。株価変動が大きくなることは、経済にマイナスだ。不安定性を自ら増すことになる。そのコストとリスクを払って、実体経済には無関係な政策をとった。日銀は、実体経済を支える組織ではなく、「株価支援機構」に成り下がったのである。奇しくも、我々の年金資金を運用し着実に増やすことを委託されたGPIFが、株価支援機構に成り下がった結果、5兆円以上の損失を昨年度出してしまったことを発表した丁度まさに同じ日に、「株価支援機構」というニックネームを日銀は自ら進んで引き継いだのである。
<会見まで同じ時間>
GPIF理事長の記者会見と日銀黒田総裁の会見が全く同じ3時半だったというのは、魂がのり移ったことの証しだったのだろうか。
今後、日銀は全く政策の効果を発揮できなくなるだろう。中央銀行として、自らの存在意義、自国経済の健全なる発展という目的を捨て去り、存在意義を自ら葬り去ったのだから。来月のジャクソンホール、世界の中央銀行関係者だけの最も重要な集まりで、日本銀行の人々はどんな顔をして、仲間のセントラルバンカーに会うのだろうか。彼らに葬儀でもやって貰うのだろうか。
****
もう少し具体的に議論しよう。先ず日銀の黒田総裁は、ETF、株の買い増しだけを行う事をどう説明したのか。これがどうデフレ脱却、期待インフレ率の上昇にどう繋がるのか、どう日本経済を支えるのか。
彼は記者会見では「家計や企業のコンフィデンス(確信)の悪化を防ぎ、前向きな経済活動をサポートするため」と説明した。株価が一時的に上がる事が支えになるのか。日銀が株を買う事が、人々を前向きにするのか。企業や家計ではなく、短期トレーダーの間違いではないのか。
また経済前提として、新興国経済の減速や英国の欧州連合(EU)離脱決定等を挙げて「不確実性が高まっている」と強調した。だから、追加緩和、緩和策の強化が必要になった、という説明である。奇しくも米国中央銀行、FEDは昨日、世界市場の不安定要因はなくなった、リスクは低下した、と述べたばかりだ。震源地の欧州の中央銀行ECBも追加緩和はせず、直撃の英国ですらイングランド銀行は金利据え置きを決定したのに、である。何故、極東の日本だけが、英国EU離脱で危機になるのか。
新興国経済が何故、日本にだけ影響するのか。安倍首相の伊勢志摩サミットのデジャブである。 更に、そもそも、中央銀行で株式を購入しているのは、世界で日本だけである。日銀だけである。世界的には理解不能なのである。欧州はリスクのある国債を買って、国債市場の流動性を確保、金融の機能不全を解消し、米国では、金利低下で住宅投資を支えるために、住宅関連の長期債券を国債と共に買い入れた。
しかし社債を買い入れて、債券市場の金利低下を促す事はあっても、株式を中央銀行が買う例はどこにもない。 しかも6兆円という多額である。
更に日本の株式市場は、英国のEU離脱による下落を回復し、それ以前の水準に戻っているのに、である。 世界的には株価は米国等で史上最高値を更新しているときに、である。 全く意味不明の株式買入という追加緩和だ。これを行った理由を、敢えて日本銀行の執行部の立場に立って考えると、以下のようなストーリーしか思い浮かばない。
****
もはや金融緩和は限界だ。拡大して経済によいことはない。副作用、リスク、コストを考えると拡大するべきではない。一方、これで何もしないわけにはいかない。金融市場の怒り、暴落、円高も怖いし、官邸に対しても、何もしない、という訳にはいかないだろう。 何かは、アリバイ作りであったとしてもやらないわけにはいかない。では、何をするか。 先ず、もはや量的緩和は本当に限界だ。これ以上、副作用を大きくする訳にはいかない。とりわけ国債買い入れ増加額の増加は、政府の発表した28兆円対策と相まって、ヘリコプター・マネーの前哨戦を連想させる。 従って、これはできない。次にマイナス金利の拡大は、-0.1%から-0.2%への変更なら、殆ど効果もないが、実害もなく、金融政策の筋としても、金利引き下げだから、理論的には整合的だし説明もつきやすい。 最もまともだ。しかし金融機関、銀行の反発が怖い。前回、あまりに評判が悪く、三菱でさえ反旗を翻した。これは政府としても良くないから、官邸からも批判が来るだろう。だからできない。となると、質しかない。 ETFの買い入れなら、またマーケットの流動性はあるから買い入れは出来るし、額からいっても大した事はなく、殆ど実害はない。日銀の財務にとっても値下がりするとしても多少の事であり、減損額は生じたとしても殆どない。しかも株式市場は喜ぶ。米国にも為替操作と言われない。 誰にとっても悪くない。
経済政策として意味はないが、誰にも迷惑はかからない。非難されない。 副作用という実害ももっとも小さい。 殆どない。
これでアリバイ作りをしよう。
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こういう事ではないか。それが最悪なのだ。実害は日銀への信頼と金融政策の理念の死。自殺である。国債買い入れを増額しないのは良い。 当然だ。財政にも経済にもよくない。マイナス金利も拡大しない方が良い。これも当然だ。しかしETFを買って何になる。短期的な株価上昇だけだ。何のためだ。投機家達を喜ばせるだけだ。最悪だ。
株式市場、金融市場を弄んで、自分達の利益のためだけに、金融政策を動きづらくする。 そのような投機家のためだけに尽くす金融政策とは何なのだ。マーケットに屈したのか。それは考えられない。マーケットに屈する必要は1ミリもないからだ。ではマーケットに屈した官邸に屈したのか。慮ったのか。
<株価対策以外に説明できない金融政策>
最悪だ。そして株価にも直ぐに見放されるだろう。総会屋、ゆすりに屈したのと同じだ。例え、それが官邸経由、或いは勝手にそれを増幅させた日銀内部の慮りが理由であっても。それを振り払うために、マーケットを支配してきた黒田総裁がいたのではなかったか。日銀もエコノミストも、経済学者も、まともな経済策論争も、言論も、全て今日死んだ。
本当の終わりが始まった。ヘリコプターマネーよりは実害は少ないが、日銀は、精神的に殺されてしまったのだ。日銀にとっては、終わりの始まりではなく終わりだ。今日は日銀の命日にとして歴史に刻まれるだろう。
【管理者:中央銀行としての日銀の本来使命放棄と「安倍」への子飼い化。そして「アホノミクスの失策・行き詰まり」が、実に鋭く指摘されている。年内までに国家経済が持つか?その事により安倍政権は持つか? この間の株価の乱高下。財政裏付けなく、また相当に見かけ上、巨額操作しているといわれているものの28兆円超の追加経済対策補正予算。 既に「国家経済破綻-日本発金融恐慌の入口に入っている」が国際的エコノミストの評価だ】(ニューズウィーク日本版)
《【マスコミの歪】朝日新聞は今もクオリティ紙と言えるか》
7月08日付「現代ビジネス」掲載「外国人記者は、なぜ東京新聞を「ダントツ信頼できるメディア」に選んだのか~独自記事の数から分析してみた」の主要点転載。
・雑誌プレジデント(7月18日号)が外国人記者の評価に基づいて「日本のマスコミ」信頼度ランキングンキングを実施、東京新聞がダントツの首位。具体的には、東京新聞は10点満点中の8.2点(米ニューヨーク・タイムズ紙の東京支局長を務めたマーティン・ファクラー氏ら3記者による平均値)。産経と朝日は5.0点で並んで2位、続いて毎日(4.3点)、日本経済(2.8点)、読売(2.3点)、NHK(0.7点)
・ファクラー氏ら3記者は東京新聞のウォッチドッグジャーナリズム(権力監視型報道)を評価。プレジデント誌上では「日本でベストの調査報道を展開している」「メディアの役割は権力側の話をオウム返しに繰り返すのではなく、それを監視し批判する事であるのを理解している」「ニューヨーク・タイムズを読んでいるようなリベラルな価値観を持っている」等とコメント。
・6月18日付の東京新聞朝刊。1面に4段見出しで「官邸前『脱原発』集会 200回に」という記事が載った。記事は次のように伝えている。〈 脱原発を訴え首相官邸前や国会周辺で毎週金曜夕方に開かれている抗議集会が17日、200回目を迎えた。参加者はドラムを鳴らしながら『地震の国に原発要らない』『川内止めろ』『伊方原発再稼働反対』と官邸に向かって声を合わせた。〉官邸が発信する情報だけでなく、相対するデモや集会など市民側の動きも1面できちんと報じる姿勢はいかにも東京新聞らしい。
・東京新聞が高評価の要因は他にもありそうだ。全国紙(読売、朝日、毎日、日経、産経)と東京新聞の6紙を選び、6月の1ヵ月間に亙って朝刊1面記事を点検してデータ化したところ、幾つかの指標で見て東京新聞がトップを走っているのだ。
・「オリジナルジャーナリズム」は「ここでしか読めない」。6月の各紙朝刊1面を比べたところ、記事全体に占めるオリジナルジャーナリズムの割合が最も高いのは、毎日新聞と並んで東京新聞であることが分かった(記事本数ベースで算出)。
・6月の朝刊1面ベースで見ると、大きく上位グループの東京(32%)、毎日(32%)、産経(31%)、下位グループの日経(24%)、読売(22%)、朝日(21%)(孫崎享のつぶやき)
《【強権ヒットラー安倍政権】「沖縄-東村高江:オスプレイ用ヘリパット建設強行工事」関連動画ニュース等集》
<【弾圧】沖縄・高江で機動隊員が反対市民をぶん殴っている映像がTBSのニュースで流される!/健康になるためのブログ[http://健康法.jp/archives/19675]2動画有り>
<現地メディア:ニュース関連>
◆琉球朝日放送 9分11秒
『高江で強制排除始まる』
http://www.qab.co.jp/news/2016072281990.html …
◆RBC琉球放送
「工事再開の高江 きょう1日の動き」5分20秒
http://goo.gl/FKBCa4
◆沖縄テレビ放送ニュース」
「反対する住民を排除 ヘリパッド建設工事を強行」5分3秒
http://otv.co.jp/newstxt/index.cgi?code=20160722181517 …
【緊急速報1】新着!
沖縄-高江:強制撤去期限で緊迫
[琉球朝日放送 報道制作部 ニュースQプラス »]
http://www.qab.co.jp/news/2016072081916.html
【緊急速報2】新着!
[沖縄・高江]大変です!警察がひき逃げか?逃げ去る7/21
https://www.youtube.com/watch?v=N58VnQzOhD4&app=desktop
【緊急速報3】新着!
沖縄‐高江で機動隊が殺人行為!紐で女性の首を絞める!
[動画確認!]
https://www.youtube.com/watch?v=_GBrJqYhcmk
【緊急抗議行動】
上記【緊急速報】の拡散、抗議をお願いします!
●警察庁 03-3581-0141: ●沖縄県警 098-863-9110
●沖縄防衛局 098-921-8131:●防衛省 03-5366-3111
●内閣官房 03-5253-2111:●首相官邸 03-3581-0101
●外務省 03-3580-3311:●米国大使館 03-3224-5000
【ご案内1】新着!
「サダコの鶴〜地球をつなぐ〜」予告編
https://www.youtube.com/watch?v=_8n9fEArOPE
【ご案内2】動画:新着!
総統閣下は天皇陛下が生前退位の意向を示した事にお怒りのようです
www.youtube.com/watch?v=j-4sj5QSl5s
【ご案内3】新着!
動画「安倍首相が政治資金で『ガリガリ君』を買ったことを山本太郎が追及」
https://www.youtube.com/watch?v=lLI2q35qq4M]
【ご案内4】新着!
[古賀茂明氏:動画]謝れない安倍政権の無知と傲慢の暴走
https://www.youtube.com/watch?v=gMMAz8CWGK4
【ご案内5】新着!
「さとにきたらええやん」、しびれる「切り花の一生」
釜ヶ崎の「こどもの里」のドキュメンタリー映画
◆SHINGO★西成 / 切り花の一生
https://www.youtube.com/watch?v=H-sNaZT-8sc&sns=tw
SHINGO★西成 - 切り花の一生 歌詞&MV/テーマ:SHINGO★西成
http://ameblo.jp/miyu0728cbr/entry-11939722046.html
YouTube
◆SHINGO☆西成@2008.12.25 こどもの里 クリスマス
「諸先輩方からのお言葉」♪XmasLIVE
https://www.youtube.com/watch?v=KOvsaAE2t0M
◆446 & SHINGO★西成 / 「生きる」っていうこと 【MV】
https://www.youtube.com/watch?v=z5X328VWK1c
◆「TRY」SHINGO☆西成 詩の朗読@高砂中学校
詩とことば そして 歌とダンス
https://www.youtube.com/watch?v=5mRIqQBD_I4
◆「諸先輩方からのお言葉」SHINGO☆西成 通天閣パフォーマンス
https://www.youtube.com/watch?v=_kL4uoTB7ME
【ご案内6】新着!
【「ヒトラー『わが闘争』〜封印を解かれた禁断の書〜】
wrs.search.yahoo.co.jp/_ylt=A7dPLVjElo9XkwQAJheDTwx.
/SIG=12rqbj5ii/EXP=1469128836/**https%3A/www.facebook.com
/akihiro.yamaguchi.9699/videos/631741153642922/
【ご案内7】新着!
世界が泣いた「戦場に駈けるネトウヨ」
https://youtu.be/CnRLV0s0ooo
【ご案内8】新着!
総統閣下はヘリパッド建設の反対運動にお困りのようです
https://youtu.be/X75G_-ZoYss
【ご案内9】新着!
2016.7.25 高江ヘリパッド強行工事 ゲート前 山本太郎スピーチ
https://www.youtube.com/watch?v=aiyax0X1CXw&feature=youtu.be
【ご案内10】新着!
『チェ・ゲバラ広島に立つ』YouTube 〔http://nicotter.net/player.php?video_id=sm6185210〕
【お願い1】
三上智恵監督新作製作のための製作協力金カンパのお願い
『戦場ぬ止み』のその後―沖縄の基地問題を伝え続ける三上智恵監督が、年内の公開を目標に新作製作取り組んでいます。
製作費確保のため、皆様のお力を貸してください。
◎振込先‐郵便振替口座:00190-4-673027/加入者名:
沖縄記録映画製作を応援する会
◎銀行からの振込の場合は、銀行名:ゆうちょ銀行
/金融機関コード:9900/店番 :019
◎預金種目:当座/店名:〇一九 店(ゼロイチキユウ店)
/口座番号:0673027
◎加入者名:沖縄記録映画製作を応援する会
【お願い2】
[ナビラ募金]パキスタンでの戦争やテロによって教育を受けられなくなったナビラさんの兄妹たちが、教育設備の充実したペシャワールの「Smart School等」で寄宿舎生活により教育を受けることができるよう「ナビラ募金」を起ち上げ、早急な支援を実施していくことといたしました。年間で二百万円ほどの資金が必要です。募金先は、三菱東京UFJ銀行赤坂見附支店、普通預金口座0280580「一般社団法人現代イスラム研究センターナビラ募金」。
問い合わせは当センター☎042(426)8280までお願いいたします。
多くの皆様にご賛同頂き、ご協力を賜りたく思います。
《【虚像のアホノミクス】「日銀は死んだ」日本経済の転機(随想文)》
自殺である。個人の自殺は、些細な事で行われてしまう事が多く、なんて勿体ない、と第三者は思うし、周囲はやりきれない気持ちが残る。今日の日銀の自殺も全く同じだ。なんのために自殺したのか。全く理解できない。勿体ない。今日で日銀は終わってしまったのだ。日銀の死がこんな形で来るとは、思わなかった。やりきれない。本日、日本銀行は金融緩和の強化を決定し、公表した。それは、国債買入の増額でもなく、マイナス金利の深掘りでもなく、株を買うことだった。具体的には、ETFの買入額を6兆円に倍増させるものであり、それ以外の措置は、米ドルの調達の支援という、重要だがテクニカルなものであった。市場は、これに失望し、株価はいったん大きく下落、その後元に戻った。しかし、円高は進み、102円台を付け、その後、103円台に少し戻した。エコノミストや市場関係者、いわゆる有識者の反応は、物足りない、小規模緩和にすぎない、小出しの政策だ、量的緩和の限界を認めたことになる、量も駄目、マイナス金利も駄目、ということを示したに過ぎない、という批判が相次いだ。
違う。日銀が力不足である、力の限界を見せた、力を使い果たした、というのではない。逆だ。自ら爆発してしまったのである。
<これは三途の川>
市場はETF6兆円なんて、ちっぽけなモノに過ぎず、それでは足りない、ということだが、それは間違いで、全く逆に、ETF6兆円等というものをしでかしてしまったのである。私の日銀の友人は、異次元緩和が始まった時に、ルビコン河を渡ってしまったんですよ、そうである以上、とことんやるしかない、と言った。私は、ルビコン河を渡った結果、どうなったか知っていて言っているのか、と反問した。今日は、三途の川を渡ってしまったのである。金融政策の目的とは何か。日本経済の健全な発展に資することである。物価の安定を図り、景気に不安があれば、金利の低下を通じて、企業や家計の消費や投資を刺激し、需要を増やすことである。株価のつり上げはどこにもない。株価を上げて、日本経済に何の意味があるのか。株価は低いより高い方が良い。消費も刺激される。
しかし、それは株価を無理に引き上げること、バブルを作ることではない。それは持続的でないし、実体経済は付いてこれないから、実際の経済には恩恵がない。経済が良くなって、その結果、企業の価値が上がり、株価全体が上がるということでしか、経済は良くならないのである。
デフレ脱却と株式の買い支えと何の関係があるのか。ない。
投機家が、政策によって株価が動く、しかも需給に直接響く、これは乱高下するネタが増えた、と喜ぶだけだ。今後も、政策決定会合ごとに、ETFの買い増しを催促する相場となるだろう。買い増しがなければ失望で暴落させ、あれば急騰させ、また催促のために材料出尽くしで下げさせる。それだけのことだ。株価変動が大きくなることは、経済にマイナスだ。不安定性を自ら増すことになる。そのコストとリスクを払って、実体経済には無関係な政策をとった。日銀は、実体経済を支える組織ではなく、「株価支援機構」に成り下がったのである。奇しくも、我々の年金資金を運用し着実に増やすことを委託されたGPIFが、株価支援機構に成り下がった結果、5兆円以上の損失を昨年度出してしまったことを発表した丁度まさに同じ日に、「株価支援機構」というニックネームを日銀は自ら進んで引き継いだのである。
<会見まで同じ時間>
GPIF理事長の記者会見と日銀黒田総裁の会見が全く同じ3時半だったというのは、魂がのり移ったことの証しだったのだろうか。
今後、日銀は全く政策の効果を発揮できなくなるだろう。中央銀行として、自らの存在意義、自国経済の健全なる発展という目的を捨て去り、存在意義を自ら葬り去ったのだから。来月のジャクソンホール、世界の中央銀行関係者だけの最も重要な集まりで、日本銀行の人々はどんな顔をして、仲間のセントラルバンカーに会うのだろうか。彼らに葬儀でもやって貰うのだろうか。
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もう少し具体的に議論しよう。先ず日銀の黒田総裁は、ETF、株の買い増しだけを行う事をどう説明したのか。これがどうデフレ脱却、期待インフレ率の上昇にどう繋がるのか、どう日本経済を支えるのか。
彼は記者会見では「家計や企業のコンフィデンス(確信)の悪化を防ぎ、前向きな経済活動をサポートするため」と説明した。株価が一時的に上がる事が支えになるのか。日銀が株を買う事が、人々を前向きにするのか。企業や家計ではなく、短期トレーダーの間違いではないのか。
また経済前提として、新興国経済の減速や英国の欧州連合(EU)離脱決定等を挙げて「不確実性が高まっている」と強調した。だから、追加緩和、緩和策の強化が必要になった、という説明である。奇しくも米国中央銀行、FEDは昨日、世界市場の不安定要因はなくなった、リスクは低下した、と述べたばかりだ。震源地の欧州の中央銀行ECBも追加緩和はせず、直撃の英国ですらイングランド銀行は金利据え置きを決定したのに、である。何故、極東の日本だけが、英国EU離脱で危機になるのか。
新興国経済が何故、日本にだけ影響するのか。安倍首相の伊勢志摩サミットのデジャブである。 更に、そもそも、中央銀行で株式を購入しているのは、世界で日本だけである。日銀だけである。世界的には理解不能なのである。欧州はリスクのある国債を買って、国債市場の流動性を確保、金融の機能不全を解消し、米国では、金利低下で住宅投資を支えるために、住宅関連の長期債券を国債と共に買い入れた。
しかし社債を買い入れて、債券市場の金利低下を促す事はあっても、株式を中央銀行が買う例はどこにもない。 しかも6兆円という多額である。
更に日本の株式市場は、英国のEU離脱による下落を回復し、それ以前の水準に戻っているのに、である。 世界的には株価は米国等で史上最高値を更新しているときに、である。 全く意味不明の株式買入という追加緩和だ。これを行った理由を、敢えて日本銀行の執行部の立場に立って考えると、以下のようなストーリーしか思い浮かばない。
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もはや金融緩和は限界だ。拡大して経済によいことはない。副作用、リスク、コストを考えると拡大するべきではない。一方、これで何もしないわけにはいかない。金融市場の怒り、暴落、円高も怖いし、官邸に対しても、何もしない、という訳にはいかないだろう。 何かは、アリバイ作りであったとしてもやらないわけにはいかない。では、何をするか。 先ず、もはや量的緩和は本当に限界だ。これ以上、副作用を大きくする訳にはいかない。とりわけ国債買い入れ増加額の増加は、政府の発表した28兆円対策と相まって、ヘリコプター・マネーの前哨戦を連想させる。 従って、これはできない。次にマイナス金利の拡大は、-0.1%から-0.2%への変更なら、殆ど効果もないが、実害もなく、金融政策の筋としても、金利引き下げだから、理論的には整合的だし説明もつきやすい。 最もまともだ。しかし金融機関、銀行の反発が怖い。前回、あまりに評判が悪く、三菱でさえ反旗を翻した。これは政府としても良くないから、官邸からも批判が来るだろう。だからできない。となると、質しかない。 ETFの買い入れなら、またマーケットの流動性はあるから買い入れは出来るし、額からいっても大した事はなく、殆ど実害はない。日銀の財務にとっても値下がりするとしても多少の事であり、減損額は生じたとしても殆どない。しかも株式市場は喜ぶ。米国にも為替操作と言われない。 誰にとっても悪くない。
経済政策として意味はないが、誰にも迷惑はかからない。非難されない。 副作用という実害ももっとも小さい。 殆どない。
これでアリバイ作りをしよう。
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こういう事ではないか。それが最悪なのだ。実害は日銀への信頼と金融政策の理念の死。自殺である。国債買い入れを増額しないのは良い。 当然だ。財政にも経済にもよくない。マイナス金利も拡大しない方が良い。これも当然だ。しかしETFを買って何になる。短期的な株価上昇だけだ。何のためだ。投機家達を喜ばせるだけだ。最悪だ。
株式市場、金融市場を弄んで、自分達の利益のためだけに、金融政策を動きづらくする。 そのような投機家のためだけに尽くす金融政策とは何なのだ。マーケットに屈したのか。それは考えられない。マーケットに屈する必要は1ミリもないからだ。ではマーケットに屈した官邸に屈したのか。慮ったのか。
<株価対策以外に説明できない金融政策>
最悪だ。そして株価にも直ぐに見放されるだろう。総会屋、ゆすりに屈したのと同じだ。例え、それが官邸経由、或いは勝手にそれを増幅させた日銀内部の慮りが理由であっても。それを振り払うために、マーケットを支配してきた黒田総裁がいたのではなかったか。日銀もエコノミストも、経済学者も、まともな経済策論争も、言論も、全て今日死んだ。
本当の終わりが始まった。ヘリコプターマネーよりは実害は少ないが、日銀は、精神的に殺されてしまったのだ。日銀にとっては、終わりの始まりではなく終わりだ。今日は日銀の命日にとして歴史に刻まれるだろう。
【管理者:中央銀行としての日銀の本来使命放棄と「安倍」への子飼い化。そして「アホノミクスの失策・行き詰まり」が、実に鋭く指摘されている。年内までに国家経済が持つか?その事により安倍政権は持つか? この間の株価の乱高下。財政裏付けなく、また相当に見かけ上、巨額操作しているといわれているものの28兆円超の追加経済対策補正予算。 既に「国家経済破綻-日本発金融恐慌の入口に入っている」が国際的エコノミストの評価だ】(ニューズウィーク日本版)
《【マスコミの歪】朝日新聞は今もクオリティ紙と言えるか》
7月08日付「現代ビジネス」掲載「外国人記者は、なぜ東京新聞を「ダントツ信頼できるメディア」に選んだのか~独自記事の数から分析してみた」の主要点転載。
・雑誌プレジデント(7月18日号)が外国人記者の評価に基づいて「日本のマスコミ」信頼度ランキングンキングを実施、東京新聞がダントツの首位。具体的には、東京新聞は10点満点中の8.2点(米ニューヨーク・タイムズ紙の東京支局長を務めたマーティン・ファクラー氏ら3記者による平均値)。産経と朝日は5.0点で並んで2位、続いて毎日(4.3点)、日本経済(2.8点)、読売(2.3点)、NHK(0.7点)
・ファクラー氏ら3記者は東京新聞のウォッチドッグジャーナリズム(権力監視型報道)を評価。プレジデント誌上では「日本でベストの調査報道を展開している」「メディアの役割は権力側の話をオウム返しに繰り返すのではなく、それを監視し批判する事であるのを理解している」「ニューヨーク・タイムズを読んでいるようなリベラルな価値観を持っている」等とコメント。
・6月18日付の東京新聞朝刊。1面に4段見出しで「官邸前『脱原発』集会 200回に」という記事が載った。記事は次のように伝えている。〈 脱原発を訴え首相官邸前や国会周辺で毎週金曜夕方に開かれている抗議集会が17日、200回目を迎えた。参加者はドラムを鳴らしながら『地震の国に原発要らない』『川内止めろ』『伊方原発再稼働反対』と官邸に向かって声を合わせた。〉官邸が発信する情報だけでなく、相対するデモや集会など市民側の動きも1面できちんと報じる姿勢はいかにも東京新聞らしい。
・東京新聞が高評価の要因は他にもありそうだ。全国紙(読売、朝日、毎日、日経、産経)と東京新聞の6紙を選び、6月の1ヵ月間に亙って朝刊1面記事を点検してデータ化したところ、幾つかの指標で見て東京新聞がトップを走っているのだ。
・「オリジナルジャーナリズム」は「ここでしか読めない」。6月の各紙朝刊1面を比べたところ、記事全体に占めるオリジナルジャーナリズムの割合が最も高いのは、毎日新聞と並んで東京新聞であることが分かった(記事本数ベースで算出)。
・6月の朝刊1面ベースで見ると、大きく上位グループの東京(32%)、毎日(32%)、産経(31%)、下位グループの日経(24%)、読売(22%)、朝日(21%)(孫崎享のつぶやき)
《【強権ヒットラー安倍政権】「沖縄-東村高江:オスプレイ用ヘリパット建設強行工事」関連動画ニュース等集》
<【弾圧】沖縄・高江で機動隊員が反対市民をぶん殴っている映像がTBSのニュースで流される!/健康になるためのブログ[http://健康法.jp/archives/19675]2動画有り>
<現地メディア:ニュース関連>
◆琉球朝日放送 9分11秒
『高江で強制排除始まる』
http://www.qab.co.jp/news/2016072281990.html …
◆RBC琉球放送
「工事再開の高江 きょう1日の動き」5分20秒
http://goo.gl/FKBCa4
◆沖縄テレビ放送ニュース」
「反対する住民を排除 ヘリパッド建設工事を強行」5分3秒
http://otv.co.jp/newstxt/index.cgi?code=20160722181517 …
【緊急速報1】新着!
沖縄-高江:強制撤去期限で緊迫
[琉球朝日放送 報道制作部 ニュースQプラス »]
http://www.qab.co.jp/news/2016072081916.html
【緊急速報2】新着!
[沖縄・高江]大変です!警察がひき逃げか?逃げ去る7/21
https://www.youtube.com/watch?v=N58VnQzOhD4&app=desktop
【緊急速報3】新着!
沖縄‐高江で機動隊が殺人行為!紐で女性の首を絞める!
[動画確認!]
https://www.youtube.com/watch?v=_GBrJqYhcmk
【緊急抗議行動】
上記【緊急速報】の拡散、抗議をお願いします!
●警察庁 03-3581-0141: ●沖縄県警 098-863-9110
●沖縄防衛局 098-921-8131:●防衛省 03-5366-3111
●内閣官房 03-5253-2111:●首相官邸 03-3581-0101
●外務省 03-3580-3311:●米国大使館 03-3224-5000
【ご案内1】新着!
「サダコの鶴〜地球をつなぐ〜」予告編
https://www.youtube.com/watch?v=_8n9fEArOPE
【ご案内2】動画:新着!
総統閣下は天皇陛下が生前退位の意向を示した事にお怒りのようです
www.youtube.com/watch?v=j-4sj5QSl5s
【ご案内3】新着!
動画「安倍首相が政治資金で『ガリガリ君』を買ったことを山本太郎が追及」
https://www.youtube.com/watch?v=lLI2q35qq4M]
【ご案内4】新着!
[古賀茂明氏:動画]謝れない安倍政権の無知と傲慢の暴走
https://www.youtube.com/watch?v=gMMAz8CWGK4
【ご案内5】新着!
「さとにきたらええやん」、しびれる「切り花の一生」
釜ヶ崎の「こどもの里」のドキュメンタリー映画
◆SHINGO★西成 / 切り花の一生
https://www.youtube.com/watch?v=H-sNaZT-8sc&sns=tw
SHINGO★西成 - 切り花の一生 歌詞&MV/テーマ:SHINGO★西成
http://ameblo.jp/miyu0728cbr/entry-11939722046.html
YouTube
◆SHINGO☆西成@2008.12.25 こどもの里 クリスマス
「諸先輩方からのお言葉」♪XmasLIVE
https://www.youtube.com/watch?v=KOvsaAE2t0M
◆446 & SHINGO★西成 / 「生きる」っていうこと 【MV】
https://www.youtube.com/watch?v=z5X328VWK1c
◆「TRY」SHINGO☆西成 詩の朗読@高砂中学校
詩とことば そして 歌とダンス
https://www.youtube.com/watch?v=5mRIqQBD_I4
◆「諸先輩方からのお言葉」SHINGO☆西成 通天閣パフォーマンス
https://www.youtube.com/watch?v=_kL4uoTB7ME
【ご案内6】新着!
【「ヒトラー『わが闘争』〜封印を解かれた禁断の書〜】
wrs.search.yahoo.co.jp/_ylt=A7dPLVjElo9XkwQAJheDTwx.
/SIG=12rqbj5ii/EXP=1469128836/**https%3A/www.facebook.com
/akihiro.yamaguchi.9699/videos/631741153642922/
【ご案内7】新着!
世界が泣いた「戦場に駈けるネトウヨ」
https://youtu.be/CnRLV0s0ooo
【ご案内8】新着!
総統閣下はヘリパッド建設の反対運動にお困りのようです
https://youtu.be/X75G_-ZoYss
【ご案内9】新着!
2016.7.25 高江ヘリパッド強行工事 ゲート前 山本太郎スピーチ
https://www.youtube.com/watch?v=aiyax0X1CXw&feature=youtu.be
【ご案内10】新着!
『チェ・ゲバラ広島に立つ』YouTube 〔http://nicotter.net/player.php?video_id=sm6185210〕
【お願い1】
三上智恵監督新作製作のための製作協力金カンパのお願い
『戦場ぬ止み』のその後―沖縄の基地問題を伝え続ける三上智恵監督が、年内の公開を目標に新作製作取り組んでいます。
製作費確保のため、皆様のお力を貸してください。
◎振込先‐郵便振替口座:00190-4-673027/加入者名:
沖縄記録映画製作を応援する会
◎銀行からの振込の場合は、銀行名:ゆうちょ銀行
/金融機関コード:9900/店番 :019
◎預金種目:当座/店名:〇一九 店(ゼロイチキユウ店)
/口座番号:0673027
◎加入者名:沖縄記録映画製作を応援する会
【お願い2】
[ナビラ募金]パキスタンでの戦争やテロによって教育を受けられなくなったナビラさんの兄妹たちが、教育設備の充実したペシャワールの「Smart School等」で寄宿舎生活により教育を受けることができるよう「ナビラ募金」を起ち上げ、早急な支援を実施していくことといたしました。年間で二百万円ほどの資金が必要です。募金先は、三菱東京UFJ銀行赤坂見附支店、普通預金口座0280580「一般社団法人現代イスラム研究センターナビラ募金」。
問い合わせは当センター☎042(426)8280までお願いいたします。
多くの皆様にご賛同頂き、ご協力を賜りたく思います。
[一般社団法人 現代イスラム研究センター]
*なお「現代イスラムセンター」理事長 宮田律さんは、「リベラル広場」とも友好関係にあり、以前にも投稿していただき、イスラム諸国の平和立国としての日本の価値と非武装・非軍事援助の重要性を「戦争関連法」反対の中で力説しています。
(民守 正義)
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